2017年11月04日

あおり運転と車間距離


toumei20171.jpg東名での夫婦死亡事故のあと、あおり運転や、進路妨害など嫌がらせ運転についての話題が沸騰しています。同時に身を守る手段のひとつとしてドライブレコーダーの重要性が増し、一気に普及していきそうな勢いです。(写真は東名高速での別の事故)

何年かクルマを運転していれば、後ろから異常接近してくるクルマや、交差点で直進しているとその直前を右折するため横切っていくクルマ、追い越し禁止の場所で強引に追い越しをかけ強引に前に割り込むクルマなどに出くわさないことはまずないでしょう。

東名での事故の後も次々と同様な進路妨害がニュースになっています。

運転トラブルの相手引きずる=殺人未遂容疑で男逮捕―大阪府警(時事通信社)
…浪速区の堺筋で車を進路変更させた際、後続車を運転していた同市の会社員男性にクラクションを鳴らされたため、男性の車の進路を数度にわたって妨害するなどした。
その後、赤信号で停車した際に車から降りた両者がもみ合いとなり、片山容疑者は男性が窓枠につかまった状態で車を急発進させ、約60メートル引きずった…


急ブレーキで停車させた男「電話するならせい」(読売新聞)
走行中の車の前に急に割り込むなどしたとして、山口県警長府署は会社員の男を暴行容疑で逮捕した。
発表によると、男は同県下関市内の国道9号で軽乗用車を運転中、同県宇部市の男性の乗用車の前に割り込み、急ブレーキを繰り返して進路をふさぎ、停車させた疑い。…


最近はそういった場面が普及してきたドライブレコーダーで記録され、その動画が共有サイトにアップされることで、「そうそう、こういう無謀なヤツいるね」と言った話題が繰り返されて盛り上がっているだけで、そうした行為はもう何十年も前から起きています。

そこで、そうした傍若無人な悪質ドライバーに絡まれたり巻き込まれたりしないようにするためにどうすればいいのか?という私なりの考えです。

1)煽ってきても相手にしない、追い越し車線の走路は早く譲る
2)相手に注意や警告(クラクション)をしない
3)動きが変なクルマには近づかず、離れる
4)しつこく絡まれたら安全な場所に停めて警察に電話

というのが良さそうです。幸い私の場合、4)までいったことはありません。

3)の変なクルマとは、例えば、夕暮れ時やトンネル走行中にライトもつけずに後ろから近づいてくるクルマがあれば、そういうドライバーは不注意な人か、身勝手な人か、それとも悪質な人なので、変に近づいたり前を走り続けるのではなく、走路を譲って先へ行ってもらうとか、できるだけ遠ざけておくのが良です。

後ろから車間距離を詰めてあおり運転してくるクルマもそうで、変に張り合ってスピードを上げるのではなく、早めに(これ大事)さっさと道を譲ってやれば、しつこく絡んでくることはほとんどありません。

一般道など片側1車線しかない道だと譲ることができず、ゆっくり走っていたのでは、相手をいらだたせてしまいますけどね。そんな場合は、道が少し広くなっているところで片側に寄せ、抜かせてあげるなど、配慮すべきでしょう。

前が空いているのになかなか道を譲らなかったりすれば、相手はいらだち、仕返しに急に前に割り込んできて急ブレーキをかけて嫌がらせをしたり、東名の事故みたく、文句を言うため前で停止しようとするアホが湧いてきます。

toumei20172.jpgさらに一度現場を目撃(当事者ではない)しましたが、チンピラヤクザ関係だと、わざと横着な運転をして、それに張り合ってくるクルマに接触させ、恐喝目的で絡んでくるので始末が悪いです。当たり屋の一種ですね。腹が立っても相手にせず、早く道を譲るのが良しです。(写真は自車に付けているドライブレコーダー)

急加速、急減速、ブレーキをパカパカと多用する(車間距離を詰めている証拠)など、変な挙動するクルマ、いらだっていそうなクルマ(のドライバー)が近づいてきたら、できるだけ関わり合いにならないよう注意しましょう。高速道路でブレーキを多用するクルマなどその最たるものですぐ後ろに付かないように気をつけます。

一般道で、なにもない道でブレーキパカパカ踏むのは、目的地や曲がり角を探しながら走っていたり、運転に集中していないドライバーです。後続車のことなど気にしていないので、客を乗せているタクシーなんかもそうですが、なにもないところで、急に停止したりしますので、後ろに付く場合はできるだけ車間距離を空けましょう。

下り坂や大きなカーブでもない限り、通常の運転でブレーキを踏むのは停止するとき以外必要がないものです。前のクルマとの車間距離をとり、さらにその先の交通状況を把握していれば、たいていの場合アクセルの開閉だけで速度の調節ができます。つまり流れている一般道や高速道路でブレーキを多用するのは運転が下手な証拠、またはあおり運転常習者の悪質なドライバーなのです。

