2017年02月18日

ロードスターRFに試乗してきた



2016年末にマツダロードスター(ND型)に自動開閉式のハードルーフ(リトラクタブルハードトップ)がついたRFタイプが追加されました。

屋根付き駐車場がある人はソフトトップ(幌式)でも問題ないのでしょうけど、青天井の駐車場に置く場合や、高速道を長距離走ることが多い場合は、こうしたハードトップのほうが耐久性や遮音性が優れています。

ただそれには当然ソフトトップモデルと比べデメリットも発生して、
・ハードトップや収納機構などのため重量が重くなる(軽快性が損なわれる)
・重量増に対応しエンジンを1.5リッターから2リッターへさらに重量増
・幌のようにフルオープンにできず、リアルーフが残ったタルガトップに
・大きなCピラーが残るので、斜め後方の視界が悪化
・価格が60〜70万円高くなる

ま、いろいろとデメリットもありますが、ソフトトップを買う人とハードトップを買う人では、使い方や志向が違うと思えばロードスター選択の幅が拡がったと言えてよいのではないでしょうか。

個人的には、軽快さは欲しい、でもハードトップも欲しい、しかも安くして、、、と無い物ねだりになってしまいますw それならコペンか!w

そのロードスターRFに事前の試乗予約をして行ってきました。

昨年はディーラーで1日試乗(1日貸してくれる)をおこなっていたので、それに申し込みたかったのですが、その時は平日も全部予約で埋まっていて、もう少し熱が冷めてからと思っていたら、いつの間にか終わっていました。デミオとかの1日試乗はまだやっているようですけど。

ネットに出ている噂では、1日試乗で貸し出したロードスターを峠道に持ち込んで、そこで大事故を起こした人がいたそうで(事実かどうかは不明)それ以降ロードスターの1日試乗がなくなったとか。あ、関東一円をテリトリーとする関東マツダの話しで、他はどうか知りません。

今回の試乗は20〜30分ほどで、「営業が横に乗ってもいいし、ひとりで走ってもいい」と言うことだったので、冷やかしのクセに忙しい営業の手を患わせるのもなんだから、ひとりで試乗することにしました。

20170212_1.jpg

「高速を走ってもいいですか?」と聞いたら、「30分で戻ってくれるならいいですよ」とのことでした。ただし試乗車にはETC機器が付いていないので、久しく経験していない通行券&現金払いをすることになります。

ルーフの開け閉めだけ簡単に説明を受け、いざ出発!お天気は快晴なので、ルーフは開けたままです。最小回転半径が4.7mと小回りが利くので(以前乗っていたランエボXは5.9m)狭い駐車場での方向転換も楽々です。

ただ後方視界があまりよくないので、バックカメラとモニターは付けた方がよさそうです。この試乗車にはついていませんでした。

ディーラーから出てすぐに東名高速の入り口です。料金所は機械式で自動で発券される通行券を受け取ります。しかしここで問題が、、、

他人様の車だからと慎重に発券機に近づいたためと、車高が低いのに高い位置で通行券が発券されるものだから、シートベルトを装着したままでは手が届きませんw

一旦シートベルトを外し、身体を少し持ち上げて手をいっぱいに伸ばしてどうにか通行券を取りましたが、後続のクルマが来ていたので、とりあえず一度前に出て、ハザード焚いて停車してからシートベルトを装着しました。慣れているクルマなら運転しながらでも片手でシートベルトが装着できるのでしょうけど、初めてのクルマでは無理です。

そんなドタバタしてから一気に加速して本線へ合流しますが、さすがに1100kgと軽量なボディ(ランエボXは1530kg)に2リッターエンジンは加速力に不満はありません。

ランエボのような暴力的な加速とは違い、NAエンジンらしくリニアにジワッと吹き上がっていく加速ではありますが、単にエンジン性能ではなく、軽量化こそがクルマの加速力や運動性能向上方法だというのがわかります。あちこちにアルミを使い軽量化したランエボXよりも430kgも軽いのがこのクルマの最大の特徴でしょう。

20170212_2.jpg

ディーラーを出てからずっとルーフは開けたままですが、リアガラスの位置にある固定式のアクリル製のエアロボードのおかげで、高速走行中も風の巻き込みはなく、さすがに1989年の初代NA系から長くロードスターを作り続けてきたノウハウが生きています。

30分で戻らないといけないので、最初の出口で高速を降り、係員のいる料金所で再びドタバタしながら通行料金を支払い、下道に入ってディーラーへ向かいます。料金所で財布を出したりお釣りをしまったりとドタバタすると、あらためてETCの便利さと有難味が胸にしみます。

ルーフはずっと開けっ放しだったので、信号で停まった際にルーフを閉めてみました。開け閉めするスイッチはその間ずっと押しっぱなしにする必要があり、途中で離すと開閉が途中で停まってしまいます。

ディーラーで試乗前にルーフ開閉をしたときの写真

20170212_3.jpg

20170212_4.jpg

10km/h以下なら走行中でも開閉できると記事で読んでいたので、信号で停まる前、まだ動いているときにスイッチを入れてみましたが、警告音が鳴り動かずw 10km/hを越えていたのかな?

