「ラーメンも高くなったなぁ、、、」という愚痴やあきらめの声をよく耳にするようになりました。
確かに数年前までは、大衆的なラーメン一杯が千円を超えることはまずなかったのですが、今は当たり前になってきています。大盛りやトッピングの追加をすれば1,500円越えも普通になってきました。
一方では、効率化や多角化が図れる有名ラーメンチェーン店は健闘しているようですが、脱サラで始めたような個人商店のみならず、創業何十年という老舗ですら材料費や人件費などの高騰で厳しさを増しています。
「ラーメン店」倒産、前年比3割超の急増 過去最多を大幅更新(帝国データバンク 2025/1/7)
人件費や電気代、原材料コストなどが高騰する一方、「ラーメン1杯=千円の壁」に代表される価格転嫁の難しさで板挟みとなり、閉店を余儀なくされたケースが多くみられた。(中略)他業界に比べて値上げが難しい特有の事情も抱えるラーメン店業界では、各種コストの増加分を価格に転嫁できない中小店を中心に、2025年も倒産増加のトレンドが続く可能性がある。 |
それはともかく、物価に合わせて給料やボーナスが上がっていく公務員や大企業サラリーマンと違い、しがない年金生活者は、今までは手軽に食べられていた庶民的なラーメンが、高級料理になりつつあり、そう気軽に食べられなくなってきたなぁというのが実感で、単なる愚痴です。
それでは今回の麺食記です。
2月7日
中華そば しば田(小田急線 狛江駅北口前)
特製中華そば(豚チャーシュー) 1,680円




仙川(調布市)から昨年2024年9月に狛江へ移転してきた柴田貴史氏がオーナーの醤油ラーメンの有名店です。
平日、開店時間の11時に着いたら既に20名ほどの外待ちです。でも中は広く客の回転が早いと聞いていたのでせっかくなので並んでみました。想像ですが元は居酒屋さんが入っていたお店を居抜きで使っているようでゆったりした店内にはカウンター席とテーブル席が半々ぐらいあります。
約20分ほど並んで店内へ案内され、食券を買って10分ほどでできあがりました。来る前は標準の中華そば1,200円を食べるつもりでしたが、外で20分待たされたことで、ちょっとリッチな特製を選んでしまいました。行列は作戦かも知れません(笑)
特製は、チャーシュー1枚追加、味玉、ワンタンがトッピングされ480円分豪華盛りになっています。
麺は券を渡すときに「太麺か細麺か」を聞かれて細麺で頼みました。好みによるでしょう。
ややオイリーな醤油スープはコクがありとても美味しいものでした。ごくごく最後までいけちゃいます。熱々のワンタンややや太めでコリコリしたメンマも文句の付けようがありません。
麺の大盛り(200円)も考えましたが、噛み応えのあるチャーシューが3枚も入っていて前期高齢者の私には並で十分な量でした。もし特製でなければ大盛りでちょうどだったかも。
当初この店のチャーシューは鶏肉と思っていましたが、そうではなく基本はちゃんと豚チャーシューで、追加のトッピングや特製の時に鶏チャーシューも選べるということでした。スープには鶏だしが使われています。
さすがに2017年から7年連続で百名店に選ばれているだけの実力があるお店です。
◇ ◇ ◇
2月17日
富士タンメン 丸井溝口店(JR南武線・東急田園都市線 溝の口駅近く丸井2階フードコート)
鶏白湯タンメン950円税込み



本当は昨年9月に同じフードコート内にオープンした静岡に本部がある「富士タンメン」の系列店で、二郎インスパイアの「富士力屋」へ行く予定でしたが、なんと、「当面の間休業させていただきます」でした(その後完全撤退した模様)。
どうしたんだろう?バイトが集まらないってことなのかも。同じフロアにある「富士タンメン」はバイトらしき若い人が3人でまわしていました。
基本の鶏白湯タンメンには、モヤシ、キャベツ、ニンジン、ニラ、はくさい、そぼろがトッピングされ、それらととろみのある鶏白湯スープがよくマッチしていて、良い味を出しています。
別皿に好きなだけ盛ってきたおろし生姜とおろしニンニクを加えるとさらに味がシャキッとして、タンメンによくある野菜等の水分でスープの味が薄まってしまうこともなく最後まで美味しくいただけました。
この丸井2階のフードコート「はらっぱ」は、上記の「富士タンメン」、「富士力屋」の他にも、ラーメン専門店として「黄金の塩らぁ麺 ドゥエ イタリアン」、「らぁ麺ひがし田」、「京都らぁ麺 東山」のラーメン専門店と、専門店ではないもののメニューにラーメンがある店として「餃子の王様 龍吟」、「博多焼肉 HACHIHACHI」と全14店舗中7店舗でラーメンが味わえるというちょっとしたラーメンブームとなっています。
しかしこの2階のフードコート「HARA8(はらっぱ)」は、1階にある安くて大衆的なフードコートとは違い、なかなか店舗が埋まらず、数店舗分が空きのままです。
客としては平日はがら空きの席でゆっくりできて良いのですが、どうにも集客力が弱そうです。
◇ ◇ ◇
2月28日
矢野口バル&ラーメンやのけん(JR南武線矢野口駅すぐ近く)東京都稲城市矢野口364-3
特製トマトラーメン880円に、麺大盛100円 計 980円




