前回の「北海道一周ドライブ2024 その5(網走、根室、知床編)」では、天気には恵まれないものの、道東の知床半島と野付半島、根室半島を回りました。
==過去の記事==
北海道一周ドライブ2024 その1(出発編)
北海道一周ドライブ2024 その2(函館編)
北海道一周ドライブ2024 その3(松前・積丹・小樽編)
北海道一周ドライブ2024 その4(三毛別、宗谷岬、稚内編)
北海道一周ドライブ2024 その5(網走、根室、知床編)
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11日目は釧路湿原、阿寒湖、12日目は美瑛、富良野など、今回の北海道ツアーの集大成となります。
***【11日目】***
この日は海沿いの道を道東の大都市で直木賞作家の桜木紫乃氏の出身地で、その著作の多くに登場する釧路へ向かい、国立公園の釧路湿原や阿寒湖観光します。
まず釧路へ向かう途中にある「道の駅 厚岸グルメパーク」に寄り、なにかで絶品!と紹介されていた極ミルクソフトを食べました。北海道のソフトクリームはどこも美味しいです。
その後、まず釧路湿原の眺望として人気がある「細岡展望台」へ向かいます。この展望台へはJRの「くしろ湿原ノロッコ号」で「釧路湿原駅」まで行き、そこから15分ほど歩いて行く観光客が多いですが、クルマなら展望台まで徒歩30秒のところまで行けます。
ただし、途中から狭い未舗装の悪路となり、小雨降る中だったので水たまりもあり、クルマは泥だらけになりました。
釧路湿原 細岡展望台

晴れて霧もなければ良い景色なんでしょうけど、、、ちょと残念。でも、湿原の中をつらぬく蛇行した釧路川などは見られました。
次にグルッと回って湿原の反対側の「釧路湿原展望台」へ向かいます。細岡展望台から山の中を36km、およそ45分の道のりです。
釧路湿原展望台(急ぐ人はこの有料の展望台に上がって見学する)

「釧路湿原展望台」は3階にあり、そこへ上がるのは有料です。その日は霧が出ていてほとんど眺められないだろうと思いそれは敬遠し、その代わりに1周2.5kmの遊歩道を歩き、「たんちょう広場」まで行くことにしました。小雨降る中ご苦労なこってす。
しかし行って良かったと思ったのは、釧路湿原の中に入り込んだという実感がわくからでしょう。道は濡れている上に凸凹で坂道や階段もあり結構疲れましたが、クルマの運転ばかりでこった身体を動かすのに最適です。駐車場から1周するのにゆっくり歩いても1時間ぐらいです。


雨に煙る釧路湿原 丹頂広場(サテライト展望台)からの眺め

この日のランチは釧路湿原展望台から60km走った先にある、まりもで有名な阿寒湖まで足を伸ばし、阿寒湖アイヌコタン(集落)へ向かい、そこにあるレストラン「丸木舟」でコタン丼を食べました。
阿寒湖アイヌコタン

丸木舟


コタン丼は、行者ニンニクと豚肉などを卵でとじた丼で栄養満点な感じです。お値段は観光地料金ということもあり高くて1,800円
他のメニューでは、エゾシカの肉を使った野生丼や、えぞウグイのアイヌ風刺身パリモモルイベなど、他では滅多に食べられない料理もありました。
アイヌコタンをブラブラして、自分のお土産に鹿の角でできたアイヌのお守りを買いました

阿寒湖アイヌコタンはすっかり観光地化されていて、バスでやってきた団体さんなどはアイヌの古式舞踊などが見られるシアターなどに向かいますが、急ぎ旅なのでカットして次の「道の駅 阿寒丹頂の里」に向かいます。

この道の駅の周辺には、徒歩圏に「釧路湿原美術館」「阿寒国際ツルセンター」「阿寒マルシェ」などそれぞれ興味に応じた観光スポットがあります。
が、ここは道の駅でお土産を買い、ソフトクリームを食べ、次へ向かいます。
この後は、予定では先に中心街から少し離れているホテルにチェックインをする予定でしたが、朝早くスタートしたので時間に余裕があったので、先に早めの夕食のため釧路の中心街にある幣舞橋横の駐車場へ向かいました。
幣舞橋(ぬさまいばし)

