2017年09月24日

ワーゲンポロGTI 2ヶ月経っての感想



7月末に納車された2012年式ワーゲンポロ(GTI、6R)に2ヶ月乗り、いじってみての感想です。

過去には他人の外国車を借りて乗ったことは何度かありますが、外国車を自分で取得、所有するのは今回が初めてで、当初不安に思っていたことがいくつかあります。

・よく故障するのではないか?
・部品や用品類、整備費用が高いのではないか?
・左ハンドル車で設計されたクルマを右ハンドルに変えているので不都合な点はないか?
・ディーラー以外の整備工場だと外国車の修理を嫌がられないか?
・特殊な仕様(ホイールを留めるのがナットではなくボルト式とか)が不便ではないか?


さらにこの車種独特の多い故障や症状について、

・TSIエンジンはエンジンオイルの減りが極端に早い
・DSG(ツインクラッチミッション)のメカトロに不具合が多い
・いろいろな警告ランプがよく点く
・日本の猛暑に弱い(エアコン、ラジエーター、ウオーターポンプ、DSG)


など。

中古車とはいえ、VW認定ディーラーで納車前の整備をしてもらい、それからまだ2ヶ月なので、さすがに今のところは故障や警告灯点灯など、不具合は発生していません。

ディーラー保証は1年間なので、もしどこかが壊れるならこの1年間のうちにと強く希望しますが、そうは思い通りにはいかないでしょう。ソニータイマーと言ってソニーの家電が保証期間が過ぎると壊れるという都市伝説がありましたが、クルマでも似たようなことが起きるものです。

中古車なので、過去の整備記録を見ると、5年前の新車納車後まもなくでDSGを修理しているようです。いろいろと騒がれていたDSGの不具合(リコール?)をこの時に治したようで、その後は問題は起きていないようです。それ以外には定期交換レベルの整備は除き、特に修理や交換など修理はおこなわれていません。

比較的故障が多いと評判のDSGですが、故障してメカトロの部品交換となると、工賃含め軽い故障でも20〜30万円、重症だと80万円ぐらいかかるそうです。保証がないと修理するより、そのお金で他の中古車を買いたくなるでしょうね。

梅雨頃から蒸し暑い夏場はエアコンをずっと全開にして使う日本では、比較的涼しく使用頻度が少ないドイツの基準に合わせてあるエアコンの故障も多いと聞きます。故障したときの修理は10〜15万円ということです。

あとポロの弱点と言われているパワーウインドーの故障では1箇所の部品交換で3〜4万円、タイミングベルト交換で5〜6万円、ウォーターポンプ交換(含むクーラント)2〜3万円って言うのが、ポロでよく起きる故障の修理費用って感じでしょうか。

今のところ、まだ不具合は出ていないのでこれからですが、今から不具合貯金を始めようかしら。

 ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

さて、ドライブフィールは、想像していた通り、いや想像していたよりもガッチリと締まった足回りと少し下げられた車高のおかげで、中低速のコーナーリングは素晴らしいの一言です。オンザレールという表現がピッタリときます。

高速コーナーはまだあまり経験してませんが、やはりトレッド幅が狭いのと前輪駆動ということで、電子制御された4駆のランエボXのように絶対的な安心感と、スムーズに曲がってくれる安定感はありません。所詮小型車ですから仕方ありません。どちらかと言えばチョコマカと走るのに向いたクルマです。

ま、ここ3年間乗っていた前車が足回りフニャフニャの軽ワゴン車だったので、ドライビングフィールはどうしてもそれとの比較になってしまい、当然良いほう感想しか思い浮かばないのですが。

タイヤはピレリ(PIRELLI) P ZERO NERO GT 215/40ZR17 87Wというスポーツ系タイヤで、小型車にしてはロープロファイルで幅広、ややオーバースペック気味とも言えるものです。新品の装着です。

polo201709_03.jpg

従って堅めの足回りと相まって、乗り味はかなりゴツゴツした感じとなります。スピードを上げていると気になりませんが、低速域で補修跡の多い凸凹した路面では、同乗者に怒られそうなぐらい大きな振動とショックを感じます。ホイールベースも短く、乗り心地はやや高速寄りに振ってあるだけに仕方ありません。それが嫌ならGTI以外のもっと優しいコンフォートモデルをどうぞってことです。