夜はバーというか飲み屋さんになりますが、ランチタイムはお酒も飲めるのでしょうけど、一応ラーメン専門店です。夜は軽食以外にラーメンも食べられるようです。
駅前ですが、自転車やバイクが3〜4台分停められる駐輪場が店の横にあります。専用駐車場はありません。
今回食べたトマトラーメン以外にも無化調濃厚煮干ラーメンや、つけ麺、台湾まぜそばなどがありバラエティに富んでいます。
初めて来たのでボリューム感がわからず「並だと麺量はどうですか?」と聞いたら「やや少ないかも」と返事されたので、麺大盛りにしましたが、それでちょうど良い感じでした。
特製にのっているトッピングは、ルッコラ、ざく切り玉ねぎ、チャーシューなどで、トマトベースのやや酸っぱ辛いスープです。
イタリアンのスープパスタとラーメンとの中間で、麺はラーメンそのもので、スープにはダシの味付けも感じられます。
個人的には豚骨や醤油系ラーメンに飽きたときには十分アリだと思います。リコピンたっぷりで健康にも良さそうな気がします。
◇ ◇ ◇
3月7日
灼味噌らーめん 八堂八(ヤドヤ)(JR南武線、東急田園都市線溝の口駅近く)
灼味噌らーめん 1,200円+大盛り150円 計1,350円



季節は春になりましたが、今日みたいに寒い日は熱々の味噌ラーメンが食べたくなります。
昨年2024年12月に東京中目黒から移転してきた行列が絶えない味噌ラーメンの人気店です。
開店からしばらくは長い行列ができていましたが、3ヶ月近くが経ち少し落ち着いている感じです。
平日11時半の開店の15分前に到着しましたが、待ちの先客は1名のみ。開店時には待ちは6名(席は9席)で、11時半の開店直後に来れば並ばずに入れる状態でした。
味はちょっと甘ったるいスープが私の好みには合いませんでしたが、深い味とトッピングも丁寧に作られている感じがして高評価です。
麺もコシがあって美味しかったです。灼辛味噌らーめんにすりゃ良かったかな。
不覚にもスマホを忘れたので写真は同店のXの写真から拝借しました。
◇ ◇ ◇
3月14日
中華そば ひら井 たまプラーザ店(東急田園都市線 たまプラーザ駅近く)
チャーシュー中華そば1,090円




今年2月に「横濱家 たまプラーザ店」が閉鎖し、その跡地に居抜きで入った府中に本店がある有名店の姉妹店です。
たまプラーザのラーメン屋さんの中では、横濱家は家族連れも多く比較的健闘していたと思いましたが、突然の閉店でした。
平日の開店から15分後の11時15分に到着しすでに7人待ちでしたが、店内は広いので、客の回転が良く、およそ10分ぐらいで着席できました。ほぼ想定していた通りです。
この店はつけ麺が有名ですが、まだ寒い日だったので、熱熱中華そばです。つけ麺は極太麺ですが中華そばは細麺です。
スープは魚介系は使わず、牛豚鶏の動物系のみです。とろみがあり、味は違いますが、どこかしら天下一品のこってりスープを彷彿させるような感じです。
肩ロースとバラの2種類のチャーシューが別皿で出てきて、思っていた以上に分厚くボリュームがあり、麺やスープの量に対して多く、食べる順序としてチャーシュー→麺→チャーシュー→スープ→チャーシュー→メンマ→チャーシュー→麺という食べ方でないとチャーシューが残ってしまいそうでした。したがって麺量は並でしたが十分にお腹はふくれました。しかしアゴが疲れた。
この値段でこれだけチャーシューがたっぷりだとお得感があります。
◇ ◇ ◇
3月21日
麺ジャラスK(小田急線 成城学園前駅から徒歩15分ぐらい、世田谷通り沿い)
カレーラーメン 1000円

