今年1月に出掛けた東北被災地ツアーに続き、その時に訪問できなかった地域をこの夏休みを利用し見て回ってきました。本来なら復興ボランティアに参加しなきゃと言われそうですが、足を痛めていて、歩くのもつらく(クルマの運転は影響なし)ほとんど役立たずです。
今回の東北ツアーは日帰りで約880km、途中方々で撮影しながらちょっと強行軍でした。
ルートは、往きは東北道を宮城県まで走り、名取市の閖上地区から海岸地区を南下し、相馬市、南相馬市、福島県浪江町まで。そこから少し戻って立ち入り禁止地区を大きく迂回し常磐道から帰ります。
朝6時に川崎の自宅を出発して混まないうちに首都高を抜けます。さすがにこの時間はどこも空いています。
首都高から東北道へ入り、一気に仙台南IC、そのまま仙台南部道路、仙台東部道路の名取ICまで走ります。途中で1回給油&休憩を挟みましたが、名取市の閖上(ゆりあげ)地区に到着したのは10時頃でここまで4時間です。
まず被災した閖上中学校へ向かいます。この中学校へ避難するため向かっていた多くの住人の方が、間に合わずに津波にのまれてしまいましたが、この中学校から撮影された津波の映像を見た人も多いでしょう。
閖上中学校の大時計は14時46分で止まったままです。(現在開校している閖上中学校は別の場所へ移転しています)

閖上地区は人口のおよそ1割を超える700名を超える方が亡くなられるという、たいへん大きな被害をだした地域です。学校など鉄筋の建物以外はほとんど津波に流され(2年半の間に取り壊された建物も多いと思いますが)、周辺は見渡す限りの更地となっています。
震災から2年半が経ち、もっと復興事業が進んでいるのかと思っていましたが、この閖上地区はほとんど進んでいないような印象を受けました。
報道などによると計画が二転三転し最近ようやく計画ができたとのことで、これから復興事業が始まるそうです。
閖上の復興方針きまる(名取市)2013/8/23日刊建設新聞
閖上中学校の前には、NPO地球のステージが運営する「閖上の記憶」というプレハブ施設があります。この中では資料や映像で震災前と震災後の閖上の姿が見られます。
次に向かったのは同じ閖上地区にあり地区を一望できる日和山へ。山といっても自然の山ではなく6mほどの盛り土で作られた人工的な山です。海岸からは約700mほどの近さで、津波は2m以上のところまで達したようです。

その後、2012年6月にオープンした仮設の「閖上さいかい市場」へ向かいます。

11時頃だったのちょっと早めのランチでもと思って海鮮丼などが名物の「漁亭浜や」や、行列のできる水餃子など中華料理の「豊華」などをのぞいてみましたが、「豊華」はまだ準備中ということだったので、先を急ぐことにし「おそうざい工房 匠や」さんでコロッケやソーセージの茄子チーズ巻き揚げなどを買って食べました。
閖上から5〜6kmほど南下したところには仙台空港があります。仙台空港といえば、海岸線が近く、津波に襲われ、飛行機やヘリコプターが流される映像がたびたび放映されていました。
その仙台空港のそばに、津波の力を減衰させる津波除け「千年希望の丘」ができたというのでそれを見学することに。
その途中、仙台空港の格納庫の近くでは被災した民家が2年半経った今でもそのままの姿で残っていました。ところが肝心の「千年希望の丘」の場所がわからず右往左往しましたが、苦労してやっとたどり着いた誰もいない駐車場に停めます。

こうした新しく作られた場所は当然ナビにもはいってなく、住所もピンポイントではなくかなり広い範囲で検索しますので一致しません。ナビで指定された地域へ行き、歩いている人や交通整理をしている人など3組に聞いてみましたが、誰も知らないとのことでした。
それはともかく、この丘は震災により発生したガレキ(再生資材)を活用して作られた小山のようなもので、空港と海岸の間に試験的な取り組みとして作られています。

この丘は岩沼市が主体となり「いのちを守る森の防潮堤」計画のもと、完成すれば総延長10kmの防潮堤となるものです。
このあとは、南下して相馬市、南相馬市、そして浪江町へ向かいます。
が、以下次号 続、東北被災地ツアー その2です。
東北被災地応援ツアー1日目(2013年1月)
東北縦走 その1(2014年8月)
東北ツアー2015(青森、岩手)その1
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