2010年12月18日

言わずに死ねるか!日本車への遺言



言わずに死ねるか!日本車への遺言」三本和彦著を買って読みました。

三本和彦氏と言えば長い間「新車情報」というテレビ番組の辛口司会者として有名でしたが、5年前に降板しその後は時々雑誌やテレビで見かける程度でしたが、すでに御歳79才、普通の人ならとっくに引退していていい年齢ですね。

私がこの「新車情報」という番組を見始めたのは、学生時代にバイトを掛け持ちして中古車を初めて買った頃ですから1970年代後半でしたが、番組は1977年から始まったと言うことですから、開始とほぼ同時に見始めていたことになります。

その前年にはクルマ好きには衝撃的だった徳大寺有恒氏の「間違いだらけのクルマ選び」という国産車をけちょんけちょんにこき下ろした本が出版され、当時は執筆者は匿名だけどすごい本が出たものだと驚いたものでした。その匿名だった徳大寺有恒氏はもしかしたら三本ではないかという噂さえ立ったのを思い出します。

新車情報では1台の新車を持ち込み、試乗テストを三本氏自らが高速道路と峠道でおこない、乗り心地、居住性、操縦性能をレポートしていきます。

スタジオでは開発責任者を招き、「あそこはいいけど、ここはよくない」とテレビでズケズケ言うものだから見ている方もドキドキしていました。

なにしろジャーナリストもテレビ局も大メーカーを敵に回すと仕事や広告がなくなってしまいますから、普通はおべんちゃらこそ言え、「前方の見切りが悪い」とか「見てくれの悪いのはデザイナーの怠慢」とか「雨後の竹の子みたいなサイドミラー」とか「Aピラーが寝過ぎていて不快」だとか、ユーザーと実用本位で苦言を呈していました。

当時の自動車評論家の多くというかほとんどは、自動車メーカーから仕事をもらっているか、自動車メーカーから広告をもらっている雑誌社の仕事をしていましたので、どんなクルマでもベタ褒めするのが通例でした。

それはとにかく褒めちぎり、悪い点には一切触れず、他車と比べるなんてこともしないのが暗黙のルールでした。そのような中での辛辣な発言ですからメーカー側もだいぶんと煮え湯を飲まされて苛ついていたことが想像できます。

で、この本ですが、三本氏が自動車に関わってきた学生の頃から、東京新聞へ入社してジャーナリストとして活躍し、独立後は新車情報などの仕事、そして本職の写真家としての話しまで、面白く書かれています。

特にカーグラフィックスを創刊した小林彰太郎氏とはまだ学生時代にアルバイト先で出会ってその後の交友関係については興味深いものです。

ただ「管総理」とか誤字などが多いのは困りものです。これは校正をするべき編集部の責任です。

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