2011年09月15日

私の求めるクルマ理想像 その2



私の求めるクルマ理想像 その1に続き、「私の求めるクルマ理想像 その2」です。

【二人目の子供ができた30代後半の頃】
家族が増え4人となると、どこへ行くにもプレリュードSIの2ドアクーペでは不自由となり、買い替えることにしました。私の理想形として、5ナンバー、小回りが効く、セダンかワゴンでゆったりした広さ、高剛性でしなやかなサスペンション、同乗者に優しく静かに走れる4AT、高速で長距離を走ることもあるので、DOHCエンジンとできればターボ付き、さらに安全のためフルタイム4駆にも乗ってみたいと、どうせなら可能な限り全部入りを考えていました。

その頃から急に増えつつあった、日本のモータリゼーションをダメにした一番の原因と言われるミニバンと呼ばれるレジャー用多目的車には、まったく興味が湧きませんでした。なぜなら単なる移動の手段と割り切るならいいのですが、走らせて面白い、ワクワクさせてくれるものがありません。

そして車高が高くなることによってカーブでは遠心力をモロに受け、ロールが大きく、好きなワインディングロードで気持ちよく走らせることができません。ミニバンは運転手以外の乗員にとって快適な大きな箱でしかありませんからキビキビした運転を楽しみたい人が乗る車ではないでしょう。

で、乗り換えを検討していたその頃、三菱から満を持してランサーエボリューション(初代)とスバルからインプレッサWRXというスポーツセダンが相次いで発売されました。

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その両車にかなり心が動かされ、初めてスバルのディーラーを訪ね、WRXの試乗もしました。三菱のランエボ(初代)は2500台の限定車だったので試乗はできませんでしたが購入することは可能でした。

しかしカタログデータを見ると、4駆のせいでいずれも小回りが効かないのと、ATはなく5MTだけというのがこれからはファミリーカーとしてメインに使おうと考えるのには無理がありました。

小さな赤ん坊や幼児を乗せて、5速MTで山道をいいエキゾーストノートを響かせ、かっ飛ばすことはできず、それより渋滞した街中や高速道路を淡々と走ることを優先せざるを得なかったのです。

また当時マツダのサブディーラ(オートザム)でランチア・デルタ HFインテグラーレというWRCラリーで大活躍し、ちょうどランエボやインプレッサWRXとライバル関係にあるイタリア車が売られていました。

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写真:ガレーヂ伊太利屋

これにもかなり刺激を受けましたが、なんと言ってもベース車両はワーゲンゴルフなどと同じクラスの小型ファミリーカーです。

内装など極めてちゃちな上、ディーラーの人から「数年で雨漏りするのは覚悟の上で」とまで言われて断念しました。値段はスカイラインGTR(R32型)とほぼ同じでした。

WRXを2回目に試乗した後、同じスバルのディーラーであまり興味はなかったレガシィ(初代BF)ワゴンの試乗を勧められました。

5ナンバーでも室内がやけに広々としていて(それまではずっとクーペだったから当たり前なのですが)、どっかんターボも心地よく「意外にこれもいいじゃん!」ということで、タイミングとしては少し待てばモデルチェンジ後の2代目のBGレガシィを買うこともできましたが、カタログを見たところ初代から技術的に大きな進歩はなく、結局在庫一掃の大幅値引きをしてもらってBFレガシィツーリングワゴン(2000GT)を購入することになりました。

このレガシィは5ナンバーではあるものの、全長が長いうえに4駆のせいで、狭い場所での小回りが効かないのが、私にとって理想のクルマではありませんでした。また直進性に優れたFFに10年間乗っていたので、ステアリングをしっかり握ってないと、どこへ行くかわからない4駆の直進性の悪さや、車重の重さ(発進時のもっさり感)に当初は戸惑いました。

ただ初めてのターボ車で、高速巡航の安定性や追い越し加速の心地よさは満足がいくものでした。またフルタイム4輪駆動のおかげで濡れた路面や少々の雪道でも安定して走ることができ、不安なくドライブができました。

【3人目の子供が生まれた40代前半の頃】
そうこうしているうちに、レガシィは2代目のBGから3代目のBHとモデルチェンジをしていき、初代のBFレガシィがみすぼらしく思えてきました。そこで2回目の車検前に、乗り換えることにし、結果的には3代目BHレガシィ(2000GT-B)を購入することになります。

