2011年06月26日

旧車シリーズ(スバル富士重工編)



日産編に続き今回はスバル編です。2007年8月に富士重工業矢島工場内にあるビジターセンターを見学したときに、飾ってあった旧車を撮影したもの+αです。

初代スバルサンバー
サンバーは1961年(50年前)からスバルの軽商用車として長く愛されてきましたが、残念ながら今年生産中止が決まり、2012年には姿を消すことになりました。

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基本構造は商用車であったにかかわらずスバル360のシャーシーやレイアウトを使いこの頃では非常に珍しい4輪独立懸架という豪華仕様でした。ちなみに高級乗用車として有名なトヨタクラウンが4輪独立懸架になったのは1983年のことですからサスペンションに関しては20年以上も先へ進んでいたことになります。そのような先進技術をいち早く取り入れることから後のモデルでは「農道のポルシェ」とあだ名されました。

スバル360
1958年から1970年まで12年の長きにわたり生産されてきた日本で初めての国民車です。NHKのプロジェクトXでもその苦難の連続の開発の様子が出ていました。

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エンジンはリアに搭載し、ボディは航空工学を生かしたフルモノコック構造ボディ、サスペンションは4輪独立懸架と先進の技術を使いながら、軽量化とサラリーマンにでも買える安さを追求したシンプルな装備で大ヒットしました。特徴的なのは乗降性を良くするためドアが後方ヒンジの前開きだったことでしょう。室内(写真下)は見事なまでに必要最小限の装備でラジオすらオプションだったそうです。

スバル1000
1966年から1969年まで生産されていました。車名は変わりましたが、その後スバルの乗用車やお得意のワゴン車としてff-1、レオーネ、レガシィへその伝統と伝説は引き継がれていきます。
ただ最近のレガシィは日本車というより米国車っぽくなってきて日本のスバリストからはあまり評判が芳しくありません。実際に売れる台数が多いのが北米や豪州で、国内で売れる台数は知れていますから仕方がないでしょうね。

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スバル伝統の水平対向エンジンを搭載し、駆動方式は当時まだ成功した例のないFF方式、スバル360と同様4輪独立懸架、広さと静粛性も確保しセダンとライトバンがありました。1967年にはスポーツモデルスバル1000スポーツセダンが加わり、同クラスでは国内ラリーに敵なしでした。1995年にインプレッサでWRC(世界ラリー選手権)を制覇しますが、その歴史は28年前から作られていたのです。

初代レガシィ(BC型)
このレガシィは、発売直前の1989年1月に10万キロ耐久走行で223km/hの世界速度記録を達成したセダンRSそのものです。

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レオーネから名前を一新したレガシィ(ツーリングワゴン)が1989年に登場したときは衝撃を受けました。それまでワゴンと言うと商用車のバンを少し豪華仕様に手直ししたものをワゴンと名乗るのが普通でしたが、このレガシィから始めてワゴン専用ボディとなり、ワゴン=商用車というイメージを完全に払拭しました。
レガシィと言えばそのワゴンが代名詞のようになっていますが、実はライバルの多いセダンも他車を完全に凌駕するほど高性能で有名です。
この初代レガシィのセダンにはRSという強力なモデルがあり宣伝を兼ねた挑戦をおこなった車がちゃんと動体モデルで保存されていました。このRSは展示室に置いてあるものではなく、本社工場内(駐車場)で撮影しました。

上:三代目レガシィツーリングワゴン(BH型) 下:SUBARU B9 SCRAMBLER

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上:1998年4月に無改造の量産モデルで1kmの区間平均速度270.532km/hを達成し世界最速ワゴン記録を更新した車両です。無改造とはいいながらロールゲージや4点式シートベルトなど安全面での改造は許されているようです。車高は意外と高くサスペンションやホイールも純正のままのようです。
このBH型(セダンはBE型)レガシィは1998年に発売開始され2003年まで生産され「新世紀レガシィ」という触れ込みでした。

下:SUBARU B9 SCRAMBLERは2003年の東京モーターショーで公開された2シーターオープンカーで実際には販売されることのなかったコンセプトカーです。時代を先取りする電気モーターとエンジンのハイブリッドカーですが、もしこのシステムがうまくいっていれば、トヨタやホンダに先駆けてハイブリッドモデルの乗用車を出していたのかも知れません。

旧車シリーズ(日産編)
旧車シリーズ(三菱自動車編)

【ブラオヤジ・シリーズ】
ブラオヤジ
ブラオヤジ2(含む旧車シリーズ)
ブラオヤジ3(含む旧車シリーズ)
ブラオヤジ4(含む旧車シリーズ)
ブラオヤジ5(含む旧車シリーズ)
ブラオヤジ6
ブラオヤジ7(含む旧車シリーズ)



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