2024年07月06日

北海道一周ドライブ2024 その3(松前・積丹・小樽編)




北海道一周ドライブ2024 その2(函館編)」では、函館に連泊してあちこち観光した模様を書きました。

***【5日目】***

この日の走行距離は約240kmと少ないので、朝はゆっくり函館を出発し、日本海追分ソーランライン(国道228号、国道229号、別名ニシン街道)を走り、5日目の宿泊地せたな町へ向かいます。

函館から小樽へ行くには最短のルートで高速道路を使えば233km、4時間ほどですが、今回は外周を巡るため海沿いの下道を473km走ることになります。

そこで小樽まで一気に走るのはちょっと厳しいのと、途中にある松前城や開陽丸記念館を見学したかったので、小樽までの中間地点にあるせたな町で一泊することにしました。

まず松前に向かう途中にある廃線になったJR津軽海峡線知内駅跡に作られた「道の駅しりうち」に寄り、すぐ近くを走る北海道新幹線の線路を展望台から見学しました。

ちょうど新幹線が通過する時間だったので通過するところを展望台から撮影できました。

hokkaido2024_201.jpg

そう言えば、9年前2015年に東北巡りをしていた時は、竜飛崎に向かう途中で青函トンネルの青森側の海底トンネル入り口を見ました。その時は通過中の列車の写真は撮れていません。

東北ツアー2015(青森、岩手)その3

函館から海岸線を約100km走ると松前町に到着します。松前町でガソリンを給油し、松前城(福山城)を見学します。駐車場は松前役場の横にある無料駐車場を使うと便利です。

hokkaido2024_202.jpg

日本のお城と言えば戦国時代から江戸時代初期までに作られたものが多い中、松前城は江戸時代末期の1855年に鎖国中の日本へちょっかいを出してくる外国船の備えとして作られた日本の城郭としては一番最後に建築された城です。

1868年の戊辰戦争の中で戦いの舞台を北海道に移した箱館戦争では五稜郭とともに、新撰組の副長土方歳三率いる幕府軍と新政府軍のあいだで激しい攻防戦が繰り広げられた場所でもあります。

明治時代には残っていた天守が国宝に指定されていましたが、1949年(昭和24年)に火事で焼失し、1960年(昭和35年)に現在のコンクリート造りの天守が再建されています。

松前城を見学したあとは、近くにある「道の駅北前船松前」でランチです。道の駅の中に入っている「うみかぜ食堂」は海を眺めながら食事ができる海鮮レストランです。

hokkaido2024_203.jpg

食べたのは松前名物のヤリイカを使ったヤリイカカレー1,200円

hokkaido2024_204.jpg

イカは良いのですけど、イカとカレールーの相性が悪いのか、カレーそのものが低レベルなのか不明ですが、この値段にしてはイマイチでした。カレーは甘口でしたが食レポは辛口です。

その後は引き続き日本海追分ソーランラインを海沿いに63キロ北上し、北海道の民謡「江差追分」の発祥地、江差町にある「開陽丸記念館」へ向かいます。

hokkaido2024_205.jpg

開陽丸は、江戸時代末期に幕府がオランダから購入した江戸幕府海軍の最新鋭木造フリゲート艦で、江戸城開城後も幕府軍は新政府へ引き渡しを拒否し、新政府軍と戦った箱館戦争の支援のためにこの地へやってきましたが、江差の近くに係留しているときに強風に見舞われ1868年に座礁、沈没します。

現在あるのはオランダに残されていた設計図を元に1990年に復元された船で、海底に沈没した開陽丸に残されていた遺留品などが引き上げられ展示されています。入館料は500円です。

hokkaido2024_206.jpg

hokkaido2024_207.jpg

hokkaido2024_208.jpg

遺留品の他、リアリティのある実物大の人形などを使ったなかなか気合いの入った展示で、これは見る価値があるものです。

またこの沈没した江差町には、座礁を聞いた土方歳三が嘆いて近くの松を叩き、それで曲がってしまったという伝説の「土方歳三 嘆きの松」があります。ユニークな伝説です。

hokkaido2024_221.jpg

せたな町へ向かう途中にある「道の駅 ルート229元和台」に寄り休憩しつつソフトクリームを食べました。北海道ではソフトクリームはどこで食べても美味しいと聞いていましたが、それは事実です。

その道の駅で目にしたのは犬を斜め後ろから見たような不思議な形の奇岩です。調べると「窓岩」という名前が付いていました。たまたまこの角度で見ると犬ですが、他の角度から見ると全然違うそうです。しかし尻尾の形なんか、、、

hokkaido2024_209.jpg

この日の宿泊先は、せたな町にある温泉ホテルです。せたな町は、開陽丸のある江差町から北へ80kmの距離で、海岸沿いを走ると函館と小樽のほぼ中間地点になります。

北海道には250近い温泉地があるそうで、この数は他の温泉地で有名な長野県や大分県などを上回り全国で最多です(源泉総数は全国3位)。広々とした温泉の浴槽につかると旅の疲れが癒やされます。

夕食はホテルのレストランとしてはリーズナブルな価格設定だったので、ホテル内のレストラン「まこまない」へ行きました。温泉につかったあとで、外に出て食事する意欲がなかったこともあります。