一応その時も他社の同種のクルマと比べてみましたが、走り、室内快適性、性能においては他社のクルマを圧倒的に凌駕していて、価格以外は新型レガシィが飛び抜けて優れていました。そして決定打は、優れた4駆システム、明るいキノセンヘッドランプ、新しい4速AT、しなやかなビルシュタインサスです。

そしてこのBHレガシィは気に入って過去最長の9年間乗ることになります。当時比較検討したのは、アベニール、プリメーラあたりですが、まったく比べものになりませんでした。

しかしいかんワゴンは全長が長く、前後のオーバーハングも大きく、5ナンバー枠とはいえ、狭い道や駐車場では取り回しや使い勝手がいいとは言えません。自宅の狭い駐車場へ入れるときも、何度か切り返す必要があり面倒でした。

また圧倒的なDOHCツインターボが発するパワーは魅力ですが、4駆の重さ、フロントヘビーで回頭性能の悪さなど、長距離を坦々と走る高速道路ではいいのですが、狭い山道を俊敏に走るのにはあまり向きません。

さらにスバルのATは他社に遅れをとっていて、発売当初からこの4ATは完全に旧式となっていました。

レガシィはその後4世代目(BP)が登場しましたが、車幅が3ナンバーとなり、全幅がより大きく立派になり、私の求めている小振りでキビキビとした走りを楽しませてくれる理想のクルマから大きく乖離していきます。

この傾向は北米やオーストラリアで人気のモデルだけに、より大きくゴージャスになっていくのは仕方がないことなのでしょう。

【家族を乗せて出掛ける機会も減ってきた50代の頃】
たいへん気に入っていたBHレガシィに9年間乗り続け、4回目の車検を迎えるにあたり、それまでは広いカーゴスペースに荷物を満載して出掛けていた夏や正月の長距離旅行も子供が大きくなってきたため、その必要性が徐々になくなってきました。

10年目の車検を受けるかどうか迷っていたとき、ランサーエボリューション10が登場することが発表され、しかも私が一番待ち望んでいたVWやアウディに搭載されていたDSGとほぼ同じタイプのツインクラッチ式自動マニュアル変速機(SST)が最大の魅力です。さらに4WDシステムも電子化され、これ以上は望めない走りを与えてくれそうです。

しかし最大のネックは、全幅が1800mmを超え、5ナンバーのBHと比べると10センチ以上も幅広になってしまうことです。また走り優先で見えないところにお金がかけられているクルマゆえ、内装は極めてチープで、14年前に買った価格も150万円以上安いBFレガシィにさえ見劣りがします。

悩みましたが、その時に欲しいクルマは他には見当たらず、車幅のことは目をつぶって思い切ってランサーエボリューション10を購入することにしました。車内の広さは、レガシィ(BH)とそう変わりませんが、トランク(カーゴ)の容量が大きく違い、逆に余計な荷物は積まないと割り切ることにしました。

ランサーエボリューションも日本よりは海外で多く売れているクルマですから、どうしても日本の道路や駐車場に相応しくないほど大きくなってしまうのでしょう。

ただレガシィワゴンと比べ前後のオーバーハングと全長が相当短くなったのは多少のことでもありがたいことです。

しばらくは時代を逆行するハイオク、高燃費、高出力のランエボに乗り続けようと思っていますが、あと5〜6年も経てば、子供達は全員巣立っていくでしょうし、そうなるとセダンやワゴンでなくても、例えば二人乗りのロードスターのようなクルマでもいいかなぁと考えています。

来年登場するトヨタとスバルのコラボレーションカー通称FT-86は、トヨタだけでなくスバルブランドからもBRZという名で販売されますが、基本的には2リッター水平対向のNAエンジンとFRの2輪駆動ということが決まっていますが、将来的にターボ+4WD+ツインクラッチ式自動マニュアルミッションへと正常進化すれば、それもまた候補に入ってきそうです。

もちろん次を買える頃には世の中的にはEVやハイブリッド、クリーンディーゼル車がメインとなっていて、走りの楽しみよりエコ&エコノミーがトレンドで、そうだとしたらあまり食指は動かないのですが、、、

私の求めるクルマ理想像 その1


ランエボXこの2年を振り返って その1(足回り、運動性能、パワートレーン)
ランエボXこの2年を振り返って その2(エクステリア&インテリア)
ランエボXこの2年を振り返って その3(エンジン、その他)




posted by makan at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他雑感
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