2009年07月16日

カーナビについての(自己流)考察(考察シリーズその4)



今やドライブに必須となった感のあるカーナビですが、歴史はそれほど古いものではなく、1980年代にGPSを利用しないジャイロ式のカーナビが最初に作られたのが最初で、現在なくてはならないGPS内蔵のカーナビは1991年のパイオニアカロッツェリアまで待たねばなりませんでした。

当時のカロナビのコマーシャルで「道は星に聞く」というコピーが流行ったのを記憶されている人もいるのではないでしょうか。「星」=「GPS衛星」という意味なのですね。そしてその翌年1992年に初めての音声案内がついたカーナビが登場し、ようやく現在のカーナビの姿となりました。

1990年代までのGPSはアメリカの軍事上の理由から民生向けにはわざと位置が100m単位で誤差が出るようになっていましたが、2000年にようやくGPSの誤差を少なくしてくれてカーナビの位置の精度がかなりあがることになります。まぁ日本人はアメリカが打ち上げてくれたGPS衛星を無料で使わせてもらっているので贅沢は言えません。

GPSが組み込まれ、音声案内機能がついてから17年。カーナビに搭載される地図データはCD-ROMからDVD、そして現在の主流はHDDへと移っていきましたが、今後はインターネット化と単なる二次元の地図だけでなく3次元っぽい映像情報などが加わっていくものと考えられます。すでにパナソニックのカーナビではGoogleマップやGoogleストリートビューと連動できるものまで登場しています。

現在のカーナビは地上デジタルテレビやAV機能を充実させた高性能・高機能カーナビと、安価に買えて簡単に使え、携帯性もいいポータプルカーナビの二つに分かれてきています。

価格も安いモノでは数万円のものから、高いモノは本体のみで40万円を超えるものまでとその差は極端に離れていますので、自分にとって何が必要で何が必要でないかを考えて購入する必要があります。

案外ルート案内だけ取ってみれば安いポータプルナビのほうが、渋滞回避機能をもった高性能カーナビより到着時間が早かったりします。お値段と到着時間の早い遅いは関係ないようです(当たり前か)。

高機能カーナビの場合は本体(カーナビ+オーディオ)だけで使うということはほとんど想定してなく、フルセグテレビ、ETC、VICS、ハンズフリー携帯電話連動、バックカメラ、オービスマップなどの機能やオプション品を組み合わせることにより、様々な便利な機能を提供しています。

私の場合は、ETCは前車で使っていたものをそのまま使ったので、それ以外のVICS、バックカメラ、オービスマップを別途購入しました(地デジ、ハンズフリーは本体機能に標準装備)。

バックカメラは以前は運転下手の軟弱者!とか思っていましたが、やっぱあるととっても便利です。VICSとオービスマップについては必要性を感じたら後から付ければいいのではという感じです。

もしユピテルとかセルスターとかのGPS機能付きレーダー受信機を付けているならばオービスマップの警告とほとんどがかぶってしまいます。

カーナビと携帯電話をつなげることにより、リアルタイムで様々な情報(天気予報や渋滞情報予測など)を取得できたりする仕組みがありますが、まだ違うメーカー同士での情報共有もなく、本当に必要な情報というよりは、とりあえずやってみましたというような試行錯誤中という印象で発展途上です。

リアルタイムに有用な情報を提供するとしたら、空き駐車場のリアルタイム情報、リアルタイム地図更新、近くの駐車場付きレストランのお勧めメニューや割引クーポン、各地のイベント開催時間情報や交通規制情報、eメール(音声案内付き)の送受信などなど。

私が学生の頃に初めて中古車(Galant FTO 1600GS)を買った時には、AMラジオしか付いていなかったので、カーステと呼ばれていたFMラジオとカセットテープの再生機が一緒になったものをすぐに取り付けたものでした。

その中古車が最初に登録された頃にはまだハチトラと呼ばれていた8トラックカートリッジタイプの再生機が主流でしたので、カセットテープはその頃としてはまだ比較的新しいものでした。もちろんカーナビなんてものはなく、いつもクルマには2〜3冊の地図が置いてあり、知らない場所へいくときにはその地域の地図をあらかじめ購入しておくことが必須でした。

