ポロGTIのコンビネーションランプ(テールランプ)の中にある電球が装着されているユニットは、外側のレンズ部分と、4つのプラスチックのツメで留められているだけです。そしてそのうちの1本のツメを折ってしまいました。

外側のレンズ部分と分離(脱着)するのは、リアの電球をLEDバルブに交換するための作業で、ウインカー、ブレーキ、バック、スモール、リアフォグの5種類あり、さらにエラーキャンセラ−機能が正常に動作するかどうかを試すため、何度も脱着を繰り返していました。
それでツメが弱っていたのと、プラスチック部品なので製造から10年が経過して劣化が始まっていたことも影響していたと思われます。
◇ポロ6R GTI リアコンビネーションランプのLED化(2021年08月08日)
ま、1個折れても大丈夫かな?と超楽観的に、作業を終えた後にそのまま装着しましたが、全然大丈夫ではありませんでした。
数ヶ月後にリアコンビランプを取り外してみると、、、
リアコンビの中に雨水が入り込み、内側のユニットの中までたっぷりと水が溜まっていました((( ;゚Д゚))
よくショートを起こさなかったものです。
ツメはユニット脱着時には大きくしなり、装着後は密閉するように強く押さえるようになっているので、接着剤でくっつけられるようなものではなく(一応瞬間接着剤でチャレンジしたけど全然ダメ)、見ると外側のレンズカバーと中のユニットのあいだにわずかに隙間ができていました。せめてその部分に防水用のテープを貼っておけば良かったのですが、そこまで気も回らず。
そんなわけで、困ったときの某オークションを見ていたら、廃車から外したと思われる中古品ですが送料込みで即決2590円というのを発見してポチりました。本体価格よりも送料の方が高い(落札金額:1,200円 送料:1,390円)というのには泣きました。
届いたリアコンビランプは新品!と言っても差し支えないぐらい綺麗な状態で汚れや傷などもありませんでした。こりゃ儲けものです。



新しすぎず、古すぎず、しかも台数もそこそこ出ている6Rポロの中古部品(前期モデルのリアテールランプはグレードに関係なく共通)は、オークションにはいっぱい出ていてありがたいことです。ディーラーで新品を買うとベラボーに高くつきそうです。
ネットで調べてみると新品は23,000円ぐらいするようです。1割ですから中古買いますよね。
もちろん純正品の中古部品ですから、当然のことながら取付後の違和感もなしでピッタリ収まりました。
装着後の写真

たまーに、同じモデルの同じ年式のものでも、出品者が間違えていたり、年次改良とかで変わってしまう場合もあるので、落札するときにはよーく注意しましょう。説明文はほとんどなく、不鮮明な写真だけで判断しろ!というのも酷なんですけどね。
過去にオークションで失敗した例は何度かあります。絶対に必要な複数の専用金具が付いてなくてまったく役立たなかった乾燥機のスタンドや、リベット留めされている取り付けステーが全部外されていてこれまた役に立たなかったバンパーとか。
リスク覚悟で成功した例としては、ランエボXのテスト&サービスの社外フロントバンパーの中古を落札したとき、オークションの品名には「ランエボ9用」と書かれていました。
でも写真は明らかに我がランエボX用にT&Sが開発して販売していたバンパーだったので、質問もせず黙って入札し、競合もなく最低価格で落札しました。
◇ランエボ社外エアロバンパーに(2012年05月19日)
落札した後で、出品者から「すみません、ランエボ10用でした!」と連絡がありましたが、「わかってます」と返答しました。もし最初からランエボ10用として出品していたら、何人かと競合し高くついたかもしれません。
そういうように出品者の勘違いや、場合によってはハロゲンをLEDと偽って出品したりする(実話)業者や個人がいるので注意が必要です。
◇ ◇ ◇
クルマやバイクをいじってると、特に最近のものは省力化やコスト削減、軽量化などの見地からネジや金具は使わず、シンプルにプラスチックのツメだけで留められている箇所が多く見られます。
思えば1980年代の国産車には、これでもかってぐらいにネジや金属製のブラケットなどが使われていました。どこかを分解するには、何カ所もネジを外す必要があり面倒でしたが、何度分解しても壊れると言うことはありませんでした。ただそれが過剰品質と言われることもあったのでしょう。
新車の間はまだプラスチック素材も耐久性がありますが、10年も経つとプラスチックは経年劣化してきて、それほど力を加えなくてもパキッと折れたり割れたりすることがよくあります。
以前乗っていた10年以上経過した2stバイクのオイルタンクはタンクと同じプラ素材のステーだけで留められていて、そのステーがオイルを注入中にポッキリ折れてしまい、緊急避難的に針金をタンクに巻いて吊り下げるという難儀をしたことがありました。
また今乗っているバイクもバッテリー交換やウインカー電球交換などで何度か外装パネルを脱着してきたことから、まだ新しいですが、何度もツメを外していると弱ってきて割れてしまった箇所があります。
一番はコストダウンなのでしょうけど、同じプラ素材でも、30〜40年ほど前の過剰品質気味だった日本の工業製品のような厳選した耐久性のある素材を使っていればいいのですが、外国の下請け会社に安く作らせたような部品では見た目は変わらずとも、質的には劣化が早く変形が起きたりして、耐久性があるとは思えません。
そういう意味からも、10年以上経過したクルマは、エンジンは快調で、鉄のボディは綺麗でも、様々なところで使われているプラスチック部品はかなり劣化が進んでいて、いつ交換が必要になっても不思議ではないということを理解しておく必要がありそうです。
[関連リンク]
原付二種(バイク)の買い換えを検討中
サイドミラーが故障したので分解してみた
ポロ6R GTI リアコンビネーションランプのLED化
[PR] Amazon売れ筋ランキング | ||
ドライブレコーダー レーダー探知機 ETC 車体カバー 車用タイヤチェーン 車・バイク用オイル 電動工具・エア工具 ミラーレス一眼 | スマートフォン スマートウォッチ イヤホン・ヘッドホン ノートパソコン プリンタ microSDカード Nintendo Switch ホーム&キッチン |
◆ランエボからN-WGN経由ポロGTI日記 つるかめつるかめ INDEX