2009年10月22日

ETCカードの考察(考察シリーズ10)



以前、ETCについての考察について書き、ETCの運営団体が官僚や役人の天下りと業界団体の巣窟となってしまっていることは100歩譲り必要悪ということにしておき、今回はETCカードについての考察です。

ETCカードとはETC本体に差し込み料金を精算するクレジットカードのようなものですが、色々なところから発行されていて、年会費が有料・無料、特典も様々あります。しかし実際にはその特典をよく調べて作ったという人はあまり以内のではないでしょうか?普通はよく使っているクレジットカード会社にそのままなにも考えずETCカードを申込むか、ETC本体を買う直前に慌てて業者に勧められるまま一緒に作ったりするケースが多いのではないでしょうか。

ETCカードは一度作るとそうたびたび変更するようなものではありませんので、本来は選ぶ際に中長期的な視点をもって選ぶべきものです。しかしETCカードはクレジットカードとペアになっている場合が多いので、慎重に考えないといけないのはクレジットカードの利用についての中長期展望ということになります。

例えば「今後メインに使用するクレジットカードは何か」「有料のクレジットカードを今後ずっと使い続けられるか」「公共料金や携帯電話、通販、オークション、プロバイダ等の引き落としカードをまとめられないか」「居住地域や勤務先で便利なカードは」「海外出張などが多い場合はどのカードが便利か」などです。ETCカードに付帯してくるサービスなどはその次に考えるべきものです。

もし今メインとして使っているクレジットカードでETCカードの申込みができなければ、そのクレジットカードを変えることも検討すべきでしょう。というのも、高速道路の利用度にもよりますが、ETCで使った分だけクレジットカードにポイントが加わりますが、発行会社が別々だと合算できずにポイントが無駄になってしまう可能性があります。どうせならポイントを合算して大きく恩恵を受けた方がお得でしょう。

一般的には銀行系やクレジット専業系の場合、クレジットカードの年会費+ETCカード年会費を支払いますが、中にはETCの年会費を無料にしたり、1回以上利用すればETCの年会費を無料にしたりするケースがあります。元々年会費が無料のクレジットカード(一部の信販系や会員型クレジットカードなど)の場合は、付帯するETCカードも同じく年会費無料のケースが多いようです。

ETCと自動車は常に一体のものですから、ガソリンスタンド系列の会社が発行するETCカード(クレジットカード機能付き)は、有料のものもありますが、その代わりガソリン代をそのカードで支払えば燃料代が一律割引になったりしますのでそれで元が取れてしまうかもしれません。しかし高速のSAのようにスタンドを選べないケースもままあるのでそういつもうまくいくとは限りません。

その他、JAFや道路運営会社(旧道路公団等)、オートバックス、TSUTAYA、IY(ヨーカドー)、NTTグループ、ファミリーマート、自動車ディーラーなどもETCカードを発行しています。有料・無料、条件付き無料、付帯サービス等が様々ありますので調べると迷います。またネットで調べると溢れているETCカード情報は、ほぼすべてアフェリエイト(成功報酬)サイトで、成功報酬の対象となるカードしか勧めず、その点を理解した上で検討しなければなりません。

私の場合、数年前携帯電話を買い替える時に、その代金引き落としのクレジットカードを新たに作れば故障や予備電池などの保証が付くというので、その会費無料のカードを一緒に作りました。そのカードでETCカードが無料で作れることがわかり、今までメインとして使っていた有料のクレジットカード&ETCカードをやめることにしました。

ちなみに現在使っているETCカードと新しく作ったETCカードとの切り替えは簡単です。新しいカードを作って本体に差し替えるだけで、特に面倒なことはなにもありません。ほとんどの人が登録しているだろうETCマイレッジポイント(使用料金に対して割引が受けられる)は発行カード発行会社とは関係がありませんので、ネット上でカード変更手続をすればそのまま引き継げます。あとは使っていたクレジットカードやETCカードを解約するだけです(これが一番たいへんかもしれません)。

