「北海道一周ドライブ2024 その1(出発編)」では、1日目に茨城県の大洗から苫小牧行きのさんふらわあフェリーにマイカーとともに乗船し、2日目の午後に苫小牧に上陸、苫小牧名物のカレーラーメンを食べたあと、「二風谷アイヌ文化博物館」と「義経神社」に寄ってから室蘭で1泊しました。
***【3日目】***
やる気満々なのか、予定よりずっと早い朝5時半頃に気持ちよく目覚め、前日にスーパーで買っておいたサラダとフルーツ盛り合わせで朝食を済ませ、クルマの窓を拭き、エンジンオイルやタイヤなどの点検をしたあと、朝6時半頃に室蘭のホテルを出発し、7時に開店したばかりのセルフスタンドで満タン給油(176円/L、燃費16.3km/L)したあと、海岸沿いの下道を函館に向かいます。
北海道ではガソリン価格が高いと聞いていましたが、室蘭にはコンビナートなどがあるせいか川崎とあまり変わらない価格で給油できました。ポロGTIはハイオクですので、ガソリン価格にはナーバスになります。
函館までの道中でその前に、小説でその場所を知ったアルトリ岬と、有名な観光地の洞爺湖に寄った後、長万部(おしゃまんべ)にあるカニ飯のお弁当で有名な「かなや本店」で早めのランチを予定します。
この日は朝から小雨がパラパラと降り、時々バケツをひっくり返したような短時間の豪雨もあり、屋外の観光には向かない日でした。
最初の立ち寄り先、「アルトリ岬」は、ある小説の舞台となっている場所で、ちょっと不思議な感じがしていたので、どんなものか見に行ってきました。
低い雲が覆っていたこともあり、感動するような景観ではない普通の岬で、特に霊感のない私にはスピリチュアルな感じや文学的創造も生み出せず、灯台やキャンプ場が地味にあるところでした。岬で写真を撮っていると、駐車場に隣接しているキャンプ場から「こんな朝からなにしにきたんだ?」とばかりにキャンパー達が興味の目で眺めていました。

次に立ち寄った洞爺湖は、2008年にG8サミットがおこなわれた場所で(会場はザ・ウィンザーホテル洞爺 リゾート&スパ)、NHKのブラタモリでも湖の成り立ちなどが紹介されていたように、5万年前に火山が噴火してできた大きな火山湖です。
洞爺湖を眺められる展望台はいくつかありますが、その中から「サイロ展望台」に寄ってきました。小雨が降り、暗い雲が立ちこめていたせいか、とりたてての感想はなく、小雨がシトシト降る中で、寒々とした静かな湖でした。晴れていればまた違った印象なのでしょう。
洞爺湖サイロ展望台


洞爺湖から約50km走ったところにある漁業や古くから交通の要衝として栄えた長万部(おしゃまんべ)にある、駅弁で有名な「かにめし弁当」を製造販売している「かなや本店」に寄りました。

「かにめし弁当」(1,250円)を購入し、店の横にある列車の中をイメージしたイートインコーナーで食べました。食べ物で贅沢はしないと言いながらさっそく千円超えのランチです。先が思いやられます。
かにめし弁当とイートインコーナー



ミルクソフトに昆布がまぶしてあり、スプーンの代わりに細長い昆布が刺さっています。 味や香りに好き嫌いはありそうですが、普段から和風の味に慣れている私にドンピシャ当たりです。
北海道では利尻や羅臼、日高などブランド昆布の生産が有名な場所があちこちにあり、そうしたところでも昆布ソフトは人気定番となっているようです。
長万部から海沿いに180kmほど走った先にある函館に着き、まず欧州式城郭で有名な五稜郭を上から見渡せる五稜郭タワーへ向かいます。
タワー近くのコインパーキングに停めてから、城好きな私としては五稜郭の中にも入ってみたかったのですが、城内はかなり広く、見学するにはたっぷり時間がかかるので、今回は上から眺めるだけです。タワーの入場料は大人1,000円です。

タワーから見下ろすと、ポロくんはおとなしく駐車場で待っていてくれてます。6RポロGTIを探せ!

五稜郭タワーの近くに函館ラーメンの有名店「あじさい本店」があります。昼と夕方の間の中途半端な時間にもかかわらず、数名が入り口で並んでいましたが、函館に来て名物の塩ラーメンを食べないわけにはいかないだろ?ということで、北海道上陸2日目で早くも2杯目のラーメンです。
塩チャーシューラーメン 1,170円


函館ラーメンのスープは透き通った塩がメインのダシで、コクに深みがありながらも繊細な味が格別です。いつも待ちの行列が絶えないのがわかる美味しさでした。
五稜郭タワー横の駐車場からクルマで10分ほどの場所にあるホテルへ向かいますが、ホテルの近所にマックスバリューがあったので寄って、飲み物と軽食、翌日の朝食用サンドイッチなどを購入しました。函館には休息と観光のため連泊します。
ホテルは値段相応の古びた建物ですが、中は部屋を含め清潔に保たれていて、温泉ではない大浴場があり手足をゆっくり伸ばせて休息ができました。

またホテル内に有料のランドリー(洗濯機と乾燥機各1台)があり、翌日の午前中に近所のコインランドリーへ行こうと思っていましたが、この日までの3日間分の衣類をホテル内で洗濯・乾燥することができました。
3日目の走行ルート
3日目の走行距離 297km(累計 643km)
***【4日目】***
4日目は函館のホテルに連泊し、体調を整えつつ函館観光の日とします。この日は今回の北海道1周ドライブ中で数少ない1日中綺麗に晴れ渡りましたが、その代わり湿度と気温が異常なぐらい上がり、半袖シャツでも汗をかきました。
朝はゆっくりしたあと、ホテルから徒歩で近くにある「土方歳三最期の地」に寄りました。


