変形性股関節症(2016/6/11)で予告していましたが、2016年7月6日に東京都世田谷区にある日産厚生会玉川病院で人工股関節置換手術を受けてきました。
今後数回に分けてその診察〜入院〜手術〜リハビリ〜退院までを日記に残しておきます。
本当なら、多くの方が実践されているように、本当の日記形式(入院した日に入院のネタを書く)を考えていましたが、写真を撮るのはスマホ、文章を書いたり、ブログにアップする時はPCという使い分けをしていて、その連携が入院中はうまくできなかったということと、特に手術後3日ぐらいは、痛みや体調の悪さで、集中して文章を書くという作業がとてもできませんでした。
入院前に「変形性股関節症」「人工股関節」などで検索し、読ませていただいたブログを書いておきます。
上の3つは今回私が手術を受けた玉川病院で手術をされていて、その時の様子やリハビリが書かれています。これらが病院選びにどれほど役立ったことか。感謝です。
但しブログの場合、日付をみておかないと、10年以上経過していると、手術、リハビリ、入院期間などの様子がだいぶんと変化しているので注意です。
手術の時期や症状が異なるため、私の術式とは多少違っているところもあります。特に人工股関節置換手術は日進月歩が早い手術とも言われていて、インプラント(人工関節)の耐久性能などもそうですが、術式、理学療法(リハビリ)など次々と新しい技術やモノが開発されているようです。
【参考にさせていただいたブログ】
◆人工股関節 手術の記録 (2008年手術)
◆さとくら日記 (2014年手術)
◆ケイの窓 (2015年手術)
◆老犬ララの人工股関節 (2015年手術)
◆人工股関節置換手術体験記「山小屋を手作りしたい」と思いながらやるのよ―その1(2007年手術)
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さて、入院は手術の前日と決まり、7月5日(火)の午前中、30年前に同じエリアの建て売り住宅を購入したご近所さんで、いまは仕事から引退をしている気のいいオヤジさんに頼んで、病院まで乗せていってもらいます。
自宅からはクルマで15分ほどで、股関節の専門外来があり、しかも自宅から近いという条件にはピッタリでした。

入院の事務手続きをして、保証金10万円を渡します。これは医療費などの連帯保証人をつけなくてもいい代わりに、10万円を入院時に一部前払いしておくというこの病院の制度です。
保証金を支払うのが嫌な場合は、「別所帯で一定の所得がある保証人」を立てれば問題ありません。同居の妻や、すでに働いていても同居の子などは保証人にはなれませんので、ちょっと面倒ではありますね。
この保証金は退院する際に手術、入院費の精算をするとき、その支払い総額から差し引かれることになります。精算はクレジットカードでも可能ですが、保証金は現金で預けるという違いがあります。
で、手続きを終えたら、部屋に案内されます。

ベッド、テレビモニター付き床頭台(しょうとうだい)、可動テーブル、洗面台
床頭台には鍵付きセーフティボックスと冷蔵庫が備わっています。セーフティボックスには財布やスマホ程度は入りますが、タブレットやノートPCは無理です。冷蔵庫は飲み物を入れておく感じで、製氷器や冷凍庫などはありません。
窓の外は鬱蒼とした森になっていて、思わず窓を開けてみたいところですが、網戸がないので虫が入ってくるので開けられません。
部屋は以前入院説明の際に個室を希望しておいたので、その通りになりました。タイミングによって希望する部屋に空きがない場合、6人部屋〜4人部屋、個室(洗面台のみ〜シャワー、トイレ付き)の中で変わることがあるそうです。
個室には有線LANのジャックが備わっていてこれは便利です。LANケーブルは言えば貸してくれるそうですが、少し長め(3mぐらい)のものを自分で準備しておくのがいいかも。あるいは有線LANに直接つないで無線で使える簡易無線ルーターってのもあります。それを使えばスマホでも高速LANが使えたり、ノートPCでもケーブル(LANと電源)が邪魔にならなくていいでしょう。
私は上記のブログなどの情報から、入院時にあると便利というものをいくつか持ち込みました。
通常入院時に必要なモノとして、
スエットパンツ(パジャマ下)2着、Tシャツ(パジャマ上)、下着、靴下各4枚、タオル(バスタオル2枚、ハンドタオル2枚)、上履き靴(この病院ではスリッパとかサンダルは禁止なのです)、歯磨きセット、ひげそり電気シェーバー、アフターシェーブローション、大判ウエットティッシュ(身体の汗拭き)、シャンプー、リンス、ボディソープ、杖、常備薬(メンソレ、鼻炎薬)
これらに加えて、
長い靴べら、マジックハンド、S字フック3個、文庫本4冊、調味料(ふりかけ、醤油)
スマホ充電器、ノートPC(電源、LANケーブル、イヤホン含む)
これらを最初持ち込みましたが、中でも意外と役に立ったのは、マジックハンド、長い靴べら、調味料です。
手前からマジックハンド、靴べら、S字フック(大)。いずれも100円ショップで調達しました。

汗拭き用のウエットティッシュは必要?と思いましたが、手術日とその翌日はシャワーを浴びられなかったり、それ以降でもシャワーが使える時間が限られているので、リハビリなどで汗をかくタイミングとシャワーを浴びる時間が一致せず、汗拭き用タオルやウエットティッシュは役立ちました。中高年ともなると加齢臭が加わり、汗臭いのは最悪でしょう。
入院してすぐに気がついたのが部屋の中には時計がなく、スマホの電源を入れないと時間がわかりません。しかし入院中は、食事の配膳、リハビリの時間、シャワーの時間、消灯など決まった時間でなにかをするということがよくありますので、時間を常に気にしておく必要があります。
若い人なら、スマホのスケジューラーにすべて登録しておき、事前にアラームを鳴らすとか(大部屋では他人に迷惑?)できそうですが、アナログな私は、普段家で使っている、大きな文字の目覚まし時計を自宅から持ってきてもらいました。これが非常に便利です。夜中に目が覚めても、すぐに時間がわかるのは思いの外役に立ちます。
この病院ではパジャマやシャンプーなどアメニティは有料で申し込みをしておけば、最低限の荷物で入院ができます。でも自分で持っているものまで借りるのはもったいないので、私は手術当日のアメニティ(手術着、紙パンツ等)だけの利用で済ませ、日常のアメニティ利用の契約はしませんでした。
そうすると入院後4日間、毎朝、日によっては1日に何度も人がやってきて「こちらアメニティの契約は・・・」とアメニティの契約に入っていないのがダメみたいな言い方で契約に入っていないことを確認しにくるのが腹立たしかったです。向こうにすれば漏れがないよう確認しているだけでしょうが、そんなの申し送りしておけば何度も確認しにくるようなことではないでしょう。
ちょっと担当者と立ち話をした時、聞いてみたところ、入院患者の8割ぐらいが有料アメニティ(パジャマやタオルなど)を使っているとか。なにか不思議な感じです。みなさん家では寝るときパジャマは着ないで裸の生活をしているのでしょうかね?
翌日が手術と言うことで、血液検査をおこない、夕方にはシャワーを浴びて翌日を待ちます。
手術は昼の12時頃の予定と伝えられましたが、午前の手術が延びた場合は、遅れることがあるそうです。その日は私を含め9組の手術が行われるそうで、リカバリ室が足りないかも〜と言われていました。
そんなこんなで手術前日の夜は更けていきます。
人工股関節置換手術を受けた(2)へ続く
◆関連リンク
変形性股関節症〜人工股関節へ
二度目の人工股関節手術
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