2022年04月23日

和歌山・熊野三山ツアー その2


和歌山・熊野三山ツアー その1」の続き

ツアー2日目は、今回のツアーで一番楽しみにしていた熊野三山をまわる熊野詣です。

熊野三山とは、「熊野本宮大社」、「熊野速玉大社」、「熊野那智大社」の三社のことで、熊野古道で結ばれています。古代から続く熊野霊場巡りの聖地となる場所ですね。

その3社を回る順番は、熊野本宮大社→熊野速玉大社→熊野那智大社の順に参拝するのが一般的とされていますので、それに則り、早朝に和歌山市の紀三井寺前のホテルから出発し「熊野本宮大社」を目指します。

阪和自動車道の和歌山区間は一部有料道路ですが、速度制限が70〜80km/hで快適に飛ばせます。

途中みかんで有名な有田を通りますが、山にへばりついているように見えるみかん畑と、トンネルの入り口にはみかんのデザインが旅情を感じさせてくれます。

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最初の計画では途中にある「安珍・清姫」伝説がある「紀州道成寺」(和歌山県日高郡町)へ寄るつもりでしたが、阪和自動車道(一部有料)を一度降りなくてはならず、時間もタイトだったので省き、自動車道を降りた後の一般道のすぐ脇にある「清姫の墓(清姫堂)」(和歌山県田辺市中辺路町)だけお参りすることにしました。

清姫堂
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そう言えば、今回のツアーで自分のクルマを撮影したのはこの時だけだったので掲載しておきます。後ろにチラッと屋根が見えているのが清姫堂です。

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ひたすら熊野古道に沿った国道を走り、紀三井寺から約120km、2時間15分で熊野本宮大社(和歌山県田辺市)に到着です。駐車場は、大社の入り口左に「樹の里駐車場」があり無料でした。

熊野本宮大社
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おみくじをひいてみると、、、
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昨日は理不尽な交通違反の取締りで気分最悪でしたが、これからは良さそうです(笑)

本宮八咫烏は、神武天皇が熊野に到着時、3本足の八咫烏が奈良まで道案内をしたというエピソードから、熊野三山に共通する「導きの神鳥」とされています。サッカー日本代表のユニフォームのマーク(エンブレム)にも使われていますね。
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さらに熊野本宮から徒歩で少し行くと、明治22年(1889年)の熊野川水害で流されるまで熊野本宮大社があった場所、大斎原があります。そこには日本最大という大鳥居があり、パワースポットとしても有名です。
鳥居にも八咫烏が描かれています。

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近くには伊邪那美命(イザナミノミコト)の荒御魂(あらみたま)がお祀りされている産田社(うぶたしゃ)もあります。

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さて、そろそろ昼が近いので、ランチを食べるため本宮から4kmほど離れた道の駅「奥熊野古道ほんぐう」へ立ち寄ります。

目当てはシンプルに高菜の漬物で酢飯を包んだご馳走「めはり寿司」430円
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なんでも簡易的で保存が利くお弁当で日本最古のファストフードとも言われています。美味しい!安い!しかも注文後に作ってくれるので新鮮!

さて、次は熊野川に沿って下った熊野速玉大社(和歌山県新宮市)へ向かいます。昔は川下りで行ったのでしょう。この熊野川を境にして和歌山県と三重県に分かれます。

熊野三山の3つの大社はいずれも和歌山県側にあり、熊野川の向こう側の三重県に熊野市や熊野温泉があり、ちょっと混乱しそうです。

熊野速玉大社は元々祀られていたところから遷座したことから新宮と呼ばれています。あちこちの案内板にも新宮としか書かれていないので知らないと間違えそうです。新宮市の新宮とはこの速玉大社のことなんですね。知らなかった。

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駐車場は参拝者無料です。おみくじは本宮で大吉をひいたので、もういいでしょう。

境内にある熊野神宝館(当日は非公開)の前に武蔵坊弁慶の像がありました。この地の生まれだとか、この地で果てたとか様々な伝説があるそうな。

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日の明るいうちに急いで次の熊野那智大社(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町)へ向かいます。