気をつけないといけないのは、最初のうちは無料でも途中で規約が変わり年会費が必要になるケースがあります。楽天やYahooのETCカードがそうでした。そういうのはちょっと困りものですね。大々的に「無料」を餌にして集めておいて、その後一方的に有料化してしまえば、手間をかけて解約する人もいるでしょうけど、面倒なのでそのまま使い続ける人も少なからずいるでしょう。

ウイルスソフト(マカフィ)の使用期間更新前に解約手続をしても、先払い(自動引き落とし)分が全額返金されず、またその対応にはまったく誠意がなく、以前もめたことがありますが、一種の詐欺的と思われても仕方がないですね。でもこればかりは残念ながら事前にはわかりませんので注意のしようがありません。

●クレジットカード会社(ETCカード)の種類
1)クレジットカードとは別にそのクレジットカード会社が発行するETCカード
2)クレジットカードと一体型(1枚になった)ETCカード
3)各種会員カードとは別に発行されたETCと一体型のETCカード
4)各種会員カードと一体型(1枚になった)ETCカード
5)ETC単独の専用カード

●クレジットカード会社(ETCカード)の系列
A)銀行クレジットカード系
B)信販クレジットカード系
C)ネット通販クレジットカード系
D)運輸会社クレジットカード系
E)ガソリンスタンドクレジットカード系
F)その他(家電量販、カーディーラー、コンビニ等)
G)ETC専用(クレジットカード機能を有するものもあり)

主なETCカード
(注意:ETCカードが無料でも有料のクレジットカードへの入会が必須のものもあります)

■銀行クレジットカード系
りそなETCカード
MUFGカード
三井住友VISAカード
JCBカード
三井住友VISAカード
ダイナースカード
UCカード

■信販クレジットカード系
オリコ-ETCカード UPty iD 年会費無料
セディナカード ETCカード 年会費無料
NICOS(ニコス)UFJ VIASO ETCカード 年会費無料
アメリカンエキスプレスカード
イオンカード
セゾンカード
OMCカード
トヨタファイナンス
セントラルファイナンス
オリコ

■ネット通販クレジットカード系
楽天KC・ETCカード 年会費525円
Yahoo! JAPAN ETCカード 年会費1050円
SBIカード ETCカード 年会費無料

■運輸会社クレジットカード系
NEXCO中日本プレミアムドライバーズカード 年会費1312円
NEXCO東日本 高速人カード(E-NEXCO pass)年会費1312円
NEXCO西日本 Quadra-pass
首都高カード 初年度無料、2年目以降1050円
JALカード ETCカード(提携先により有料、無料あり)
ANA ETCカード 年会費初年度無料

■ガソリンスタンドクレジットカード系
ETC PLUS(ENEOSカードに入会が必要)
コスモザカードオーパスETCカード 年会費無料
Shellスターレックスカード 年会費無料
JOMOカード(ETC一体型カード)
出光ガソリンカードまいどプラス 年会費無料

■その他
NTTグループカード 年会費無料
アイワイカードETCスルーカード 
JAF ETC専用カード 年会費無料
TOYOTA TS CUBIC CARD 年会費無料
ジェームス TS CUBIC CARD 年会費無料
ツタヤ(TSUTAYA)ETCカード(年会費無料)
日産ETCカード 年会費無料
HONDA C-card 年会費無料
SUZUKI CARD
オートバックス
カルワザカードUCS・ETCカード 年会費無料
プレミアムドライバーズカード 年会費1,312円
STEERING PASS VISAブランド:年会費無料
Type Select JCBカード  年会費無料
デオデオ
ファミマETCカード  年会費無料
ETCパーソナルカード 初年度無料

2009年10月現在
※情報が間違っている場合や、変わることがありますので、必ず事前にご自身でご確認ください。



posted by makan at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 考察シリーズ
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