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この7月にポロGTIの11年目の車検を受けたとき、預けたディーラーから「車検整備後の試走中にABS警告が点灯し調べると右後方の車輪回転数を測るセンサーが異常とわかり交換しておきました」と連絡がありました。
調べるとフォルクスワーゲンではこの各車輪ハブに付いているABSスピードセンサー(車輪速度センサー、以下センサー)の故障は定番でよく起きると言うことです。センサーはABSブレーキアクチュエーターという言い方をされることもあります。
車検整備中に起きたことと、車検費用は先に精算済みだったので、その分の交換修理費用の請求はなく助かりました。
しかし車検が終了して2ヶ月ほどした先日、エンジンを始動すると下記の写真のように3つの警告ランプ(タイヤ空気圧モニタリング異常、ESC故障、ABS故障)が点灯しました。ヤレヤレです。

また、エンジンを始動するときにはコンビネーションメーターのディスプレイにはABSやECS(横滑り防止システム)機能に故障があると表示(英語)が出ます。

普通はこのままディーラーへ持っていき、専用の診断テスターで原因を調べ、修理もお任せするのが普通ですが、無料の保証がないため、専用テスターでの診断費用に5千円ほどかかり、もしセンサー1個の故障だと、作業代含め3〜4万円の出費をすることになります。
警告灯の診断をしなければ、どこが故障したかはわかりませんが、上記の通り2ヶ月前に右リアのセンサーを交換しているので、今回は左リアのセンサー故障の可能性が高いと想定できます。
というのも、このセンサーは夏場に故障が起きるケースが多いのと、フロントに比べリアの故障が圧倒的に多いということがわかっています。
そこで、ダメ元で1台分(4個)のセンサーを通販で購入しました。純正ではなく中国製の安い互換品ですから信頼性や耐久性などは期待できません。
◇ABSスピードセンサー WHT003860 WHT003861 WHT003862 WHT003863 フォルクスワーゲン ポロ 6RCAV 6RCBZ 6RCJZ クロスポロ
6Rポロ(6RCAV 6RCBZ 6RCJZ クロスポロ)のABSスピードセンサーの純正型番は、
WHT003860 右前輪
WHT003861 左前輪
WHT003862 右後輪
WHT003863 左後輪
となっていて、4輪それぞれに型番が違うので取り付け時には注意が必要です。

価格はディーラーの純正品と比べるとずっと安い1台分(4輪分)で4280円(購入時)です。価格を抑えるため左リア1個だけ買うという選択肢もありますが、もし左リアを交換して直らなければ別のセンサー故障ということも考えられますので手間を省くためです。
ちなみに純正品だと1個1万円以上しますので、1/10の価格で品質的には大丈夫か?って気になるところですが、コスパ優先で考えると選択の余地なしです。
今回診断せずに購入していますので、もし今回のワーニングがセンサー異常でなく、ABSユニットの故障とか他に原因があれば無駄になるリスクもありますので自己責任です。
交換作業はもちろんDIYで、準備するのはジャッキとウマ(安全のため)、5mm六角レンチ(ヘキサゴンレンチ)、電動インパクトドライバ(ホイールボルトの脱着用)です。交換は一番故障の可能性が高いリアの左側だけをおこないます。
ジャッキアップしてホイールを外し、作業の安全のためウマをかけておきます。

センサー(赤丸)はホイールハブの裏側に六角ボルト1個で留められています。

5mmのL型六角レンチか短いドライバーが必要で、柄が長いと入りません。小さなラチェットに六角ビットを付けると楽々脱着できます。

取り外した純正ABSスピードセンサー(右)と通販で購入した無印社外品。

形状は同じですが、純正品本体に刻まれている記号や番号はこの社外品の本体にはなく、もし純正番号のシールが貼ってある袋から出して混ぜてしまうと、取り付ける位置(リアの右とかフロント左とか)がわからなくなるので注意が必要です。ちょっと不親切ですね。
交換後、タイヤを元に戻し、クルマを1mほど動かすと警告灯が消えました。その後、少し距離を走ってもエラーは出ないので、やはり左リアのスピードセンサー故障の判断で正解だったようです。\(^o^)/
交換に要した時間は、ジャッキアップしてタイヤを外し、センサーを交換して、元に戻して計30分ほどです。多くの時間はジャッキアップやタイヤの脱着にかかり、センサー交換自体は5分という簡単さです。
余った3個のセンサーは予備としてとっておき、もしまたセンサー異常の症状が出たときに使おうと思います。
◇ ◇ ◇
今年は、5月に山陰への長距離ドライブ中にEPC警告灯が点灯し「おそらく点火系の故障だろう」と想定し、ディーラーへ持ち込む前に点火プラグとイグニッションコイル各4本を通販で安く購入し、近所の整備工場に頼んで交換し、ディーラーに頼らず直しましたが、今回は定番とは言えABSスピードセンサー故障と不具合が連続して起きました。
◇ポロGTI、EPCと触媒コンバーター警告灯点灯顛末記
DIYや安い近所の整備工場で直せる故障ならまだ良いのですが、エンジンやDSGミッションなど深刻な故障だと、数十万円の費用が必要となりますので故障時の修理費用が高い外国車は懐に優しくありません。深刻な故障で見積りが50万円超えだったので、泣く泣く買い換えたという人が結構います。
このポロも5年落ちの中古で購入して1年未満でエアコンが効かなくなり、圧着スイッチとコンプレッサーを保証期間中だったので無料で交換してもらいました。
◇輸入車はやっぱり壊れやすいのか
国産車で5年でエアコンが効かなくなる、10年でイグニッションコイルやスピードセンサーがダメになるなんて話しはまず聞いたことがありませんから、やはり外国車にはそうしたリスクは覚悟しておかなければなりません。
特に日本独特の高温多湿、多雨、しかも渋滞で低速走行が多いという欧州ではあまりない厳しい環境下での使用ですから故障が多くなるのも仕方がないでしょう。
別に日本製最高!とかいうつもりはありませんが、厳しい環境に配慮し過剰品質気味に作られた日本メーカー製の部品は日本で使う分には故障が少ないように思えます。
輸入車をこよなく愛するためには、そうしたメーカーの想定と違った環境下で使うことから不具合や故障は覚悟しておかなければなりません。
続編:ポロGTI前輪のスピードセンサー予防交換
ランエボからN-WGN経由ポロGTI日記 つるかめつるかめINDEX
◆旧車パンフレットシリーズ一覧
かなおさん
ジャッキスタンド(ウマ)なしで下に潜るのは危険ですのでそう高くはないので買っておけば一生物ですw
純正は高いですからお金持ち以外はDIYするほうがよさそうです。暑くなる前と思ってこのGW中に、前の2輪のスピードセンサーも予防的交換しておきました。来週にはその模様をアップする予定です。