停まってから再びスイッチ入れると今度は動き出してちゃんと閉まりました。おそらくそのうちルーフの開閉制御を調べ上げて、普通に走行中でも開閉ができるように改造する人が出てくるでしょうね。走行中の開閉時に空気抵抗で壊れるということは構造上なさそうで、10km/h以下の規制があるのは運転中の安全の問題でしょう。

ルーフを閉めると閉鎖感があるかな?と思っていましたが、上を見て走るわけではないので、屋根が開いていようが閉まっていようが運転には関係がありません。当たり前だけど。

ルーフを閉めると昼間だと室内がやや暗くなるのと、エンジンや外部の騒音がシャットアウトされ、グッと静かになり、普通のセダンに乗っているのと変わりない感じに。

今回は晴天でしたが、雨が激しく降ってきたときもソフトトップだと雨の音や衝撃が伝わるのに対して、金属製のルーフだと通常のセダンとそれほど変わりはなさそうです。ちなみにこの動くルーフはアルミ製のフロントルーフ、ロールゲージのように残るのはスチールのミドルルーフ、その後ろでフロントルーフを収納するカバーになるのが合成樹脂製のリアルーフです。

安全装備としてBSM(ブラインドスポットモニタリング)というのがこのVSには装備されています。斜め後方から近づいてくる車両があればリアバンパー内に仕込まれたレーダーで検知し(バンパーぶつけると修理代が高く付きそうね)、サイドミラーのLEDが点灯して知らせたり、それでもウインカーを出すと警告音がけたたましく鳴り危険を知らせてくれます。ちょっと大きなお世話かも。

国道を走行中、斜め後方からやって来る車をやりすごし、その車の後ろにスッと入ろうと思って、早めに車線変更のウインカーを出すといきなり警報が鳴り響き、何事!って思いましたw。早めのウインカーは安全運転の鉄則と思っていましたが、この車においては出すのは遅めが良さそうです。

帰りの下道は空いていて、予定より早めにディーラーに着きそうだったので、ちょっと寄り道して撮影会。

20170212_5.jpg

ディーラーに戻ると、「どうでした?」「見積もりしましょうか?」のお誘いを柔らかく遠慮してきましたが、乗り出しで400万円近くするこのクルマは今の経済状態では無理。DINKSか、中年以上の富裕層向けなのでしょうねぇ、、、

8年前にランエボXを買った時も後付けのナビなど含めると乗り出し400万円を超えましたが、同じ2リッターモデルで、性格や方向性の違いこそあれ、レカロやブレンボが標準で付いてターボ300馬力4WDセダンのランエボXとNA158馬力2シーターのロードスターRFがほぼ同価格というのは、どうしても違和感があります。やっぱ趣味の車なのでしょうねぇ。

5年ぐらい経って、中古のいい出物があれば買ってもいいかなぁって感じです。

どういう人が買っている?ってディーラーの人に聞いてみたところ、40代50代が中心だけど、上は70代の人もいましたと。

またセカンドカーとして買う人と、ファーストカーとして買う人は半々とのことでした。二人乗りですから家族(妻と子供あるいは祖父母など)と同居していると、なかなかこういうのは買えませんよねぇ、、、

◆試乗車
ロードスターRF VS(6速AT)
車両価格 3,596,400円
全長 (mm)  3,915
全幅 (mm)  1,735
全高 (mm)  1,245
ホイールベース (mm) 2,310
乗車定員 (名) 2
車両重量 (kg) 1,100
タイヤサイズ 205/45R17
最小回転半径 (m) 4.7
サスペンション (フロント) ダブルウィッシュボーン式
サスペンション (リア) マルチリンク式
ブレーキ (フロント) ベンチレーテッドディスク
ブレーキ (リア) ディスク
エンジンタイプ SKYACTIV-G 2.0
エンジン種類 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
エンジン総排気量 (L) 1.997
エンジン最高出力 (kW<PS>/rpm) 116〈158〉/6000
エンジン最大トルク (N・m<kgf・m>/rpm) 200〈20.4〉/4600
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
タンク容量 (L) 45
JC08モード燃費 (km/L) 15.6

【試乗】
ロードスターRFに試乗してきた
今さらですがS660に試乗
トヨタ86試乗
ランエボX から N-WGN へ その1(プロローグ)



posted by makan at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/185739552

この記事へのトラックバック