夕食に食べたのは地元のブランド肉、若松ポークマンを使ったトンカツステーキ定食1,230円と、同じくポークマン豚肉を使った焼き餃子ハーフ400円、ん?前日の夕食もロースカツ定食だったぞ!ま、いいか美味しかったし。

hokkaido2024_210.jpg

レストランの名称「まこまない」は、札幌市にある「真駒内」と同じですが、アイヌ語で「背後にある川」という意味で、せたな町にも同名の地名や真駒内神社などがあります。

また「せたな」という町名はひらがなで珍しいなと思いましたが、2005年に3つの町が合併し、そのうちのひとつ瀬棚町からとったもので、元はアイヌ語の「犬・川」を意味するセタナイが由来ということです(諸説あり)。北海道の地名の多くはアイヌの言葉からきています。

5日目の走行ルート


5日目の走行距離 242km(累計 901km)


***【6日目】***

朝食は前日にコンビニで買ったサンドイッチと牛乳で済ませ、せたな町のホテルを8時頃に出発し、海沿いに250km先の小樽へ向かいます。

普通の観光客なら、見どころの多い小樽で1日は観光するところですが、20年以上前に小樽に観光に来ているので、今回は小樽と、その先の札幌市内も観光の時間をとっていません。

海沿いルートにあった寿都町(すっつちょう)の弁慶岬の弁慶像
hokkaido2024_211.jpg

2日目に訪れた義経神社とこの弁慶岬。義経伝説のポイント2カ所目です(3カ所目はありません)。

積丹(しゃこたん)半島の先端近くにある有名な料理屋「お食事処りんこう(鱗晃)」で、ランチに海鮮丼(2,750円、但し支払いはホームページの割引クーポンを提示して5%OFF)をいただきました。
hokkaido2024_212.jpg

hokkaido2024_213.jpg

メチャ新鮮でバカうまです。この内容でこの価格は十分納得です。

ランチを食べた後、徒歩で「お食事処鱗晃」の横にある狭い手掘りの「島武威トンネル」をくぐり、絶景の島武意(しまむい)海岸展望台へ向かいました。積丹ブルーと言われる綺麗な海岸が有名です。

hokkaido2024_214.jpg

hokkaido2024_215.jpg

hokkaido2024_216.jpg

昔この近くに住んでいたという人が話していましたが、「昔はウニなんて買うものではなく、海岸へ降りて自由に捕って食べていた」そうです。

小樽市の市街地に着き、そこから少し離れたペンションへ向かう前に、小樽市内でガソリン補給と洗車、そして小樽で有名な「亀十パン」で夜食と朝食用のパンを購入します。

hokkaido2024_217.jpg

昭和な感じのお店ですが、自家製の20〜30種類のパンがズラリと並んでいて選ぶのに迷います。

左から、うぐいすあん、玉子サラダ、メンチ
hokkaido2024_218.jpg

夕食は先に一度チェックインをしてから、再びクルマで市街地へ戻り、「小樽あんかけ処 とろり庵」へ行き、「あんかけ焼きそば(醤油) 980円。

hokkaido2024_219.jpg

hokkaido2024_220.jpg

この日宿泊したペンションは、クルマがないとちょっと不便な場所にあり、それだけに穴場です。

ペンションには大浴場や温泉はありませんが、同じ敷地内にある隣のリゾートホテルの温泉施設が無料で利用できます。ペンション価格で高級リゾートの温泉に入れるってわけです。

6日目の走行ルート


6日目の走行距離 263km(累計 1,164km)

北海道一周ドライブ2024 その4(三毛別、宗谷岬、稚内編)」へ続く

特別編 北海道一周ドライブ(2024年6月)まとめ1(観光先/費用編)

特別編 北海道一周ドライブ(2024年6月)まとめ2(食事編)

特別編 北海道一周ドライブ(2024年6月)まとめ3(給油/フェリー編)

特別編 北海道一周ドライブ(2024年6月)まとめ4(走行ルート編)

特別編 北海道一周ドライブ(2024年6月)まとめ5(お土産編)


北海道一周ドライブ2024 その1(出発編)
北海道一周ドライブ2024 その2(函館編)
北海道一周ドライブ2024 その3(松前・積丹・小樽編)
北海道一周ドライブ2024 その4(三毛別、宗谷岬、稚内編)
北海道一周ドライブ2024 その5(網走、根室、知床編)
北海道一周ドライブ2024 その6(釧路、富良野、帯広編)
北海道一周ドライブ2024 その7(襟裳岬、日高、帰着編)

[PR] Amazon 売れ筋ランキング

マットレスパッド・トッパー


インテリア

キッズ&ベビーファッション


ウェアラブルカメラ・アクションカム

ウェアラブルデバイス

防犯カメラ


カーセキュリティ

洗車・お手入れ用品

自動車整備工具

[PR] Amazon ほしいものランキング

携帯電話・スマートフォン

スマートウォッチ

空気清浄機


ランニングシューズ

メンズスニーカー

レディーススニーカー


レトルト・料理の素

ラーメン

ドリンク類


◆ランエボからN-WGN経由ポロGTI日記 つるかめつるかめ INDEX

posted by makan at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行/ドライブ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/190966109

この記事へのトラックバック