2016年07月15日

人工股関節置換手術を受けた(2)



◆変形性股関節症 2016/6/11
人工股関節置換手術を受けた(1)

いよいよ夜が明けて手術日です。よく前日の夜は不安でなかなか眠れないという話しも聞きますが、私の場合はもうすっかり手術モードに入って割り切っていましたからよく眠れました。それと手術は全身麻酔でおこなわれるので、多少寝不足であっても問題なく、そうした開き直りも必要でしょう。

当日はなんと9組の股関節手術がおこなわれるそうで、私はお昼の12時の予定となっていました。実際は前の手術が少し伸びたため、13時頃からになりました。

他の人のブログでは、手術前に浣腸をして排便しておくのが普通のようですが、ここ玉川病院ではありません。それについて看護師さんに聞いてみると、全身麻酔で腸の動きが鈍くなるので、手術中に催すようなことはないのだと。

11時頃には点滴用のベース(ここから様々な薬剤投入や輸血がおこなわれる)を作り、素っ裸になって手術用の紙パンツ(T字帯)を履いて、いかにも病人になった気にさせる術着を着て待ちます。

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時間が来れば手術室まで歩いていくか車椅子で行くかを聞かれましたが歩くのは問題ないので自分で歩いていきました。

手術室は結構広いのですが様々な機材や配線、配管が縦横無尽に走っていてSF映画の一場面にでてきそうな感じです。手術室では自分の好きな音楽をリクエストしておけるのですが、ちょっと気取ってモーツァルトを頼んでおきました。

音楽を聴いている暇もなく、ベッドに横たわると、酸素マスク、点滴が開始され、「今から点滴で麻酔を入れますのですぐに眠たくなります」と言われ、あっという間に意識はなくなりました。

別のブログでは、腰から腰椎麻酔だったか硬膜外麻酔だったか忘れましたが、これが痛かったという話しもありましたが、私の場合は点滴からで痛みはまったくありません。

また気道確保のために器具を口の中に突っ込まれ、喉が渇くし覚めてからも喋れないし大変だったというのもありましたが、そういうのはなく、普通の酸素マスクだけでした。

技術の進歩や病院のやり方もあるのでしょうけど、この病院は患者への負担を最小にしてくれるという点では満足がいくレベルです。

で、気がつけば手術は終わっていて、本来ならば1日はリカバリセンター(回復室)へ入れられるところ、満員と言うこともあり、自分の個室へ運び込まれていました。

手術後3時間ぐらいしたら、車椅子へ移れると聞いていたのですが、手術が1時間遅れたためか、手術が多くて手が回らなかったのか不明ですが、その機会は与えられず、そのまま夜中に突入し、翌朝までベッドに縛り付けられたままでした。

この手術直後の回復期は誰しも「痛い」「動けない」「気持ち悪い」と一番つらかった様子が書かれています。

私も思っていたよりはマシでしたが、それでも全身麻酔中に入れられた尿道カテーテル(膀胱内で風船をふくらませるようなもので一般的にはバルーンと呼ばれています)が気持ち悪かったり、それにも増してエコノミークラス症候群(静脈血栓寒栓症)を防ぐために両足に装着されているフットポンプが次第にきつくなり苦痛になってきます。朝になって看護師さんにフットポンプを外してくれって頼みました。

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それ以外では抗生剤の点滴と、以前貯血した自己血を戻していきます。この自己血の戻しって、手術中の出血を補うならともかく、その必要なければ、わざわざ戻してくれなくてもそのまま献血に回してくれたらいいのにって思います。

別の人のブログではほぼ全員、傷口に血を抜くドレーンのパイプが装着していましたが、ここの手術ではそれはありませんでした。

翌朝、9時頃になってようやく車椅子への移動をすることになりましたが、その前に尿道カテーテルを抜く作業があります。一気に引き抜いてくれますが、今まで経験したことがない下腹部へのヌメっとした感触と痛みがつらかったです。

手術用の紙パンツから普通のパンツに履き替え、スエットパンツ(パジャマ)を履いて、車椅子へ移してもらえます。その時両足で立ってみましたが、特にひどい痛みもなくこれならトイレへも自由に行けそうです。

で、最初に車椅子でトイレへ行きました。これも他の方のブログを読むと、尿管カテーテルを引き抜いた後の小便は「血尿が出て痛い」というものがほとんどでしたが、その通り、出そうで、なかなか出ずに、出れば痛いしという苦行です。痛みは3回ぐらいまで続きました。

さて、手術当日は一切の食事がありませんでしたので、翌朝は久しぶりの食事です。

出てきた朝食はおかゆと煮物、味噌汁、ヨーグルトで、これがまたすべてに味がなく、身体も弱っているせいか、全然食欲が湧きません。おかゆは二口ぐらい、その他もヨーグルト以外は半分ぐらい食べただけです。

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その日の午後からはある程度身体を動かせるようになって元気も出てきましたが、それでもまだ日記を書いたりメールの返信を書いたりする気力というか精神的余裕がありませんでした。

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こういうニュースが入ってきました。私が退院したと入れ替わりで皇室の方が同病院へ入院、変形性股関節症の手術をされるということです。両側同時手術では多くの実績があるからなのでしょう。

 常陸宮妃華子さま人工関節置換手術で入院 リハビリ含め約1カ月[2016年7月16日](SponichiAnnex)
常陸宮妃華子さま(75)は15日、両側変形性股関節症の治療で人工関節置換手術を16日に受けるため、東京都世田谷区の日産厚生会玉川病院に入院された。リハビリも含め約1カ月で退院する見通し。宮内庁によると、華子さまは以前から股関節に痛みがあり、加齢により両側の股関節の滑りが悪くなる両側変形性股関節症と診断された。全身麻酔による手術で、終了までに計5〜6時間かかる見通し。常陸宮さまは天皇陛下の弟。

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人工股関節置換手術を受けた(3)へ続く



posted by makan at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 人工股関節
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