この3年間、加速力が鈍い軽だったので、スタート時などアクセルを目一杯踏みこむクセがついていて、一気に踏み込んでしまうと、前輪駆動のフロントタイヤが負けてキュキュッと鳴ってしまいます。さすがにパワーとトルクはこのクラスで最強です。タイヤのローテーションしなければ前輪だけ早々にすり減ってしまいそうです。

それにしても同クラスのクルマと比べてポロGTIのパワーは突出しています。

VW ポロ(6R) GTI  1400cc  179馬力
ホンダ フィット RS  1500cc  132馬力
トヨタ ヴィッツ ハイブリッド 1500cc+モーター 74馬力+61馬力
マツダ ロードスター ND  1500cc  131馬力
スズキ スイフト スポーツ  1600cc  136馬力
日産 ノート NISMO  1600cc  140馬力
スバル レボーグ 1.6GT  1600cc  170馬力

タイヤが鳴るのは変速ギアをMTと同様にエンジンと直結しているDSGのなせる技でもありますが、7速に細かく振り分けられたギア比が下の方では特にクロス気味に設定されているようです。

なので、普通のゆっくりした加速では、スタートしてタイヤが1回転するかしないかでもう2速にシフトアップするという煩雑さで、手動ならやってられないと思われる頻度の変速チェンジです。逆に1速から引っ張る急発進・加速をすると、タイヤがパワーに負けちゃうのでしょうね。

ツインクラッチのデメリットもあって、渋滞中や見通しの悪い交差点にゆっくり進入する時のように低速で動き出し、すぐにストップ、また低速でノロノロと動き出すという1-2速の繰り返しパターンはMTの場合でも起きやすいのと同様に変速がギグシャクしてしまいます。なのでDSGはトルコン式ATやCVTではなく、あくまでMTだとドライバーは思っておく必要があります。

ランエボXのSST(ツインクラッチ)でも、当初「リバースギアがうまく入らず欠陥だ!」とぼやいている人がいましたが、トルコン式ATばかりに乗っているとそう思うかも知れませんが、MTだとバックギアにうまく入らず、クラッチを踏み直して入れ直したりすることが時々あります。あれと同じなんですけどね。

 ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

ポロは小型車枠のFF2ボックスということで、軽さは最大のドライバビリティ向上という信念を持つ私ですから、この軽量なホットハッチは、加速にも制動にも、そして遠心力に振り回されるコーナーリングにも絶大な効果をもたらしてくれます。ま、軽量と言っても総重量約1100kgのロードスター(ND)よりは重く1210kgはあります。

小回り性能は抜群で、軽とそう変わらない最小回転半径で、狭い駐車場や細い道路の交差点でも楽々とクルクル回頭し、前後のオーバーハングも小さいため普段使いにはとっても快適です。日本の道路事情やインフラを考えると、都市部での利用はこれぐらいがちょうどのサイズです(個人的な感想です)。

VW ポロ(6R) GTI  車幅1685mm  最小回転半径4.9m
ホンダ フィット RS  車幅1695mm  最小回転半径5.2m
トヨタ ヴィッツ ハイブリッドスポーティpkg  車幅1695mm  最小回転半径5.6m
マツダ ロードスター ND  車幅1735mm  最小回転半径4.7m
スズキ スイフト スポーツ   車幅1695mm  最小回転半径5.2m
日産 ノート NISMO  車幅1695mm  最小回転半径5.2m
スバル レボーグ 1.6GT  車幅1780mm  最小回転半径5.4m

今の国産車は、広大な北米などへの輸出を前提で作られているので、車幅も最小回転半径もでかくなりすぎて不便極まりないです。小型大衆車の代表と思っていたあのシビックでさえ新型の車幅はクラウンと同じ1800mmもあるのですよ。
※今年2017年にフルモデルチェンジした新型ポロも車幅が1751mmになりました

基本、FR車は前輪の自由度が高いためハンドル切れ角が大きくとれ小回りが効き、FFや4駆は小回りが効きにくくなっています。またスポーティな幅広タイヤ(ホイール)をはいていると切れ角がとれず小回りが効きません。

FRのロードスターはさすがに小回りが効きます。FFのポロもよく健闘しています。トヨタ ヴィッツはスポーツパッケージ以外だと4.5〜4.7mと小回りが効きますが、太いタイヤをはくと大型車並みの最小回転半径になってしまいます。