速玉大社がある新宮市からは那智勝浦新宮道路(無料、制限速度80km/h)が整備されていて、那智勝浦町まで一気に走れます。下道へおりてからは一般道の那智山勝浦線で山の中を進んでいくとまず大きな那智の滝が見えてきます。

しかしそこにはめちゃ高い有料駐車場しかなく、後回しにして土産物屋さんが並ぶ那智大社の参道へ着きます。

参道入り口前にあるお土産物屋さん「和か屋本店」横の広い駐車場にクルマを停め、店で聞くと、無料でどうぞとのことで停めました。

無料は平日だったからかな?もちろん帰りにはその店で、那智黒などしっかりお土産を買わせていただきました。

那智大社はまた長い石段を上っていきます。そう言えば、那智大社へ団体旅行で行った人はみな木の杖を渡され、それが子供へのお土産(子供にはチャンバラごっこの木刀となる)になっていたことを思い出しました。

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467段の石段をひたすら上ってようやく境内に到着です。何度息を整えるために休憩したことでしょう。二日間で700km以上の運転と、前日の紀伊東照宮や紀三井寺で長い石段、当日は熊野本宮で石段を上っていますので、足がだんだんバカになってきています、アハハ。

あともう少し、ハァ、ハァ、ハァ

鳥居が見えてきた、ハァ、ハァ、ハァ
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那智大社拝殿
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ペコペコパンパンペコ(二拝二拍手一拝)

すぐお隣にある青岸渡寺(せいがんとじ)にも参拝
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青岸渡寺三重塔と那智の滝コラボ
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よくニュース映像とか観光案内で見かける構図ですね。

那智の滝の真下まで歩いていける距離ですが、もう足がガクガクなので、おとなしく駐車場へ戻ります。

さて、駐車場を借りたお土産屋さんで那智黒飴など仕入れ、ホテルへ向かう前にもう一箇所、那智大社の近くにある「補陀洛山寺(ふだらくさんじ)」(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町)に寄ります。

この補陀洛とは浄土のことで、平安時代から江戸時代にかけて観音浄土である補陀洛山へ那智の浜から小船(渡海船)に乗って出帆する捨身行の宗教儀礼のことを補陀洛渡海と言います。

渡海船は沖まで人力船で引っ張られ、そこで切り離されます。小舟ですから沖合に出ればすぐに転覆して沈んでしまいます。しかも船の中から乗った人が出られないように出入り口を釘で閉じられていますから、死ぬのが必至の宗教儀式です。

日本には他にも飢饉や疫病が起きたときに、僧侶が地面に深く掘った穴の中に入って飲まず食わずで行をおこない即身仏となる風習がありますが、それと似ています。

この話しも「その1」で行った「淡嶋神社」と同じく、内田康夫氏著の「熊野古道殺人事件」で知りました。

その補陀洛渡海の出発地として、また殉教した人達を弔っているのがこの補陀洛山寺です。

そこに補陀洛渡海で使われた渡海船の復元模型が展示されています。

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10メートルもない小舟の中央に小さな部屋、四面に鳥居が飾られていてちょっと不気味な感じがします。

さて、このあとはこの補陀洛山寺から35km、時間にして1時間もかからない串本のホテルへ行くだけですが、時間を見るとまだ3時過ぎで、チェックインするには早すぎるので、予定はしていませんでしたが串本を通り過ぎて本州最南端の潮岬へ向かうことにしました。それはその3で。

本日のルート
紀三井寺(和歌山市)→清姫の墓(田辺市)→熊野本宮大社(同)
→道の駅奥熊野古道ほんぐう(同)→熊野速玉大社(新宮市)
→熊野那智大社(東牟婁郡那智勝浦町)→補陀洛山寺(同)→潮岬(東牟婁郡串本町)→串本(同) 
走行距離 238km ETC料金2,060円
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和歌山・熊野三山ツアー その3」へ続く

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posted by makan at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行/ドライブ
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