45年前に社会人になって最初に就いた仕事は、飛び込み営業がメインの仕事で、雨の日も雪の日も毎日何キロもの距離を重たい鞄を持って歩いていました。
嫌な思い出ばかりというわけではなく、長く歩いていると、様々な考え(アイデア)が自然にわいてくることがわかりました。
つまり机上でウンウン頭を抱えていくら考えても良いアイデアが出てこないのに、歩きながら考えていると思わぬ名案や解決策、思考法などが次々出てくるとわかりました。
よく「行き詰まったら、外へ出掛けて散歩でもすると頭がスッキリして良い」と言われますが、個人差はあるでしょうけど、私の場合は名案や難しい提案書の中身、そして特に新サービスなどのネーミングなどは営業で歩いている時にふと思いつくということがありました。
そして現在は、最初は人工股関節置換手術後のリハビリとして始めたウォーキングが、様々な思考の源泉となっています。
ただ困ったことに、ウォーキング中に「これはブログのネタにピッタリだ!」と思っても、帰ってクールダウンしているうちにすっかり忘れてしまっているということが多いので残念です。
アンデルセンが「旅をすることは生きることだ」、スティーブ・ジョブスが「「旅はそのものに価値がある」」、老子が「千里の道も一歩から」、寺山修司が「書を捨て旅に出よ」、伊集院静が「悩むなら、旅に出よ」など古くから旅に出る(外に出掛ける)ことを推奨する言葉や格言などがあり、また超高齢化社会においては高齢者に「長生きしたけりゃ外に出ろ」みたいなかけ声もよく聞きます。
しかし一方ではコロナ禍や夏の猛暑で「不要な外出を控えよう」みたいな風潮があり、これは国民を不健康にするだけのものではないかなと思ってしまいます。
コロナ禍でも屋外の人が少ない道をひとりで歩くのにマスクなど必要なくそれでなんの危険性はなく、夏の日中が暑ければ、夜明け近くの早朝なら気温も高くなく空気も澄んでいて気持ちよく歩けます。
リハビリで始めたウォーキングですが、健康法以上のメリットを感じています。
さて、今回の旧車・名車シリーズです。ウォーキング中に見かけたクルマ達です。
日産 ブルーバード 7代目 U11型 SSSワゴン


1983年〜1990年に販売されてた7代目のブルーバードワゴンの中で、1985年のMC後に追加された高性能ヴァージョンのターボSSS(スーパースポーツサルーン)です。
商用車としてよく売れていたバンの内外装を余計なお金がかからない範囲でちょっと豪華にし、エンジンもパワーアップして一丁上がり!という感じの日産のお手軽車種増加策のようなクルマです。
この時代にワゴン(と言っても商用バンと外見上はほぼ同じですが)にターボエンジンを搭載するなどユニークな存在でした。エンジンは1800ccツインカムターボです。
なおツーリングワゴンで有名なスバルは、その3年前の1982年にレオーネワゴンにターボエンジンを搭載していたので、それに触発されたのかも知れません。
1990年以降はブルーバードからワゴンとバンは切り離され、アベニールへ統合されていくことになります。
◇ ◇ ◇
マツダ・ロードスター 2代目 NB型


1998年にフルモデルチェンジし、2005年まで販売された2代目モデルです。
この2代目NB型のボディは、日本の5ナンバー小型車の枠(車幅)に収められていました。写真の車にはハードトップがかぶせられていますが、オリジナルはオープン&幌です。
エンジンは1.6Lと1.8Lの直列4気筒NAですが、1.8Lターボ過給モデルがモデル末期に追加されました。
次の3代目ロードスターがサイズやエンジンが大きくなったこともあり、この2代目ロードスターのファンが多く、中古車市場でもたいへん人気があります。
その反省もあってか、現行の4代目ロードスターはボディこそ3ナンバー枠ですが、エンジンはダウンサイジングして軽量で小気味よい走りを実現しています。
◇ ◇ ◇
日産 フェアレディZ 初代S30型

2シータ−オープンスポーツカーのダットサン フェアレディから、その発展系として初代のフェアレディZが登場したのが1969年のことで、その後1978年に2代目S130型へ変わるまで世界中で55万台、うち国内8万台というスポーツカーとしては華々しい記録を打ち立てた日本車として代表的なクルマです。
座席数は2シータ−と2by2の4座席仕様の2種類あり、エンジンは国内向けには2リッターと2.4リッター、輸出用として2.4リッター、2.6リッター、2.8リッターのいずれも直列6気筒です。
初代Zで有名なのはオーバーフェンダーを装着した240Zですが、もう一つ忘れてはならないのがZ432というスカイラインGTR用に開発されたプリンス側の高性能エンジンを、合併相手のダットサン側のZに搭載したことで有名です。合併の相乗効果が初めて表面化した出来事です。
◇ ◇ ◇
フォルクスワーゲン 4代目 9N型 ポロ