「ゴールデンカムイ」では土方歳三は箱館戦争を生き延び網走刑務所に収容(後に脱走)されていましたが、史実では箱館戦争で窮地に陥った仲間を助けるため五稜郭から討って出てこの地で果てたことになっています。
そのまま徒歩でJR函館駅と函館朝市、青函連絡船記念館摩周丸(中には入らず)を見学しました。



ちょうど函館港には2,000人以上が乗れる豪華クルーズ船「Celebrity Millennium」が寄港していて、摩周丸に並んで接岸していました。全長が294mもあり、戦艦大和の263mよりも大きく、隣に係留されている摩周丸119mの3倍近い大きさです。

さらに隣接する有名な観光地、「金森赤レンガ倉庫」、そして函館のイメージ風景としてよく登場する「八幡坂」を歩いてきましたが、ずっと歩き通しだったこともあり午前中でややバテてきました。


八幡坂を下って最寄りの市電(路面電車)の停車場からホテルの近くまで市電に乗ってみました。乗り込むときには気がつきませんでしたが、中吊り広告がコナンのアニメ映画ばかりなのと、車内アナウンスも江戸川コナンの声で函館駅前では「朝市に行って海鮮丼を食べたい!」とか流れていて???と思ったら、劇場版「名探偵コナン 100 万ドルの五稜星(みちしるべ)」とコラボしたラッピング電車でした。

運賃は後払いで、現役時代には毎日使っていたものの最近は年に数回しか使うことがなかった交通系電子マネーのPASMOが使えました。
ホテルに戻り、駐車場に停めていたクルマに乗り、有名な観光地、函館山へ向かいます。当初の予定では夕方にロープウェーで函館山に登る(夕方以降はマイカー規制で函館山が通行禁止になる)予定でしたが、天気が良くて眺めが良さそうなのと、暑さで少々お疲れモードで、夕方から出掛けるのが億劫だったことから、昼間のうちにクルマで行くことに変更しました。
函館山頂上の展望台近くには無料の駐車場がありますが、平日の昼間なら問題ないですが、週末だと混雑していて入れなくなることもありそうです。
函館山展望台

市電のラッピングもそうでしたが、函館ロープウェーでも「劇場版 名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」とのタイアップがありました。

函館山から降りて、午前中に徒歩で行った金森赤レンガ倉庫近くに戻り、函館の有名B級グルメで1987年創業の第1号店、ラッキーピエロ ベイエリア本店へ向かいました。

この店の人気No.1はチャイチキことチャイニーズチキンバーガーですが、チキンが苦手なので人気No.2のラッキーエッグバーガー(539円)と肉コロッケ(154円)、ウーロン茶Mサイズ(275円)を頼みました。このバーガーは330gあるそうで、カロリーが気になるところですが見なかったことにします。

ハンバーガーはもちろん、コロッケもホクホクしていて噂に違わずとても美味しかったです。
本当は、このあと、日帰り温泉に寄って一風呂浴び、夕暮れ時に函館山にロープウェイで登り、夜景を見たかったのですが、午前中に暑い中を1万歩近く歩いたためすっかりバテてしまい夕方以降はホテルで休息することにしました。えぇもう若くないのです。
夕食はホテルの近所にある有名なスープカレーの店を予定していましたが、不定期の休日に引っかかってしまい、Bプランにしていたホテル近所のとんかつ屋さんでごく普通のロースカツ定食をいただきました。

北海道では飲食店が定休日を定めてなく不定休にしていることが多く、事前にここへ行こうと調べておいても、この函館のスープカレーの店や、稚内で夕食を予定していた海鮮料理店、宗谷岬でランチを予定していたラーメン店、ランチを食べる予定だった道の駅オホーツク紋別のレストラン、富良野でスープカレーを食べる予定だった店と5回も「本日休業」の空振りを喰らいました。
しかし海鮮料理の宝庫、函館に2泊して、一度も海鮮料理を食べず、コンビニ弁当やトンカツ定食を食っている観光客は私ぐらいかな、、、
函館観光はこれで終わりです。明日は海沿いの日本海追分ソーランライン(国道228、229、5号線)を北上していくことになります。
4日目午前(徒歩) 6km
4日目午後 走行距離(クルマ) 16km(累計 659km)
「北海道一周ドライブ2024 その3(松前・積丹・小樽編)」へ続く
◇特別編 北海道一周ドライブ(2024年6月)まとめ1(観光先/費用編)
◇特別編 北海道一周ドライブ(2024年6月)まとめ2(食事編)
◇特別編 北海道一周ドライブ(2024年6月)まとめ3(給油/フェリー編)
◇特別編 北海道一周ドライブ(2024年6月)まとめ4(走行ルート編)
◇特別編 北海道一周ドライブ(2024年6月)まとめ5(お土産編)
北海道一周ドライブ2024 その1(出発編)
北海道一周ドライブ2024 その2(函館編)
北海道一周ドライブ2024 その3(松前・積丹・小樽編)
北海道一周ドライブ2024 その4(三毛別、宗谷岬、稚内編)
北海道一周ドライブ2024 その5(網走、根室、知床編)
北海道一周ドライブ2024 その6(釧路、富良野、帯広編)
北海道一周ドライブ2024 その7(襟裳岬、日高、帰着編)
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