2009年06月22日

ランエボ]に付けたオートクルーズコントロール(以下クルコン)についての考察(考察シリーズその1)



一昨日禁断のクルコンをランエボ10に装着しました。

◆ランエボ]にフォルテス用オートクルーズ装着

clucon1.jpg

ギャランフォルティス(以下フォルティス)に純正設定されているオートクルーズコントロール(以下クルコン)は輸出用のランサーエボリューション](以下ランエボ10)にも設定があるにも関わらず、国内のランエボ10にはオプション設定すらありません。

ところがランエボ10とフォルティスとは製造ラインも同じで内外装部品の多くは共通化されている関係で、かなりのパーツや機能がそのまま移植が可能でクルコンについても基本的には同様です。

ただしエンジンECUやAWCなど多くの電子装置になにかしら影響を与えるパーツを移植をする場合、同等の働きをするかどうかが不明なため、またそれが安全であるとの検証がなされていないという理由でメーカー・ディーラーとも移植することにはネガティブな対応です。

したがって、ランエボ10にフォルティスまたは輸出用のランエボ10のクルコンを設置する場合は、ディーラーの協力はまず得られないこと、それに最悪それ(設置あるいは取り付け作業中のミス)が原因でなにかトラブルが起きた場合、メーカー補償やディーラーのサービスが受けられなくなる可能性があります。

つまり「純正品のスイッチ類を売るには売るが自己責任で付けてね。あとでディラーに泣きついて来ないでね」ということ。これは確かにその通りです。

ただ、あるディーラーのサービス担当者が言うには、「ランエボ10ではクルコン設定がないので、もし取り付けた場合は構造変更の届けが必要で、それがなければ車検には通らない」と、まるで50年前のお役人のようなお堅い意見があり、最悪それについても覚悟が必要となります。

現実的には多くの人がおこなっている社外マフラーやセンターパイプ、エアクリ、インタークーラーパイプの交換やステアリング交換、アーシング、ホイールのインチアップ、ダウンサスなどライトチューニングでさえECUやAWCにまったく影響を与えないか?と言えば、間違いなく与える可能性はあるはずです。

それらECU等に影響を与える可能性のある社外パーツと仮にも三菱自動車純正のクルコンスイッチとのあいだで、クルコンだけが構造変更申請が必要という、馬鹿げたことを言うのはまったくアホとしか言いようがありません。

そもそもなぜ兄弟車のフォルティスや輸出用のランエボ10に設定があるにも関わらず、国内向けのランエボ10にクルコンを取り付けることにヒステリック気味に反応するのが不思議に思えます。

その理由として考えられるのが、表向きの理由である安全性や信頼性ではなく、国内の車に適用されている各種の業界自主規制という名の実質的な行政指導に「最大速度180km/hでリミッターをかける」ことや、「クルコンで設定できる速度は40〜100km/h程度」というものがどうもあるように思われます(未確認)。

つまりランエボ10の2008年モデルではクルコンを取り付けると速度が40km/h以上であれば上は何キロでも設定ができてしまいます。

これはたぶん輸出仕様と同じ設定なのでしょう。アウトバーンでは普通のドライバーが150km/hで延々と巡航することは珍しくはなく、100km/hまでしか使えないクルコンは意味をなしません。

このようなクルコンの速度(自主)規制があるのは先進国ではおそらく日本だけで(未確認)、国内よりも海外でより多く販売されているランエボ10(確認済み)については180km/hの速度リミッターはともかく、装備設定をしていないクルコンの速度規制は当初からおこなわれておらず、もし国内で後から付けた場合は、日本の業界自主規制を破ることになってしまい、それを恐れているというのが最大の理由だと思われます。

一般ユーザーがサーキットを走りたいから180km/hの速度リミッターを外して欲しいとディーラーに頼んでも絶対にOKしてくれないのと同様です。

その証拠にランエボ10の2009年モデルではさっそく改良がおこなわれ、クルコンのオプション設定はないままですが、クルコンを取り付けた場合、設定できる速度は40〜115km/hに制限がなされていると言われています。

予想外にクルコンを後付するケースが出てきたので、慌てて国内向けの2009年モデルランエボ10に国内向けフォルテスと同様にクルコンを取り付けた場合の速度規制をかけたように思われます。

結局は、業界自主規制に厳しく縛られているメーカーとメーカー系列ディーラーとしては今回の掟破りとも言えるランエボ10+クルコンは、ユーザーの安全やクルコン機能の信頼性という表向きの理由ではなく、リコール隠し問題で行政やユーザーからこてんぱんに叩かれ、ようやくほとぼりも冷め始めてきている中において、当初想定されなかったとは言え、業界自主規制破りを積極的に犯すわけにはいかないというのが本音ではないでしょうか。

clucon2.jpg

ついでにいうと私が最初にクルコン付きの車を買ったのは今から25年も前の2世代目のプレリュードXXです。

当初はクルコンを使いたいという要求はなかったものの標準でついてきました。そして結局はそのクルコンはほとんど使うことはありませんでした。

なぜならば、私の車の使い方で多いのは「高速道路での移動」「すぐ近所への買い物」「山道のワインディングロードでのドライブ」で、その中でクルコンが活躍できるのは高速道路だけです。

地方に住んでいると通勤や遠くへの買い物のために信号の少ない国道などを淡々と数キロ走ることは珍しくありませんが、都市部に住み土・日しか車を使わない人にとっては、だいたいそのようなものです。

そしてクルコンを使う唯一機会のある高速道路でも40〜100km/hの速度設定制限がかけられているクルコンでは、絶えず周りの車の流れに沿って加減速を繰り返す必要がある混雑している高速道路では滅多にその出番はありません。

比較的空いている高速道路では100km/h以下で走ると周りの流れに合わせて走る車に迷惑がかかるということは空気を読めない自己中以外誰もが知っています。

そのような高速道路で流れに沿って走るには110〜120km/h(メーター読み、実質のスピードはそれから約一割程度低い)ぐらいで走る必要があり、しかも登りやトンネルでは一般的にそれよりも速度が落ち、逆に見通しのよい直線や下り坂ではそれ以上にスピードがあがります。

つまり私は現実的に高速道路でクルコンを有効に使うためには最低でも120km/h(メーター読み)程度でのクルーズ設定ができないと意味がないと思っています。

【考察シリーズ】
自動車の車幅に関する考察1(考察シリーズ28)
自動車盗難(2013)の考察(考察シリーズ27)
ラリーアートとSTIの明暗について(考察シリーズ26)
衝突防止装置の普及を加速するための考察(考察シリーズ25)
ランエボの維持費についての考察(考察シリーズ24)
もっと光をあてていい軽自動車の考察(考察シリーズ23)
高速走行中に集中豪雨に遭った時に関する考察(考察シリーズ22)
自動車部品の革新についての考察(考察シリーズ21)
ドアロックする?しない?についての考察(考察シリーズ20)

【ランエボパーツ】
HKS LEGAMAX Premium マフラー交換
ランエボ]にフォルテス用オートクルーズ装着
タイヤとホイールの交換その1購入編
MMFで仕入れたモノその1 ボンネットダンパー
MMFで仕入れたモノその2 インテークパイプ
ランエボ社外エアロバンパーに その1
ブーストメーターの取り付け
ブースト計その2



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