2012年03月24日

クルマが主役の小説たち



今回はちょっと趣向を変えて、クルマが主役だった小説をいくつか紹介してみます。って単にネタ不足っていう事情なんですけどね、、、

マッハGo!Go!Go!」「サーキットの狼」「ガッデム」「F-エフ-」「頭文字D」「湾岸ミッドナイト」「SS」など、クルマが主役の漫画やアニメ作品はしばしば見かけます。

また「カーズ」や「ピンク・キャデラック」「キャノンボール」「深夜プラス・ワン」「トランスポーター」「ワイルドスピード」「回想のビュイック8」「グラン・トリノ」などクルマを主役やテーマにした外国の作品(小説や映画)もよく見かけます。

が、意外と日本の小説というジャンルでは、特に最近見かけることが少なくなりました。70年代80年代頃までは結構あったように思うのですけどね。それらを少し拾ってみたいと思います。もしここに上がらなかったお勧めの作品があればぜひ教えてください。

小説家の中でも大のクルマ好きと言えば五木寛之氏で、「わが憎しみのイカロス」(1972年)、「ダブル・クラッチ」、「メルセデスの伝説」(1985年)、「雨の日には車をみがいて」(1988年)、という作品があります。それ以外の小説の中でも五木作品には脇役としてBMWやポルシェなどがよく登場してきます。

「メルセデスの伝説」ではシルバーの名車770グロッサーをヒットラーから天皇へ献上されたものの、それがいつのまにか消えてなくなったことを主人公が調べる小説です。これを読むとかなりメルセデスベンツの歴史に詳しくなれます。今から27年前の小説です。

「ダブル・クラッチ」はすでに廃刊となっているのか、探したのですが見つかりません。またこの作品は郷ひろみ主演で1978年に映画化され、その後VHSが販売されていましたが、当然今ではそれもなくなっているようです。この映画は私が学生の頃、ロードショーではなく3本立ての名画座で見た記憶があります。

映画ではスバルレオーネが無意味にジャンプばかりしてボロボロになりながら頑張っていました。ジャンプするのとダブルクラッチをマスターするのとなんも関係ないだろ!という当たり前の突っ込みをしていました。単に派手なアクションシーンが欲しかったようです。

SF小説で有名な田中光二氏の「白熱(デッドヒート)」は1977年の作品で、その後田辺節雄氏により漫画化され、さらに実写で映画も作られました。映画は前半までは迫力があっていいのですが、内容が原作とはかなり違い、こちらも無意味なアクションシーンを無理くり入れようとして、最後のほうは興ざめでした。

原作の内容は、チューンしたチェリーX-1でスカG(ケンメリGTR)に信号グランプリを挑み、あっさりと負け(当たり前ですが)、その上仲間が事故を起こして亡くなります。その復讐に燃えていた主人公に偶然宝くじの1等が当たり、そのお金をつぎ込んでセリカ(初代LB)を購入、ソレックスにボルトオンターボを装備し、伝説の黄金のスカGと対決するため、全国の走り屋達と競いながら探し回るというストーリーです。

田中光二氏は他にも「ビッグ・ラン」(1977年)、「大追走」(1978年)、「パンサー特急」(1979年)、「キツネ狩」(1980年)などクルマがテーマの作品が多数あります。これらの多くは当時20種類は超えていた自動車関連雑誌に連載されていたものが多かったと記憶しています。

高斎正氏の小説もクルマ雑誌へ小説連載の常連でした。「ホンダがレースに復帰する時」(1976年)、「ロータリーがインディーに吼える時」(1977年)、「ニッサンがルマンを制覇する時」(1978年)、「ランサーがモンテを目指す時」(1979年)、「トヨタが北米を席捲する時」(1981年)、「レオーネが荒野を駆ける時」(1984年)の自動車メーカーシリーズでは近未来の活躍の様子が描かれ、ワクワクドキドキしたものです。高斎氏はその他にも数多くのクルマに関する小説があります。

ハードボイルドや派手なアクション系小説が多い、大藪春彦氏もクルマを取り上げた小説がいくつかあります。「ハイウェイ(エアウェイ)・ハンター西城秀夫シリーズ」(1970年〜1982年)や「アスファルトの虎(タイガー)シリーズ」(1984年〜1993年)が有名です。「全開で飛ばせ」(1983年)では、ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ、マゼラッティ、シェルビー・コブラなどがまるで高級車の見本市のようにいっぱい登場してきます。

ノンフィクション作家として有名な海老沢泰久氏がフィクションとして書いた「F2グランプリ」(1981年)は1984年に中井貴一主演で映画となりました。その主役のモデルはホンダと中嶋悟氏です。今ではすっかり父親役の多い中井貴一(50歳)氏ですが、この映画に出演当時はまだ23歳、デビューして3年目でした。

景山民夫氏の「虎口からの脱出」(1986年)は、昭和3年、張作霖暗殺を目撃した少女とともに、日本と中国の両軍から逃れて、奉天から上海まで1600キロをクルマで逃亡しようとする物語で、この作品で吉川英治文学新人賞を受賞されました。

ハードボイルドや冒険小説が多い矢作俊彦氏もクルマが大好きな作家さんで、ベンツ、ビートル、マスタング、スカイラインなどクルマが主役の短編集「夏のエンジン」(1997年)などがあります。

直木賞作家でもある佐々木譲氏は元本田技研の工場で働いていたこともあり、バイク関連の小説はいくつかありますが、残念ながらクルマをメインにした小説はありません。ただ「ストックホルムの密使」(1997年)では太平洋戦争中にヨーロッパから日本までシベリアをクルマで横断しようとする日本人を描いています。

比較的新しいところでは、戸梶圭太氏の「湾岸リベンジャー」(2001年)は元ラリードライバーの主人公がひき逃げ事故で亡くなった妻の仇をうつため、そのテクニックを駆使して犯人を追い詰めていくストーリーです。


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posted by makan at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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