関西遠征2011春 その1(石山寺、晴明神社)
二日目は午後から行動開始です(前日寝てないもので10時間ほど爆睡しました)。
午後から子供を連れて京都市街地から車で20分ほど北にある鞍馬寺へ向かいます。その鞍馬街道ですが「鴨川ホルモー」で京都大学青龍組に主人公がスカウトされる桜も綺麗な上賀茂神社の横を通り抜け、さらに玄武組の本拠京都産業大学の横も通り過ぎると、あとは信号もほとんどなくスイスイ走れます。ただ民家が多いのと途中対向車とすれ違えない狭い場所があるのでスピードには注意が必要です。
鞍馬寺の起源は770年頃とされ、多くの国宝や重文のある歴史あるお寺ですが、普通の線香臭い地味な山寺とは違い、ちょっと不思議なお寺で、ご本尊の「尊天」は今から650万年前に金星からこの地に降り立ったという「全宇宙を治める」神とされいます。
今の言葉で言えばどこかイッチャッテル?て感じですが、周囲は深い山々に囲まれ密教っぽい雰囲気のあるパワースポットです。
写真上:仁王門 下:本殿金堂 写真クリックで拡大(以下同じ)

100円のケーブルカーで数百メートルを一気に運んでもらい(徒歩で階段を上る人も多い)、さらに石段を数十段上ると本殿に到着です。その本殿の前の広い場所には大きな六芒星(ろくぼうせい)が地面に埋め込まれていて、昨日行った清明神社は五芒星と同様に宇宙の神秘を伝えるミステリアスな空間です。
六芒星はユダヤ教のマークと同じですが、遠いご先祖のどこかで双方に縁があるのかも知れません。その六芒星の中心に立って参拝者が順番にお祈りをするのですが、中には天に向かって両手を突き上げ宇宙と一体化し?トランス状態に入っている人もいます(笑)
一般的に鞍馬寺と言えば、源義経が幼少の頃、まだ牛若丸と名乗っていた時に、この寺で修行を積んでいましたが、その時に鞍馬山に住む神聖とされた天狗から様々な武術や教えを受けたとされています。
また大佛次郎の小説やその映画、テレビドラマになった「鞍馬天狗」が昔ありましたね(たぶん50代以上の人しか知らないでしょう)。
写真左:おみくじ 右:おっ!天狗発見!

本殿でおみくじを引いたところ、吉凶はなんと「半吉」が出ました。このような中途半端は初めてです。え〜と、半吉は「大吉・吉・中吉・小吉・半吉・末吉・末小吉・平・凶・小凶・半凶・末凶・大凶」(wikipedia)だから、上から5番目で末吉のひとつ上ですね。
写真左:境内にあったものすごくひねくれた木 右:鞍馬までの公共交通手段は電車かこんな賑やかな小さめのバス

鞍馬寺詣ででちょっとした知得ネタですが、普通、車で行った場合、参道下に駐車場(500円)を利用する人が多いのですが、勝手知ったる人は、参道左横の急坂を少しだけ登り、右の参道を横切ったところにある「擁州路」という精進料理や喫茶のお店があり、そこの駐車場に停めて店を利用すれば、鞍馬寺への参拝中も無料で停めておけます。
そしてこのお店ではコーヒーもお勧めですが、わらび餅も極上に美味しいです。やっぱり水が良質だとこうまで違うんですね。
写真左:擁州路 右:わらび餅とコーヒー

