2006年以降、新築の家では全国各都市の条例により火災警報器の設置義務がありますが、同時に都市ガスやプロパンガスを利用する家には基本任意ですがガス漏れ警報器の設置が強く強く推奨されています。我が家は1992年(平成4年)築の建て売りの一戸建て分譲住宅なので、火災報知器の設置義務はなく、取り付けていませんが、ガス漏れ警報器だけは最初から付けて(付いて)います。
そのガス漏れ警報器は自動的に業者によって設置されていて、契約している東京ガスからガス料金とともにリース料として毎月請求されていました。多くの家ではおそらくそうなっているのではないでしょうか。
このガス漏れ警報器のリース契約というのがくせ者で、いわゆる一見便利で月数百円と安く思えるサブスクリプ契約ですが、少し調べると、自分で購入して取り付ければ、支払総額は半額ほどで済むことがわかります。そしてそうしたことはもちろん東京ガスやガス点検の代理店などから親切に教えてはくれません。
当初のガス契約は、ほぼ自動的におこなわれて、その中にガス警報器のリース契約もしれっと含まれていて、そうした契約は家人に任せていたことから長い間すっかりそのまま支払っていました。
騙されたとは言いませんが、設置が義務づけられているわけでもない警報器を、さも設置が当たり前のように高額で貸し付けるのはいかがなものでしょう。
15年ほど前に、ガス警報器の期限が来ている旨の通知があり、そこでふと気がついて、リース代総額がえらく高いことに気がつきました。
しかも、製品はガス会社向けに国内メーカーがOEMしているものと、一般通販などで販売されているものはまったく同じ製品があり、品質に差があるというわけでもありません。
そうしたことから、12年ほど前からは、東京ガスのガス漏れ警報器のリースを断り、自分で通販で購入し、設置(付け替えるだけ)しています。
ところでガス漏れ警報器について、ガス業者が取り付けるように当たり前のように促しますが、一般住宅では上記で書いたように設置義務の法律はありません。設置するかどうかはあくまで任意です。
法律や条令でガス漏れ警報器の設置義務があるのは、料理飲食店等業務用等施設建築物や特定地下室等などいくつかに限られています。
それでも、ガス事故はやっぱり怖いので、万が一のことを考えると、一般住宅でも火災警報器と共に設置はしたほうが良いでしょう。
ガス漏れ警報器の本体は、パナソニックや矢崎総業、新コスモス電機など、国産のものもあれば外国製(主に中国製)のものもあります。
注意することは、都市ガス用とLPガス用の2種類があります。両方で使える製品もありますが、設置場所は都市ガスは空気より軽いので天井に近い場所、LPガス用は逆に空気より重いので床の近い場所です。
国産品は、JIS規格や一般財団法人日本ガス機器検査協会(JIA)の検査品など一定の基準に合格していて性能に安心感がありますが少し割高です。信頼性からやはり検査に合格している国産品を選ぶ方が良いでしょうが、外国製がダメダメということではありません。
ガス漏れ警報器の構造はシンプルで、設置もいたって簡単にできます。価格は普及品を通販で買うと国産品で5千円〜8千円ほど、外国製だと2千円台からあります。
私が購入したのは、7,500円と少し割高ですが、国産メーカーの電池式で、火災警報器と兼用の都市ガス用ガス漏れ警報器です。この製品は、住宅用防災警報器(特例基準:CO反応式)検定と、一般財団法人日本ガス機器検査協会検査の合格品です。

電池式の良いところは、電源コンセントが近くになくてもどこにでも設置ができ、さらに大地震の後など停電時でも機能することです。最初は1個の電池で5年間も大丈夫?と思いましたが、出荷時点で10年以上は問題なく機能するそうです。それでも心配なら途中で電池だけを交換することも可能です。

ちなみにガス会社のリース契約だと、一般的なガス漏れ警報器で月300〜340円程度、火災報知器兼用タイプで350〜390円程度をガス会社に支払いますが、1回(5年間)の設置で300円×12ヶ月×5年で1万8千円ほどが5年間の総額負担となります。これは中止しない限り自動的に繰り返されます。

写真出典:東京ガス
ガス会社が提供する1万8千円の普通のコンセントタイプのガス漏れ警報器と、通販等で購入できる7千5百円の電池式で火災報知器も付いたガス漏れ警報器と、さてどちらを選びますか?
以前はガス漏れ警報器は、ガス漏れ検知だけの機能でしたが、最近は一酸化炭素や、煙、熱感知などをおこない火災警報器としても機能する複合式の製品も増えてきました。
これはこれで良いことなんですが、しかしいくら高機能な製品でも、残念なことに、ガス漏れ警報器は基本的に有効期間が5年間と定められていて、5年経つと異常がなくても交換することを求められます。
日本の家電製品で、(スマホやPCのような稼働時間が著しく多いモノは除き)5年で壊れてしまうような製品はなく、問題なく使えていても廃棄して新しく購入しなければならないのは複雑な思いです。
SDGsの観点からも、またプラスチックゴミやリチウム電池の廃棄処分問題などから、大きな無駄で環境に悪いのではないかと思います。
もし日本の全住宅6500万戸のうち、オール電化住宅など1割の住宅を除き、9割の家にガス漏れ警報器が設置されていたとして、それを5年ごとに交換すると、毎日3万2千個のガス漏れ警報器が廃棄されている勘定になります。毎日ですよ。年間にすると38万台が廃棄されていることになります。
5年で交換する根拠としてはセンサーなどの耐久性ということですが、もしそれが問題ないのなら、センサー部だけの交換や、簡単な清掃とチェック、電池交換で済ませれば良いことで、せめて本体はあと5年、計10年ぐらいは使えるようにするべきでしょう。
あれこれ利権が絡み、どんどん使い捨てしてもらうことで潤う人や天下りの団体があるのでしょうけど、よくわからない安全性という天の声を人質にとり、まだまだ使えるモノをどんどん捨てさせるルールを決めて、人々に強いることは常識的な世の中の趨勢に反し、やがてはそういう決めごとは信頼を失うことになります。
【 お勧めガス漏れ警報器 】
◇矢崎 都市ガス ガス警報器 YP-756F 日本製 CO警報器 ガス漏れ 不完全燃焼 複合型 石膏ボード用アタッチメント付き
◇矢崎 電源コード式 都市ガス ガス警報器 日本製 YF-814 ガス漏れ 警報器 省エネ コンパクト
◇新コスモス電機 プラシオ 日本製 一酸化炭素検知機能付き 家庭用 火災報知器 (熱中症/乾燥 お知らせ機能) 天井/壁掛兼用 SC-735
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