橋の上には「道東の四季の像」

インドネシアのバリ、フィリピンのマニラと並び「世界3大夕陽」と言われている幣舞橋から見る夕陽は最高に綺麗だそうです。が、もちろんこの日は朝からずっと小雨模様で夕陽は見られません。
この日の夕食は幣舞橋の近くにある「泉屋総本店」で、釧路のソウルフード「スパカツ(トンカツのせ)」1,300円です。


熱々鉄板の上でジュージューパチパチ音を立てながら出てきます。この少し焦げた麺もまた香ばしくて良いものです。
その音です(食欲をかき立てる音が出ます)https://www.youtube.com/watch?v=iDWroJcftAs
食後、ポロGTIにもご馳走を与え(ガソリンを補給)、釧路湿原の悪路でドロドロに汚れたクルマをドライブスルー洗車機(500円)で洗ってからホテルにチェックインしました。
11日目の走行ルート
11日目の走行距離 309km(累計 2,655km)
***【12日目】***
いよいよ北海道一周ドライブも終盤に近づいてきました。泊まったホテルは朝食が無料でついていたので、今回の旅で初めてホテルバイキングの朝食を腹一杯食べ、今日は趣向を変えて海から離れた道央内陸部の美幌と富良野へ向かい帯広に泊まります。
当初、北海道の海沿いだけで旭川や富良野など道央へは行く予定はなかったのですが、この時期、有名なラベンダー畑は少し時期尚早ながら、様々な花が咲く農場が綺麗だと知りましたので、寄ることにしました。
そして今回は400kmを超えるルートを効率よく回るため、北海道では初めて有料の高速道路を利用します。道東自動車道で「阿寒」から「トマム」まで、通行料金は2,510円です(阿寒〜本別間は無料区間)。
最初に向かったのは、アップルOSの壁紙に使用されたりテレビで紹介されたことで、見る価値のある観光スポットとして割と最近有名になった「白金青い池」です。
道東自動車道トマムICで降りた後、富良野方向へ向かい、「道の駅 南ふらの」の前を通り、北海道ガーデン街道から道道253号線(道道東山富良野停車場線)へ入り上富良野町方面へ向かいます。その道がいかにも北海道らしい雄大で気持ちが良かったです。
北海道らしい道路の動画「(道道253号)」https://youtu.be/s9OB2aCAZio
青い池の少し手前に「道の駅 びえい 白金ビルケ」があり、多くのクルマがそこの無料駐車場へ吸い寄せられていきます。
しかしその道の駅からだと「青い池」まではまだ2kmほどの距離があり、歩いていくにはちょっと遠いです。そして「白金青い池」のすぐ近くにある美瑛町営の駐車場は有料で500円が必要です。ま、仕方ないです。2020年まではなにもない山の中ということもあり、駐車は無料だったんですけどね。来年ぐらいからはさらに入場税をとろうという動きがあります。
白金青い池

「池の水がなぜ青く見えるのか?」については、「アルミニウムを含んだ水」や「コロイド粒子の衝突」や「温泉成分」など、ややこしいので、詳しくは自分でお調べください。
売店で売っていたラムネ味の青い池ソフトクリームも買いたかったのですが、言葉が通じず一向に先へ進まない外国人の団体さんが列をなしていたのであきらめて次へ向かいます。

「青い池」とともに美瑛町で有名な観光地は、北海道のイメージ写真としてよく使われる、ラベンダー畑など四季折々の花を一面に植えた観光ガーデン「展望花畑 四季彩の丘」です。「富良野」といって隣町のこの美瑛町の「四季彩の丘」が紹介されることもあります。
四季彩の丘


紫色の一見してラベンダー?と見間違える花はサルビアです。
ラベンダーは?と言えば、6月25日時点でこんな感じです。

少し散歩して写真を撮りましたが、6月のこの時期はまだ名物のラベンダーが咲いていないので、駐車場料金500円は必要でしたが、入場料は無料でした(7月1日以降は入場料500円)。
次は北海道のイメージリーダー富良野市へ入り、ラベンダー畑で有名な「ファーム富田」へ向かいます。
ファーム富田のラベンダー畑