鞍馬寺を後にして、来た道を戻っていきますが、今度は上賀茂神社方面には行かず、途中から左に曲がり、ユニークなマンガ学部がある精華大学や、国立国際会議場がある方向に下っていき、そのまま白川通りに出て南進して岡崎公園の中に入ります。公園内の野球グラウンドの下に大きな公営駐車場があります。
途中の白川通りではハマー(GM HUMMER)を2台見掛けましたし、この岡崎公園駐車場ではスバルのアルシオーネSVXという今ではすっかり珍しくなった車を発見しました。珍しい車を見掛けた割には、今回の関西遠征中に往復の高速道路を含め一度もランエボXを見掛けませんでした。
京都の岡崎公園は、岡崎市の岡崎城がある岡崎公園とよく間違えられますが、平安神宮や様々な文化施設、動物園などを包括した大きな都市型公園です。
明治時代に京都へ琵琶湖の水を引くため巨大な土木工事がおこなわれましたが、その琵琶湖疎水(運河のようなもの)の貯水池にもなっている場所です。その水を使って京都市内で使う電気の発電もおこなわれていました。
その疎水の周囲には昔から桜の木が多く植えられていて、毎年多くの市民を楽しませていますが、桜の季節だけ「岡崎桜回廊十石舟めぐり」という催しがあり、船上から桜を眺めることができます。

その観光船には雨の日でも大丈夫なように低い屋根がついていますが、橋の下を通過するときは、さらに電動で屋根が下がります。
そうしないと橋の下をくぐれないからですが、遠くから見ると「あんなに狭い隙間を本当にくぐれるのか?」と思ってしまうほどギリギリを通過します。

肝心の桜ですが、一部5分咲きのところもありましたが、ほとんどはつぼみかせいぜい1〜2分咲きで、豪華絢爛、水面に散った桜の花びらが埋め尽くし、ピンク色の絨毯と化す姿は見られませんでした。しかしその姿は容易に想像ができました。

岡崎を後にして、すぐ近くにある聖護院へ寄ります。ここでは聖護院八ッ橋本店でお土産の八ッ橋を購入するだけです。

そして最後に寄るのは夜6時から始まる二条城ライトアップです。岡崎から車なら10分程度で着きます。到着したのは17時半頃で、昼間の二条城の公開は終了し、メーンの入り口である東大手門も、そのすぐ横の入城券売り場も閉ざされています。そのせいで普段は混んでいると思われる堀川通り沿い東大手門前の公営駐車場もすんなりと入れました。
写真上:東大手門 下:唐門(奥に見えるのが国宝二の丸御殿)

二条城ライトアップは桜の季節のみ昼間の公開とは別で行われます。つまり昼間に二条城に入ってそのまま残ってライトアップを見ることはできません(この〜商売上手)。
5時半からチケット売り場(東大手門横)に並びましたが、前には台湾から観光に来ている1組だけでした。その後6時の開門の時間になると、後方に50人以上の人が並んでいました。
夜の入城は大人600円ですが、和服で来れば入場は無料(当日だけのことかは不明)と書いてありました。いかにも京都らしいですね。
二条城に着いたとき、思っていたより人が少ないなと思いましたが、それもそのはずで、岡崎公園と同様、桜はまだ1〜2分咲き程度。とても桜を見たという気にはなれません。
よかったのは西山に夕陽が沈む頃の二条城内堀の美しい光景や、お琴の生演奏でしょうか。あと1週間もすれば、2003年のJR東海の「そうだ京都へ行こう」キャンペーンでも使われた美しい二条城の満開の桜が見られるのですがちょっと残念でした。
写真上右:桜の園 下:内堀

写真上:見事に咲いていたのはこの1本のみ 下:お琴の演奏

写真:出店のみたらし団子

そして夜8時、山科の国道1号線でガソリンを満タンにして(高速SAのガソリン価格はリッター約10円も高かったです)、京都東ICから名神高速に乗り、草津の分岐では東名阪四日市付近がまだ激しく渋滞しているようだったので、伊勢湾岸道経由ではなく、旧来からある名神高速〜東名高速のルートを選択しました。
走っている大型車の数が非常に多く、あまりスピードは出せませんが、目論見通り一度も渋滞にははまらず、途中で休憩や夕食を挟みながら、深夜1時半には川崎ICに到着することができました。
続き 関西遠征2011春 その3(番外編)
【参考】音を出してご覧ください
JR東海「そうだ京都へ行こう」2007年上賀茂神社編
JR東海「そうだ京都へ行こう」1998年鞍馬寺編
JR東海「そうだ京都へ行こう」2003年二条城編
【お出掛けレポート】
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東北ツアー2015(青森、岩手)その1
関ヶ原と京都旅 その1
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