紙の地図は基本的に上が北になっています。その地図をいつも見ておおよそのルートや目的地を記憶していましたので、頭の中では常に上が北で、現在から目的地は右(東)か左(西)かというイメージがあります。

私が初めてカーナビを付けたのは1999年で、当時の最新型DVDカーナビでした。そのカーナビで表示される地図は自分の向いている方角が常に上という「ヘディングアップ」だったのです。つまり「地図の上は北」という今までのイメージが通用せず、現在地と目的地の相関関係が大きく狂ってしまったのを覚えています。

今から考えると紙の地図と同じ北が上になる「ノースアップ」方式にも設定変更ができたと思うのですが、このヘディングアップがディフォルトの設定でしたので、カーナビとはこういうものかと思ってずっとそのまま使っていました。実際このノースアップとヘディングアップどちらを使っている人が多いのでしょうかね?

最初に取り付けたPioneer Carrozzeria AVIC D9000+インダッシュモニター
20010728_01.jpg

ヘディングアップ方式だと東西南北は関係なく、自分の進行方向に対して右か左か後ろかというだけで、従来の紙の地図で培ってきた感性や記憶がまったく役立たずで、最初のうちはかなりとまどいました。

また紙の地図ならば一度走ったルートをイメージとして覚えていられるのですが、ノースアップのカーナビだと自分が曲がるたびに地図がぐるぐる回りますのでイメージとして記憶することができず、道がさっぱり覚えられなくなってしまいました。

現在のクルマに付けているカーナビはやはりディフォルトがヘディングアップでしたが今はノースアップに切り替えています。

ノースアップで混乱するのは南の方角に向かって走っていると画面の下に向かって走ることになりますから、交差点を曲がる場合に左右が逆になることでしょう。

しかし正しいルート設定がされている場合は、曲がる直前に画面が地図からどちらへ曲がるかのイメージ画像に切り替わりますので問題はありません。ルート設定されていなかったり、設定されていてもそれと違う道を選ぶときにはちょっと混乱することになります。

ランサーエボリューション]に取り付けたPioneer Carrozzeria AVIC-ZH099G
navi0315.jpg

自分で設定できる起動画面
20080614_56.jpg

最後に地図データは新しい道路の開通や一方通行規制など常に変化していきます。その際に役立つのが地図のバージョンアップです。現状ではリアルタイムに地図情報をアップデートできるというのはまだほとんどなく(最近できたそうですが)、ほとんどは1〜2年に1回バージョンアップ用のデータを購入してインストールをするという方法が主流です。

これも2年に1回、DVDを買ってきてインストールしたり一旦PCでダウンロードしてからカーナビに流し込むのではなく、せっかくネットにつながっているのならばネットでバージョンアップできるようになるのが望ましいと誰もが思うことです。

ネットにつながらないナビや、つなげていないユーザーはCDやDVDのメディアでバージョンアップすれば問題なしです。それには現在やっているまるごと地図を書き換えるというような大がかりなバージョンアップではなく、変更点だけを書き換えられるような技術や仕組みが必要なのかもしれません。

PCでも以前はアプリケーションソフトをバージョンアップする際には、いちいち店で購入してきたでっかい箱入りのCD-ROMでインストールをしていましたが、最近のほとんどのソフトはネット上でバージョンアップができてしまうはずです。カーナビはそういうところがまだ5年は遅れているという感じです。

【関連リンク】
カーナビについての(自己流)考察(考察シリーズその4)
カロッツェリアサイバーナビAVIC-ZH099Gのヴァージョンアップ
カーナビ迷走とGPSアンテナ交換
続カーナビ迷走 修理編
カーナビゲージョンの優劣とは
カーナビ地図更新
カロナビの排熱(冷却)ファンを交換してみたら
再びカロナビの排熱ファンを交換する



posted by makan at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 考察シリーズ
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