今年2025年はフォルクスワーゲンポロが誕生して50周年だそうです。、元々代々大きくなっていたフォルクスワーゲンの屋台骨ゴルフの弟分として登場したポロですが、ポロも徐々に大きくなってしまい、より小型のモデルも出てきました。
4代目9N型ポロは2001年から2009年に販売されていた輸入コンパクト車ですが、フォルクスワーゲンの輸入車にはさらにコンパクトな「ルポ」(後継は「up!」)という車種があります。
上記で触れたように元々フォルクスワーゲンのコンパクトカーと言えば「ゴルフ」(それ以前はビートル)でしたが、モデルチェンジごとに大きくなってきて、2代目ゴルフのサイズがこの4代目ポロのサイズとほぼ同じになっています。
私がいま乗っているのは5代目の6Rポロ(2009年〜2018年)ですので、これはその1代前のモデルということになります。
エンジンは国内輸入モデルは1.4と1.6リッターの2種類で、変速機はツインクラッチとスポーツモデルGTIにはマニュアルミッションもありました。
◇ ◇ ◇
マツダ SE3P型 RX-8


最後のセブンFD型RX-7の後継モデルとして2003年から2013年に販売されていました。
1967年に初めて登場したマツダ コスモスポーツ以来46年の歴史の幕を閉じた駆動用としては最後のロータリーエンジン車です。
エンジンは自然吸気の13B型でグレードにより最高出力は210〜250馬力ですが、ロータリーのなめらかな軽量エンジンということもあり、パワー以上の魅力がありました。
様々な外国の規制や保険の関係で、無理矢理とって付けたような狭い後席と観音開きで開く小さな後席用ドアはちょっと変わり種でユニークですが、どうせ後席に人は乗せない(乗れない?)のならそれは無駄って気もします。
日本で売れるより外国で売れる数のほうがずっと多いのでその外国の基準で作るしかなかった純国産車という悲しい歴史でもあります。
◇ ◇ ◇
トヨタ クラウン 5代目1974年〜1979年

写真のクラウンは5代目の後期、1978年の2度目のマイナーチェンジ後と思われます。一般的には社用として使われることが多い高級車はボディカラーは黒や紺色など濃い目のものが多いですが、珍しいホワイトで新鮮です。
当時は全車フェンダーミラーが標準で、写真にもフェンダーミラーの位置にフタがしてあるのが見て取れます。小さなドアミラーに変更されていますが車検には通るのでしょうかね?
エンジンは6気筒2.0と2.6リッター、4気筒2.0リッターと2.2リッターディーゼルがありましたが、メインは6気筒2.6リッターモデルがよく売れていました。
この時代では非常によく売れたモデルで、5年間で40万台以上が売れました。同時代のライバル車4代目330型セドリック(グロリア)が27万台でしたから大きな差を付けています。
◇ ◇ ◇
日産 シルビア 6代目 S14型1993年〜1999年


5年間に30万台が売れ大ヒットした前代のS13型シルビアから、1993年にバトンタッチしたのがこの6代目S14型シルビアです。
基本的にはキープコンセプトですが、全幅が5ナンバー枠を超え初の3ナンバーとなったシルビアで、剛性が大きく増し走りも熟成されてきましたが、人気はイマイチで、6年間の販売期間で前代モデルのわずか1/3の8.5万台に終わりました。
エンジンは2.0リッターのNAとターボの2種類で、前代にあった1.8リッターはなくなりました。駆動方式は当時徐々に減ってきたFRです。
日産の屋台骨ブルーバードは1983年から前輪駆動に切り替わっていますが、スカイラインやシルビアはスポーティがウリでもあるのでFRにこだわります。
そして1999年に次代の7代目S15型シルビアへバトンを渡しますが、その7代目シルビアはわずか3年で販売終了となりシルビアの歴史は終わります。
【過去旧車・名車列伝】
ブラオヤジ5(含む旧車)トレノ、レビンAE86、アコードエアロデッキ
ブラオヤジ4(含む旧車)ピアッツァ・ネロ、アルファロメオスパイダー
ブラオヤジ3(含む旧車)410型系ブルーバード、117クーペ XEなど
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