室内ですが、ポロは一応法律的には5人乗りのクルマですが、後席はエマージェンシー程度に考えておいたほうが良さそうです。

polo201709_01.jpg

前席に小柄な人が乗って、シートを前に出してくれるとよいのですが、前席をいっぱい後ろに下げると、後席の人は足を置く隙間がありません。このあたりは、前の軽N-WGNのほうが、後席のスライド機能やリクライニング機能などもあり、ずっと広くて快適です。

そしてこのポロ、後席の背もたれが妙に立っていて、国産車のように背もたれをリクライニングさせてゆったり座るということができず、長時間その直角に近い姿勢を保持し続けるのは結構つらそうに思います。後席居住性は数少ない欠点と言えます。

 ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

運転席に座って眺めるポロの内装は、極めてドイツ的というか、フランス車やイタリア車と違って、機能性重視で色気も遊びもなく(GTIのシート表面はユニークなGTI独自のタータンチェック柄というのはありますがシートに座ると目に入りません)、いたってシンプルな作りで、運転中は車内よりも車外の四方八方に意識を集中したい私としては個人的にたいへん好感が持てます。

四方を見るという点では、サイドミラーが小ぶりなため、斜め後方のクルマがミラーの視野に入らず、車線変更などする際には首を振っていちいち斜め後方を確認する必要があります(以前なら当然のことですが、N-WGNのミラーは大きくて死角が少なくその必要がなかった)。

最近のちょっと上等なクルマには斜め後方の死角にクルマやバイクなどが来るとセンサーでキャッチし、サイドミラーが点灯して警告したり、ウインカーを出すと音で警報鳴らしたりするものが増えています。そうなれば首を回さなくてもいいのでこうした仕組みは今後もっと普及していくかもですね。

後方視界もリアウインドーが狭く見づらいのと、夜間はバックライトが片側だけ(反対側はリアフォグ)で暗いため、リアビューカメラは必須のように思います。

あと最大に気になっているのがペダルの位置で、全体に左寄りにオフセットされていて、今までの国産車と同様のイメージでブレーキを踏むと、ちょうどアクセルとブレーキの真ん中辺りを踏むことになってしまい、慣れておかないと、ブレーキを踏んだつもりがアクセルにも足がかかり、危険極まりない感じです。

そしてペダル全体が左に寄っているのでアクセルペダルの右側は、右足をまっすぐ伸ばせられるだけの隙間というか空間があり、全速度域のアダプティブ・クルーズ・コントロールがあれば、さぞかし右足が自由に伸ばせて楽だろうなって思わせます。付いてませんけど、、、

polo201709_02.jpg

 ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

今後の予定ですが、買ってすぐに取り付けようと思っていたドイツ本国純正仕様のクルーズコントロールは、まだ具体的な行動を起こしていません。

いずれは付けたいと思うのですが、今のところ長距離で乗る予定がなく、付けても使う機会がないのと、これだけに7万円という大金を費やすのに抵抗を覚えているというのが実際のところです。

ランエボXの時はフォルティス用の純正クルコンを自分で後付けしましたが、かかった費用は部品代約7千円だけでした。同じ機能でその10倍の費用と考えると貧血でクラクラします。

クルコンよりも緊急性が高そうな、リア3面(正確に言うとリア5面)にカーフィルムを貼るほうが先になりそうです。日差しのきつい夏は過ぎてしまいましたが、素通しで後方から前方がよく見えてしまうと、後続車がやたらと近づいてきて、車間距離をとらないお馬鹿さんが湧いてくるのでその排除用です。

あとは、コーナリングランプ、フォグランプが通常のハロゲンタイプなので、それをLEDに変えたいのと、バックランプやウインカーの電球もできればLEDに変えたいなぁって思ってます。バッテリーの負担が減らせるという効果と一般的に長寿命ですから。

本当はそうした作業より、どこか遠くへ走りに行きたい気持ちでいっぱいなんですけどね、、、


【ポロGTI パーツ】
ポロGTI ステアリングの革巻きカバー(編み式)装着
VWポロにクルーズコントロール装着
ポロGTI小ネタ2(キーリング、バルブキャップ)
ポロGTI小ネタ
ポロGTIにパドルシフトエクステンションを付けた
カロナビの排熱(冷却)ファンを交換してみたら
ポロにホイールスペーサーをかましてみたら
ポロGTIにモロモロ用品の取り付け2
ポロGTIにモロモロ用品の取り付け



posted by makan at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ポロGTI
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