6RポロGTIの改善策は過去にいろいろとやってきましたが、数万円以上のお金がかかったのはオートクルーズコントロールの装着やタイヤ交換、イグニッションコイルとプラグ交換などがあります。
それに対してお金がほとんどかからない小技はもっと多くやってきました。詳しくはINDEXページの「ポロGTI」を見てください。
そして今回のお金がほとんどかからない小技ネタは、(1)リモコンキーの反応改善(2)燃料キャップケーブル交換の二つです。
まず(1)のリモコンキーの反応改善です。
最近のクルマは微弱な電波を受信して物理的なスイッチを押さなくても自動的にドアロックが解錠できるキーレスエントリーのクルマが多くなってきていますが、2009年にFMCして登場した6Rポロ(2012年式)にはそんな便利な機能はもちろんありません。
したがってイグニッションキーと一緒になっているドアのロックをリモコンボタンを押して開閉するアナログなキーが必要です。
写真上は別途購入したカバー付き、下はカバーを外した素のキー

2017年に5年落ちの中古で買った6RポロGTIには2個のキーがあり、当初は走行距離(使用頻度)も少なく、キーのON/OFFの反応はまったく問題ありませんでした。
しかし6年間使っているうちに、キーの開閉ボタンを押しても反応しなくなり、何度も押し直すということが多くなってきました。これは結構ストレスになります。
裕福な人なら、ディーラーへ行って、「キーが効かないから新しいのに交換して!」と頼めば、純正キーをまるごと新しいものにして、中に入っているイモビライザー等の基盤を入れ替え、ブランクになっているキーのギザギザをまったく同じに加工すればOKです。ただその場合、推定ですが、キー1個あたり5〜6万円は見ておく必要があります。
裕福ではない私がとった対策は、まずボタンの反応が悪くなった構造を調べてみることにしました。
薄いマイナスドライバーでボタンのカバーをめくってはがします。意外と簡単にペラッと剥がせます。

ボタンのカバーを外すと中はこのようにいたってシンプルです。

最初はキーまるごとではなく、ボタンの部分だけを購入して交換すれば十分かなぁと思い、通販でいろいろ調べていました。中の基盤のないキー本体(ブランクキー)は純正品でなければ2千円前後で売っています。
◇3ボタン車のキーシェルリモートフリップビートルキャディー Eos ゴルフポロシロッコ UP と互換性 VW ブランクキーカバーケース
◇Volkswagenブランクキー
しかし中を開けてよく見るとボタンを押して反応が鈍いのは、構造的な問題ではなく、ボタンを押した時に下がるプラスチックのポッチがすり減ってきているのでは?という気がして、ボタン部分の下、スイッチ部分の上に厚さ0.5mm程度のアルミシートを直径2〜3mmぐらいに切って、それを乗せて(かさ上げして)ボタンを押してみたら、嘘みたいに1回押すだけで反応することがわかりました。

結局、2個のキーとも、ドアの開閉スイッチの2箇所に小さく切ったアルミシートを敷きました。スイッチの使用感は快適です。かかった費用は驚愕のゼロ円です。
ボタンの表面などがボロボロになっていたなら新しい本体を買ってボタンごと入れ替えていたところですが、今回はリモコンの反応以外は問題がないのでそこまではおこないませんでした。
◇ ◇ ◇
次に、燃料タンクのキャップに落下防止用のプラスチック製のケーブルが付いていましたが、経年劣化でちぎれてしまいました。フォルクスワーゲンやアウディに共通する部品でよく起きているようです。その証拠に、通販サイトを調べると数多くの互換部品が売られています。

ケーブル付きのキャップごと交換する手もありますが、貧乏人ゆえ、一番安く手に入るケーブルだけを通販で購入して交換をすることにしました。
余分なお金がいっぱいある方は、「VW/Audi US FuelCap/フューエルキャップG」がカッコよくてお勧めです。お金がいっぱいある方は11年物のポロには乗っていないでしょうけど。
中国の通販会社Aliexpressだと、ケーブルは送料込みで334円で購入できます。ちゃんと2本のピンとボディ側に取り付けるコネクタ(未使用)も付いています。Amazonではケーブル単体ではなくリング付きで買えるようです。
◇ Volkswagen フューエルキャップ ストラップ
取り付けはキャップに付いているケーブルの破片を2本のピンを抜いて取り外し、新しいケーブルに付け替え、ケーブルの反対側をボディ側に留めるだけです。




キャップに、派手な「ハイオクシール」を貼っていますが、これも通販で購入したもので、買うきっかけとなったのは、都市部ではそう心配しませんが、地方の場合はセルフスタンドは少なく、おじいさんやおばちゃんが店員をやっているフルサービスのスタンドが多くあり、そういうところで給油すると、ハイオクを給油する機会が珍しいのか、よく間違えられます。
もちろん「ハイオク満タン」と言うのですが、5月に鳥取と島根へ行ったときに、1回は店のおじいさんが間違ってレギュラーを給油してしまい、もう1回は給油するおばちゃんが「ハイオクね」と口に出していながら、いつもの習慣?で、間違ったレギュラーの給油ノズルを給油口に差し込んでいたのを別の店員が気がつき慌ててハイオクのノズルに差し替えるという経験をしました。
そこで、どこまで間違い防止に役立つかわかりませんが、注意を促すためにシールを貼りました。
◇ ハイオク ステッカー
なお、フォルクスワーゲン車など欧州車のガソリンエンジンはハイオク指定の場合が多いです。これは日本のハイオクのオクタン価と欧州のスタンダードなガソリンのオクタン価が近いことからです。
レギュラーガソリンとハイオクの違いはオクタン価の違いがメインで、オクタン価が高いほどノッキングなどの異常燃焼が起きにくくなり、環境に優しいと言われています。
日本のガソリンはレギュラーのオクタン価は90RON、プレミアムは100RONですが、欧州のスタンダードなガソリンのオクタン価は95RONで、欧州車のエンジンは日本のレギュラーとハイオクの中間ぐらいのオクタン価で最適化されています。
(参考)なぜ輸入車にはハイオク仕様車が多いのか?(CarMe)
なので、日本のハイオク(100RON)に最適化された日本車のハイオク仕様のクルマと違い、ハイオク指定のヨーロッパ車(95RON)にレギュラーガソリン(90RON)を入れても特に問題はなく普通に走れます。
それでエンジンが故障するということはまずありませんので、もしガソリンスタンドで1回ぐらい間違えられて給油されても、激怒して「全部抜いて入れ替えろ!」とか、みっともないことはせず笑って許してあげてください。
もちろん安いからと言ってハイオク指定のクルマにレギュラーガソリンを入れると、可能性としては排気ガスが汚れたり、高速での加速に伸びがなかったり、ノッキングが起きやすくなったり、洗浄剤が入っていないレギュラーだとシリンダ内にカーボンが溜まりやすかったりしますので、適性や安全性を考えるとハイオク指定なら順当にハイオクを入れるのが原則です。
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