2009年09月18日

エコカーの定義についての考察(考察シリーズ6)



エコカーの定義って知っていますか?
エコカーってそもそも何なのでしょうか?


燃費がいいのがエコカー?
ではガソリンエンジンの場合、小排気量車ほど燃費がいいので軽自動車はすべてエコカーで、1500cc以上の車は軽自動車より燃費は相当悪く、みな非エコカーということになります。

一番燃費のいいのはバイクで、軽自動車より燃費がいいハイブリッド車プリウスでもリッター30km程度なのに対し、スーパーカブ(50cc)はリッター約100kmです。おそらく世界中の量産車でこのカブに勝てるのは前にも後にもないでしょう。

環境に優しいのがエコカー?

化石燃料を燃やして走る以上ハイブリッドを含めガソリン車やディーゼル車はみんな非エコカーです。電気自動車もデンマークのように電力の半分以上を風力発電でまかなおうとしている国ならともかく、日本ではその電気を作るのに相当環境を壊しているので非エコカーです。

しいてあげるなら燃焼後に水しか出さないBMWやマツダが開発中の水素エンジン車ですが、これも現状では元の水素を作るのに天然ガスから抽出したりと相当の資源を消費しています。

そう実はエコカーの定義なんてものはありません。SUVやスポーツカーの定義がないのと同じです。

メーカーが勝手に「これはエコカーです!※当社旧車比燃費○%向上」と言えばそれがエコカーなのです。猫だまし的なアイドリングストップ装置を付けただけのマツダアクセラはそれで立派なエコカーと呼ばれています。

今年から販売されるエコカー期待の星である電気自動車は軽自動車と同じサイズでありながら通常の軽自動車より300kg近く重く1トン近い車重です。そのような「重量級でサイズは軽」の車が本当にエコカーなのか疑問です。

また電気自動車に装着する巨大なバッテリーは廃棄物の中でも核廃棄物に次ぐやっかいなもので、電気自動車が一斉に廃車になる頃には大きな社会問題になることが懸念されます。しかしこの電気自動車には後で述べる優遇税制が手厚く1台売れるごとに約150万円もの税金が使われます。

イメージ(本文に関係なし)低排出ガスの表示あり
img_0 (8).jpg

さてエコカーの基準ですが、国内においては自動車メーカー救済のための買い替え促進策で、各種税金を減税するため政府が独自に「環境対応車」を定義しています。これが一般的に日本でエコカーと呼ばれる基準なのでしょう。

その基準は「2005年度排ガス」と「2010年度燃費」のそれぞれの基準と、現在の車がそれと比較をして排ガスがクリーンになったか、燃費がよくなったかを一定の割合で線を引き「環境対応車」を決めています。

しかしその区分は同時に車重で分けられているので、燃費が悪く排気ガスも汚かった過去の重い車の基準と比較される重い車ほど有利となり、メーカーは軽い車より環境に悪い重い車をわざわざ作ることになります。

つまりいい例が、元々燃費が優秀なコンパクトカーのカローラアクシオは「環境対応車」ではなく、無駄に重くて燃費の悪いビッグミニバンのアルファードが「環境対応車」だったりするわけです。不思議なものですね。

その「環境対応車」が受けられる「エコカー減税」「グリーン化税制」「エコカー購入補助金制度」について簡単に書いておきます。間違っているかも知れませんので、詳細は確認してください。

「エコカー減税」とは「環境対応車普及促進税制」のことで、ハイブリッド車や電気自動車、燃費のよい車を購入する人への優遇税制です。その内容は自動車取得税が、燃費性能と排ガス中の有害物質の排出量の割合に応じて50%または75%が減税されます。

基準は2005年の排ガス基準、2010年の燃費基準で、どれだけ改善されたかにより決まります。中古のエコカーも取得税が32%から54%減税されます。さらに重量税が3年または2年分50〜100%減税されます。

あと「グリーン化税制」と言うのがあり、平成21年度に新車新規登録された自動車で燃費基準+15%達成車で、かつ2005年度排出ガス基準75%低減レベル達成車は、自動車税(地方税)の税率が約25%低くなります。

さらに「エコカー減税」とは別に「エコカー購入補助金制度」があります。こちらは新車登録から13年を超える車を廃車にし、2010年度の燃費基準をクリアしている新車に買い替えると、補助金が小型車・普通車で25万円、軽自動車で12万5千円受けられます。

また買い替えの車が13年未満でも、燃費性能が2010年度燃費基準よりも15%以上高く、低公害車と認定されている新車購入なら、登録してから1年以上使い続ける条件で小型車・普通車で10万円、軽自動車で5万円が支給されます。

関係ない事ですが、新しく厚生労働省大臣になった長妻昭氏は任命式に呼ばれ総理官邸に入る際、黒塗りの高級車ではなく、議事堂からテクテク歩いていった初めてのケースと報道されていました。

国会議事堂から総理官邸までは徒歩で10〜15分程度なんですよね。もしかするとパフォーマンスなのかも知れませんが、これが普通にエコを考える人の感覚なんだろうなと長妻氏を応援したくなりました。・・・と思ったら今日の朝の閣議では交通渋滞にあってさっそく長妻氏が遅刻したらしいですね(-_-;



posted by makan at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 考察シリーズ
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