横浜の三溪園(さんけいえん)へ行ってきました。
まだ桜には早く、梅は終わっていますので、いい時期ではないのですが、その代わりに空いていてのんびり散歩ができます(負け惜しみ)。桜はあと2週間ぐらい後が見頃になりそうです。
三溪園は生糸貿易により財を成した実業家 原 三溪(本名富太郎)1868年(慶応4)-1939年(昭和14)によって、1906年(明治39)から公開されているそうです。
その後、空襲とかで焼失したものもあるそうですが、広大な敷地内には京都などから移築した古い建物などがあります(重要文化財10棟)。
春は梅と桜、秋には紅葉が昼間はもちろんナイターでも楽しめますが、混雑は相当のものです。遠い昔にナイターの紅葉を車で見に行きましたが、駐車場へ入るのに1時間ぐらい待ちましたが今だともっとじゃないかな。
正門そばの駐車場から、500円の入園料を払い、入場します。午前中に行きましたが観光バスが5〜6台先に着いていて、団体さんが先に入場していました。
正門

正門を入るとすぐに大池があり、視界が広がります。池には亀が大量に甲羅干しをしていました。

亀って絵や漫画に描くと愛嬌があるのですが、実物はとってもグロテスクで険相な顔つきをしていますので、私はあまり好きではありません。でも子供の頃はよく雨が降ると道路に出てきて轢かれたりするので、よく救助して川に返していました。もちろん竜宮城への招待は一度もありません。
梅がチラホラと咲いていました。やっぱり満開の桜が見たいなぁって気になりました。
梅と三重塔

三重塔は、1457年(康正3年)京都相楽郡加茂の燈明寺(東明寺)に建築され、1914年(大正3)に三溪園へ移築されました。大正時代ですから汽車で運んだのでしょうかね?もしかして牛車とか?いずれにしてもクレーンもトレーラーもない時代ですから、たいへんなことでしょうね。
旧矢箆原(やのはら)家住宅【重要文化財】1750年頃築(宝暦年間)

岐阜県大野郡荘川村岩瀬(白川郷)にあった豪族の合掌(がっしょう)造の民家を1960年(昭和35)ダム建設により水没する前に移築したものだそうです。
中に入ることができ、古い民具が展示されていましたが、中は暗くてよく見えません。江戸時代や明治時代に使われていたと思う農耕具や食器、土間、家財などを見ていると、時間がゆっくりと流れて癒されるような気がします。
行き帰りには本牧の中心部を通り抜けますが、ちょうどバブルまっさりの時期に開業したマイカル本牧を中心とする大型ショッピングゾーンは、当時は東京や横浜のお洒落な人が、外車に乗って競って遊びに来て賑わっていたのですが、今見ると不況のせいもあるのか、路面店でもシャッターが降りていたり、空き店舗の看板が目立ち、どうもくすんで寂れた感じがします。
近くに駅がないのがつらいところでしょうね。いっそ、横浜から路面電車かケーブルカーを走らせてみると、サンフランシスコみたく再び注目されるのではと思ったり。
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