日産Be-1はバブル景気の絶頂期、1987年に発売された「パイクカー」(スタイリング優先の変わり種車)で、当時の日産がいかに自信と余裕があったかというのがわかります。
こうしたパイクカーは、このBe-1がある程度の成功を収めたせいか、日産からその後「パオ」(1989年)、「フィガロ」(1991年)と出てきます。
基本骨格は初代マーチ(1982年〜1992年)のものを使い、スタイリングデザインは各種のデザイナーを集めてコンペをおこない、その中から服飾デザイナーなどが中心に作ったB-1案を採用、車名の由来となっています。
販売台数は限定1万台とされ、予約は(表向きは)2ヶ月ですべて完売したと言うことです。
エンジンは1種類、987cc 直4OHC 52psで、ミッションはMTとATの2種類がありました。ボディカラーは特徴的な4種類で、中でもイメージカラーのパンプキンイエローは、こうした可愛らしい車によく似合っていました。
新車当時の販売価格は129.3万円(MT)〜134.8万円(AT)でしたが、2023年3月時点で程度がよい中古車は300万円を越えています。
パンフレット(カタログ)は、発売当時の1987年(昭和62年)1月版です。
写真は低画質ですので、写真下のリンクから高画質のPDFでご覧ください。変則的なパンフレット形状のため、一部に重複があります。
1970年代後半頃から80年代にかけて収集した新車のパンフレット(カタログ)を不定期にアップしていくというシリーズです。JPG画像やPDF画像を転載や他で使う場合は、出典とリンクを記載してください。 |
●次回予告
トヨタ T160型 8代目コロナクーペ●
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