パッシングやクラクションの鳴らし方も、警告の意味で鳴らしたつもりで、相手は「威嚇してきた」「喧嘩を売っているのか」と直情的に勘違いするバカがいますので、そうなるとやっかいなことになります。

東名で夫婦が亡くなった2017年6月の事故も、サービスエリアの狭い通路上に停めていた容疑者に口頭で注意をしたことがきっかけとなっています。マナー違反や違法行為を注意しても逆ギレされるだけですからしてはいけません。どうしても見逃せないようなことなら、状況と車種、ナンバーを警察に通報するだけにしておきます。

その他、ドライブレコーダー映像でよく出てくる、前に割り込んでの急停車なども、前に割り込みされた時に注意喚起でクラクションを鳴らしたため、それに相手がキレたことで起きていることがほとんどです。

そういう輩は相手にしないですんなりと前に入れてやり、さらに前に入れてやった後は車間距離をあけて、もし前で事故が起きても、そのとばっちりを受けないようにするのに限ります。「お先にどうぞ天国へ」です。教習所で習った「防衛運転」という言葉を思い出します。自分を無法者から防衛しなくてはね。

2)の警告や注意のためのクラクションにしても口頭注意にしても、自分の迷惑行為や不法行為について注意されても、悪質ドライバーが素直に「悪かったな」と反省をするはずもなく、逆上させるだけです。理不尽と思っても、命あっての物種です。路上でマナーの善し悪しや法律論を振りかざしてもなんにもいいことはありません。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

ちなみにですが、私は過去に軽の時を除きハイパワー4輪駆動車に長く乗っていたこともあり、高速で後ろや横からあおりや幅寄せなど嫌がらせがあっても、空いた道なら、思い切った加速をして相手を置き去りにしてきました。

たいていそうした嫌がらせをしてくる相手というのは、トラックやミニバン、小型乗用車といったところで、決して速くはなく、前が詰まっていてスピードが落ちた時に後ろから煽ってくるだけの小心者です。

通常だと、高速上で張り合うどころか、ちょっと本気で加速すれば、後を付いて来れず、相手にもならないゴミみたいな連中です。但しそんなことをするのは過去の若気の至りで、お勧めはしません。

なお、ベンツやアウディの上位モデルなど高速が得意なクルマに煽られそうになったら(後ろから近づいてきたら)素直に譲ります(笑)。速度無制限区間があるアウトバーンで鍛えられたクルマと張り合ってもいいことありません。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

toumei20173.jpg
自動速度取り締まり用のオービスと呼ばれる装置は、全国に普及していますが、2002年から順次ホークアイと呼ばれる車間距離不保持違反取締装置の導入がポツポツと進められているそうです。

速度違反取り締まりから車間距離取り締まり強化へと変更していく傾向もあるそうですが、まだスピード取り締まりのように完全自動ではなく、パトカーから手動で対象車へレーザー照射し、同時に写真を撮って摘発という極めて手間がかかるものです。

よくトンネル内などで、「車間距離注意!」とか「車間距離違反」とか表示が出ますが、そうした車間距離を自動で測る技術はすでにあるのですから、早く自動オービスのような装置ができて、追突事故が発生しやすい場所などへの設置が進むとよいのですけどね。

但し、単独のスピード違反と違い、複数の車両が関係する車間距離の違反を摘発するというのはなかなか難しいところもあります。

例えば、なにも障害がない道で、前車が急に減速した場合や、横から急に割り込んできた場合、後続車に責任はなく車間距離が一時的に詰まってしまうことがあります。

もし完全自動の車間距離取り締まり機というのがあって、それを知っている悪質ドライバーが、他人の車の前にスッと割り込み、一時的に車間距離がない状態を作って後続車に違反の罪を着せることが可能なのです。

しかし、これだけあおり運転やそれに起因する事故や事件が旬の話題になっている今だからこそ、あおり運転の取り締まりや自動取り締まり機の普及と、罰則強化(現在は高速道で普通車の場合、減点2点+反則金9000円)に力を入れてもらいたいものです。

上記の取り締まりの課題はその瞬間の画像だけでなく、数秒間の動画撮影をすることで、違反直前の状況も把握できるので、それが一時的なものか、ずっと煽っている状態かの判断が可能と思われます。

あと、クルマを運転しているのは、心身とも正常な状態のドライバーだけでなく、飲酒や薬物で酩酊している人もいれば、認知症を患っているドライバーや、明け方の早朝などに多いですが、疲れて居眠り運転している人など千差万別です。

そうした逆上しやすい相手だけでなく、フラフラと蛇行したり、暗くなってもライトをつけない、必要以上にブレーキを踏むなど、おかしいと思ったら、近づかない、相手にしないがもっとも安全にドライブする唯一の方法だと思います。

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posted by makan at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他雑感
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