家族持ちの私はこの25年間はずっとステーションワゴンかセダンの4枚以上扉の付いた車に乗っています。
しかし学生時代から社会人になって結婚して一人目の子供が生まれた頃まではずっとクーペタイプの2ドアタイプでした。そして今まで軽自動車や小排気量車は買ったことがなく、2リッターを超える大排気量車でもない、ほどほどのクルマ、1600〜2000ccのクルマばかりで、それが一番好みです。
50も半ばを過ぎ、子育てもやっと一段落したところで、もう家族一緒に旅行へ出掛けたり、里帰りする機会も少なくなり、さらに恥を忍んで書くと、40代の頃から比べると年収も大きく下がり、今後収入が増える見込みもないことから、今の4ドアセダンのランエボを手放して、二人乗りの軽にでも乗り換えようかと最近考え始めています。
なぜ軽?しかも二人乗り?
理由は
(1)車両価格が安く、維持費や税金も安い(自動車税の値上げが近々ありそうですが)
(2)最近は乗っても1人かせいぜい2人の乗員
(3)友人がホンダビート(オープン2シーター、ミドシップエンジン)に乗っていてそれがめちゃ楽しそう
(4)東京モーターショーにホンダからS660コンセプトが出展され強く惹かれる
です。
ホンダS660コンセプト(2015年に市販予定の参考モデル)
ホンダ関係者によると、外見は90%このままで、軽サイズ、オープン、ミッドシップが基本。
車名、ルーフ形状やエンジン、パワートレーン等はまだこれから検討とのこと。


ただ実際のところ、S660が登場するのは1年以上先の話しなので、この1年間に心境が変化する可能性もあります。
そしてもうひとつ、先日オフ会に参加するため朝早くに家を出て、御殿場から山中湖に抜ける三国峠をランエボで走ったときに感じたことを少し書いておきます。
日の出の早い時間でガラガラに空いている割と幅のある峠道に入り、SSTをスポーツモードに切り替え、アクセルを踏みこむと、上り坂でもストレスなくグイグイと加速していきます。まったくこの速さと安定感はとにかく凄い。サーキットへ持っていけば限界近くまでその性能が引き出せるのかもしれませんが、そこまでの趣味はなく、せいぜい峠道で気持ちよく走るぐらいです。
そこでふとアクセルを緩めながら、この圧倒的パワーと4輪電子コントロールでは運転していると言うより、させられているという感覚に近く、目一杯の走りなど公道ではできるはずもなく、自分でも持て余しているなぁと感じます。
そのような使い方では結局ランエボの性能の半分も使っていない状態で、下手にアクセルを乱暴に踏み込むと暴力的な加速で路肩のガードレールに刺さってしまいそうで、実際アクセルを思い切り踏み込めるのはホンの一瞬という、あまりにも残念な走りです。
それなら、もっと非力で小回りの利くクルマで、その100%とは言わないまでも目一杯の性能が引き出せ、自分の思うとおりに峠道を走らせるほうがもっと楽しいのではないかと気がついたわけです。
そんなこんなの思いがあって、興味は軽自動車に移ってきたわけですが、車両価格はともかく、年間維持費は果たしてどのぐらい違うのか計算してみました。
■ランエボX(CZ4A ターボ4WD)
年間5000km走行、実燃費平均7km/L、ハイオクガソリン(@160円)
車検代(自賠責、検査手数料、重量税、整備代含む)とタイヤ代(3年に1回交換)は1年分に換算
任意保険は22等級、年齢21才以上、車両保険、弁護士・バイク特約付き
消耗品代、その他補修品(SSTオイル、ワイパーゴム、バッテリー、不凍液、ウォッシャー液、ディスクパッド等)
自動車税 39,500円
車検代 60,000円
消耗品代 10,000円
任意保険 147,800円
オイル交換代 8,000円
ガソリン代 114,000円
高速代 40,000円
タイヤ代 30,000円
その他補修品 20,000円
合計 469,300円 月間平均39,100円
■軽(S660 ターボ ミドシップ2WD)
年間5000km走行、実燃費平均14km/L(NBOXターボを参考に想像)、レギュラーガソリン(@150円)
車検代(自賠責、検査手数料、重量税、整備代含む)とタイヤ代(3年に1回交換)は1年分に換算
任意保険は最大の22等級、年齢21才以上、車両保険、弁護士・バイク特約付き
消耗品代、その他補修品(ワイパーゴム、バッテリー、不凍液、ウォッシャー液、ディスクパッド等)
自動車税 7,200円
車検代 30,000円
消耗品代 5,000円
任意保険 65,060円
オイル交換代 5,000円
ガソリン代 54,000円
高速料金 36,000円
タイヤ代 8,000円
その他補修品 10,000円
合計 220,260円 月間平均18,355円
差 △249,040円 (ランエボの47%)
なんと軽に乗り換えると年間維持費は半分以下です。
実燃費は国産車燃費オールガイド
自動車保険は全国労働者共済生活協同組合連合会
タイヤ価格はフジコーポレーション
を参考にしました。
ランエボは4WDということもあり、車重があり、重量税が高い上に燃費も悪くなります。タイヤもサイズが特殊なので価格は割高となります。
車検代は検査手数料はそれほど違わなくても重量税や強制保険、整備の消耗品代で大きな差がつきます。ガソリン代や任意保険代、タイヤ代もランエボの半分以下です。こんなに大きな差があるなんて驚きです。
こうした比較を見てみると、軽自動車ってめちゃくちゃ恵まれているなぁって気がします。
クルマがないと生活がなりたたない地域があり、少しでも安くないと困る人がいるのも理解できますが、それにしても鈴木修会長の「弱い者いじめ」っていう発言には普通車だけ乗っている人にはなかなか理解が得られません。
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