電車と徒歩で行くにはちょっと不便な場所ですが、店の横に専用駐車場が3台分あります。
言わずと知れた全日本プロレスの元人気プロレスラー川田利明氏のお店で、自ら厨房でラーメンを作っています。またTシャツを購入すると、一緒に写真を撮ってくれるサービスもあるようで、ファンの方は嬉しいでしょう。
平日の開店後すぐに着いたものの、女性スタッフから「満席なので外待ちしてください」と言われ、「待つのが嫌なら他へいってください」とあっさり告げられ、一見さんはあまり歓迎されていないようでした。
それでもせっかく来たので外で寒い中15分ぐらい待ったあと、誰も食べ終わって出てこないのに、中へ案内されたらカウンターの空き席が二席ありました。予約席で結局ノーショーだったのでしょうかね。
店内はいまだに、食べる時以外はマスク着用、黙食、オーダー後の追加注文は禁止、店に入るときは手のアルコール消毒が必須となっています。
そうしたルールを決めるのは店側の自由ですから嫌なら来なければいいだけでしょう。店に入る前にわかるよう、入り口の扉に大きく張り出してあります。
いろいろ書きましたが、肝心のカレーラーメンの味は、、、めちゃ美味しかったです。これは文句の付けようがありません。
苫小牧で食べた有名店「味の大王」のカレーラーメンよりも美味しい。悔しいぐらいスープには深いコクがあり、麺もちょうどよく茹でられ、トッピングもとても美味しいです。
ただ量は並では私にはやや少なくて、これだけ美味いなら大盛りにすべきだったと後悔しました。他のお客さんは、カレーラーメンとこれもお勧めらしい唐揚げを一緒に頼んでいる方が多かったです。
◇ ◇ ◇
中華そば 漣(さざなみ)(小田急線向ヶ丘遊園駅近く)
味玉 金目鯛中華そば 1000円 替え玉100円 計 1100円





駅前という立地なので専用の駐車場や駐輪場はありません。
お隣にある二郎系ラーメン店「ぶっ豚」とは経営母体が同じで、それぞれ違いを出したラーメン店を様々なブランドを組み合わせ、セットで展開しているようです。
ここでは「ぶっ豚」は肉肉しいのが好きな若者とガテン系、「漣」は鶏か魚介系スープの胃もたれが少なそうで高齢者や健康志向系って感じです。
「ぶっ豚」は以前調布店に行っているので今回は「漣」です。漢字一文字系と言われている店のひとつ「漣」は今のところ向ヶ丘遊園だけの展開です。
店の一番のお勧めは上州地鶏のスープと鶏チャーシューっぽいですが、鶏肉チャーシューを認めない私は金目鯛のお頭出汁スープと豚チャーシューです。その他伊勢海老出汁も選べます。
麺はツルツルの細麺、スープはあっさりした淡麗系で、ちょっと魚臭さがあるので、魚の匂いが苦手な人には向かないかも。またトッピングにチャーシューとは別に小さな鯛の切り身が乗っています。
替え玉は100円なのに普通の1玉?で、思っていたよりボリュームがありました。替え玉投入と同時に別皿で出てきたゆずと、カウンターに置いてある黒胡椒をまぶして味変して飽きずに最後まで美味しく食べられました。
【過去麺食記】
2024年12月〜2025年1月麺食記(美芳、池利 スープ素麺、のすけ、ナポレオン軒 、らーめん蓮、餃子の王将)
2024年10〜11月麺食記(たつみ、でこ、虎よし、宮崎らあーめん、軽波氏、だるま大使 無限、らーめんはうす)
2024年8〜9月麺食記(薫風、めじ、遊来區、日輪、善治、友、カルビの王国)
[PR] Amazon 医薬品・指定医薬部外品 売れ筋ランキング | |||
鼻水・鼻炎 便秘改善 肌・皮膚トラブル改善 | 睡眠改善 関節痛・神経痛 肩こり・腰痛・筋肉痛 | 胃腸改善 整腸剤 喉・口中改善 | 目薬 育毛・養毛剤 痛み止め |
◆ランエボからN-WGN経由ポロGTI日記 つるかめつるかめ INDEX