2013年08月25日

続、東北被災地ツアー その2



続、東北被災地ツアー その1。の続きです。

その1では名取市閖上(ゆりあげ)地区の旧閖上中学校、日和山(ひよりやま)、閖上さいかい市場、そして仙台空港近くの岩沼市「千年希望の丘」を巡りました。朝6時に出発し、この時点で12時を少し回りました。

岩沼市から亘理町(わたりちょう)へ国道6号線を南下していきますが、その周辺は海岸から2〜3km離れていることもあり、また復旧が進んでいるのかどこにでもある国道の風景が続きました。

そして宮城県から福島県へ入ったところにある相馬港へ立ち寄りました。

相馬港ではかなり広い範囲で復旧工事が進められていて、重機やダンプが頻繁に出入りしています。新たなパースや重機が設置されつつあり産業用の港の機能は復活しつつありましたが、放射能流出が続いていることもあり、漁船の活動はまだまだという感じです。

相馬港から松川浦へと海伝いに走りました。表面上は津波の傷跡はあまり見かけませんでしたが、よく見ると、建物の一部がまだ壊れたままになっていたりするところもあります。

写真上:相馬港 下:松川浦(尾浜)
20130822_11.jpg

南相馬市内は意外なほど賑やかで国道6号線沿いの中心部は、ファミレスやコンビニ、フランチャイズ店舗などがひしめき合っていて、津波や原発事故で大きなダメージを受けたという印象は薄い感じがしました。

そんな中「かしま福幸商店街」というのがあると聞いていたので探しましたが、住所を控えてなかったため見つけられませんでした。その商店街にある「さくらはる食堂」で遅いランチをと思っていましたが、断念。もっとちゃんとよく調べてから行けばよかったと反省です。

南相馬市内でも中心街とは違い、より原発に近い福島県南相馬市小高(おだか)区は津波の被害も大きかった上に、放射能の影響もあり、避難をされている方が多く、また少し外れたところでは津波の被害にあった自動車やモーターボートが草むらの中にそのまま置き去りになっていました。

またJR常磐線も規制地域や津波被害の大きかった地域は現在不通となっていて線路は2年半の放置でかなり錆び付いています。

写真上:常磐線小高駅近くの踏切 中と下:小高区内
20130822_12.jpg

国道6号線をさらに進むと浪江町(なみえまち)へ入ります。

一見すると携帯電話ショップやマクドナルドなどがあり、国道沿いの街の姿なのですが、国道沿道には草が伸び放題になっていて、そして建物の窓の中はみな暗く電気が灯っていません。

それになにより動いているのは国道を走る車だけで、周辺の店や駐車場に動くモノは一切なく、なにか言葉にはできない不気味さを感じ、昼間の暑い日にかかわらず背筋に悪寒が走りました。

20130822_13.jpg

鉢呂元経産相の「死の街」発言は政治家の発言としては地元の人達に対し配慮に欠けると言われても仕方がありませんが、私が見た感じでは、ひとつの街から突然人だけが消えてしまったような、まさに「死の街」そのものでした。

その国道6号線を進むと、震災まではゴージャスで華やかだったであろう「ウエディングパーク 浪江フローラ」が荒れ放題になっていてまるで幽霊屋敷のようになっていました。

その少し先で許可証をもった車輌以外は通行禁止ということで、浪江フローラの駐車場でUターンさせられました。交通整理の方に「この辺りはまだコンマ75マイクロシーベルト毎時ぐらいありますので、できれば窓は閉めておいてください」と言われました。

20130822_14.jpg

多くの年配の方々が交通整理にあたっておられましたが、厳しい環境の中、本当にご苦労様です。

国道6号線をUターンしていったん南相馬市へ入ります。

前を走っていたトラックが国道から海岸方面に曲がったので後をついていきました。工事などの邪魔にはならないよう注意しながら、先へ進むと途中道路脇につぶれた車がうち捨てられていました。

南相馬の海岸線はまだ復旧というにはほど遠い状態で、海岸沿いの道路もやっと1台が通れるだけの状態です。

写真上・中:小高地区の海岸近くの風景 下:倒れていた巨大なクローラクレーン
20130822_15.jpg

海岸から少し離れた場所には民家がありましたが、やはり無人で、よく見ると1階が壊れていました。カーテンが風でユラユラとしているのが何とも言えません。

写真上・下:同じく小高地区の住宅
20130822_16.jpg

南相馬市街地に戻るとついさっきまでの無人の街から急に賑やかな街となりその落差に驚きます。

ガストで遅いランチをとり、日帰り温泉施設の「新田川温泉はらまちユッサ」へ。ここには露天風呂もあり、鉱泉もなかなか気持ちよかったです。

その後、立ち入り規制地区を迂回するため山道を延々と走り、帰りは磐越道経由常磐道で帰ることにして福島県田村郡小野町にある小野ICへ。途中少し通り雨に遭いましたが特に影響はなく首都高まで一気に走り、10時半頃に川崎の自宅に到着しました。

今回の日帰り東北ツアーは16時間半、走行距離888km、燃費は9.5km/リッターぐらいでした。

20130822_17.jpg
B:名取市閖上地区 C:千年希望の丘 D:相馬港 E:尾浜 H:南相馬市小高地区 G:浪江町 I:はらまちユッサ L:小野IC


続、東北被災地ツアー その1

東北ツアー・シリーズ
東北被災地応援ツアー1日目(岩手、宮城、福島 2013年1月)
続、東北被災地ツアー その1(宮城、福島 2013年8月)
東北縦走 その1(福島・山形 2014年8月)
東北ツアー2015(青森、岩手 2015年8月)その1
東北激走ツアー2018 その1(山形、秋田、青森、岩手 2018年7月)



posted by makan at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行/ドライブ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/185754677

この記事へのトラックバック