トヨタのコロナシリーズとしては8代目にあたるT150/T160型(1983年〜1987年)は、通常のFF4ドアセダンと別にセリカやカリーナEDとシャーシを共有した2ドアクーペが設定され、1985年に登場しました。
それはセリカがハッチバッククーペだけとなり、ノッチバッククーペがなくなってその穴をこのコロナクーペで埋めるという目的があったようです。
エンジンも共通で、2.0L DOHC16バルブの3S-GELU(136ps)、1.8L SOHC8バルブの1S-iLU、1.6L DOHC16バルブ・EFIの4A-GELUの3種類です。後のMCでは2.0L DOHC16バルブエンジンの3S-FELU型や1.8L DOHC16バルブの4S-FiLU型が追加・変更されます。
国内の登録台数は、通常のコロナセダンが1983年〜1987年の4年間で63万5千台だったのに対して、こちらのクーペは1985年〜1989年の4年間でわずか3万4580台(約5%)でした。
同時に発売されたセリカやカリーナEDが広い世代に好調に推移したのに対して、オッサンが乗るイメージで地味なコロナに主に若い独身族が主要なターゲットの2ドアクーペは合わなかったのでしょう。そのままセリカクーペとしていればもっと売れていたかも知れません。
もちろんトヨタは想定内だったでしょうけど、やっぱり国内では、2ドアクーペより4ドアセダンのほうが圧倒的に数が売れるというのがわかります。
パンフレットは、デビュー時の1985年(昭和60年)8月版です。
写真は低画質ですので、写真下のリンクから高画質のPDFでご覧ください。
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1970年代後半頃から80年代にかけて収集した新車のパンフレット(カタログ)を不定期にアップしていくというシリーズです。JPG画像やPDF画像を転載や他で使う場合は、出典とリンクを記載してください。 |
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