やはり見頃になるまではあと2〜3週間はかかりそうです。でもその頃はメチャ混みそうです。
せっかくなので、ラベンダーソフトクリームを賞味。ヒンナヒンナ

たぶん同じ系列と思われる「とみたメロンハウス」という立派な施設が隣にあります。

採れたてのゴージャスなメロンが販売されていますが、その場でカットメロンを食べることもできます。

お土産に何個か買って帰ろうと悩みましたが、値段を見ると1個で6千円、5千円と、観光バブリーな感じがしたのでパスしました。それが後に正解だったことになります(次回「その7」参照)。
そろそろランチの時間になり、事前に調べておいた富良野のスープカレーの有名店「ふらのや」へ向かいました。しかし、店に着いたら駐車場がガラガラだったのでアレレ?と思うと休業でした。
仕方ないのでプランBとして考えておいた近くにあるスープカレーではない普通のカレーで有名な「唯我独尊」へ向かい、混んでいましたがなんとか店前の駐車場に停められました。
食べたのは「自家製ソーセージ付きカレー」1,350円です。


少々高めですが、メチャうまカレーです。多くの客は「オム」(卵)をカレーにプラスしていたのでたぶんそちらがお勧めだったのかも知れません。カレールーのおかわりもライスが残っている限りいくらでもできます。これはお得感があります。
今回のツアーでカレーを食べた「道の駅北前船松前」の「うみかぜ食堂」や、宗谷岬の「ホタ亭」はここの店の爪の垢でも煎じて飲むべきでしょう。
その後は「富良野チーズ工房」を見学しましたが、ピザなどが食べられるレストラン以外、観光客は少なく閑古鳥でした。チーズ好きにはたまらない施設なのでしょうけど。私はあまり興味がないので見学はサクッと短時間で。

この富良野チーズ工房の近くにある新富良野プリンスホテルの周辺は、ちょっと昔の清里や軽井沢のようなメルヘンチックなリゾート地となっていて、テレビドラマなどでもよくロケに使われたりするようです。
おっさんひとり旅ではメルヘンはふさわしくないので寄りませんでしたが、お子さん連れやカップルの場合はぜひ。
一応これで美瑛、富良野観光は終わり、宿泊する帯広へ向かう前に映画「鉄道員(ぽっぽや)」で、主演の高倉健さんが駅長役を務めていた架空の「幌舞駅」として撮影で使われた「元JR幾寅駅」を見学してきました。

幾寅駅は今年2024年4月に廃駅となりましたが、記念として駅舎が残されています。
駅の横には同映画で使われた「キハ40」の車輌が置かれていましたが、保存状態はあまり良いとは言えず、あと数年で朽ち果ててしまいそうです。

この日の宿泊は、今回の北海道ツアーで北海道に泊まる最後の夜なので奮発して天然温泉ホテルに泊まりました。翌日の夜はフェリーの中です。
夕食は、帯広と言えば「豚丼」でしょ?ということで、ホテルから遠くはなく、駐車場があるお店を探し、十勝ばんえい競馬で有名な帯広競馬場近くにある「ぶた野家」へ行き「ミックス豚丼 普通盛」(1,100円)」を食べました。


バラ肉とロースの2種類の大きな豚肉が炭火焼きで6枚のっていて、その甘辛タレが絶妙でとても美味しかったです。「今ならライスを無料で大盛りにできます!」と言われましたが、ロカボの観点から遠慮しておきました。もう若くないのです、、、(2度目)
12日目の走行ルート
12日目の走行距離 420km(累計 3,075km)
「北海道一周ドライブ2024 その7(襟裳岬、日高、苫小牧編)へ続く
◇特別編 北海道一周ドライブ(2024年6月)まとめ1(観光先/費用編)
◇特別編 北海道一周ドライブ(2024年6月)まとめ2(食事編)
◇特別編 北海道一周ドライブ(2024年6月)まとめ3(給油/フェリー編)
◇特別編 北海道一周ドライブ(2024年6月)まとめ4(走行ルート編)
◇特別編 北海道一周ドライブ(2024年6月)まとめ5(お土産編)
北海道一周ドライブ2024 その1(出発編)
北海道一周ドライブ2024 その2(函館編)
北海道一周ドライブ2024 その3(松前・積丹・小樽編)
北海道一周ドライブ2024 その4(三毛別、宗谷岬、稚内編)
北海道一周ドライブ2024 その5(網走、根室、知床編)
北海道一周ドライブ2024 その6(釧路、富良野、帯広編)
北海道一周ドライブ2024 その7(襟裳岬、日高、帰着編)
【続編】北海道一周ドライブに持っていったモノ
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