2018年07月21日

東北激走ツアー2018 その3


1日目 山形(加茂水族館)・秋田(鳥海山)・青森泊

2日目 青森(八甲田山)・酸ヶ湯・久慈・釜石泊

いよいよ東北激走ツアー最終日の3日目は、宿泊先の釜石市から遠野市へ向かいます。ようやく東北のお天気が回復してきて青空も見えます。3日遅いんじゃ!キィーくやし〜

釜石市から1時間ほど国道283号線を内陸へ向かって走ると遠野市に着きます。片側1車線の高速道釜石自動車道(現在は無料解放)が、遠野までかなり出来上がっていて(今年度中に全線開通予定)、アクセスはスムーズです。

遠野と言えば柳田國男著の「遠野物語」が思い浮かびます。もちろんちゃんと読んでます。

様々な東北地方の生活に関わる伝説や伝承、そして天狗、河童、座敷童子などの妖怪、三陸で起きた大津波、その他にも日本人の根源に関わるような、なにか懐かしくもあり、ふと気づかされることもあり、不思議な感覚になる貴重な民俗学的な記録です。

その「遠野物語」と、今年3月に亡くなられた内田康夫氏の小説「遠野殺人事件」の中から今回選んだ場所が「カッパ淵」と「曲り家」と「五百羅漢」です。

遠野には他にも、道の駅 遠野風の丘、遠野ふるさと村、遠野市立博物館、めがね橋、デンデラ野、とおの物語の館、遠野城下町資料館、遠野馬の里、南部曲り家千葉家、早池峰山など見所がいっぱいあり、できればここだけで2泊3日ぐらいして、余裕を持って回りたかったです。

遠野の風景は、すでに都会で暮らす人達はすっかり忘れてしまっている、なにか懐かしい田園風景で心が洗われるようでホッとします。昔は日本中どこへ行ってもこうした広大な田園風景が当たり前だったのですが、今ではその地域が限られます。

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遠野ではまず伝承園に向かいクルマを停めて、そこから徒歩5分のカッパ淵へ向かいます。

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カッパの狛犬?が置いてある常堅寺の境内を通り抜けると、幅3mほどの綺麗な小川に橋が架かっています。川の片側は遊歩道になっています。

この小川一帯がカッパ淵と呼ばれていて「かつてカッパが多く住み、人々を驚かしたという伝説がのこる場所(wikipedia)」です。

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カッパ釣り用の竿と餌のキュウリはありましたが、残念ながら短い時間でしたので?「河童の川流れ」を見ることは出来ませんでした。

次に遠野独特の古民家(曲り屋)が保存されている、伝承園に入場します。

曲り家
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曲り家の中
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曲り家の他、昔ながらの水車小屋や湯殿などもあり、曲り家の中にあがって、土間の調理場や囲炉裏のなど生活の場所を一通り見て回れるようになっていました。一つの部屋の中では、カラフルな布に願い事を書いて壁面に奉納?するようになっていました。

お土産を買って、次へ向かいます。

遠野駅を通り過ぎ、最後の観光スポット、五百羅漢へ。ここはいまいち不便な場所にあり、あまり有名でない場所ですが、そういう静かで隠れた?名所が好きです。

事前にGoogleマップで調べたときは、クルマですぐ近くまで行けそうでしたが、カーナビでは場所も道も表示されず、またその時は運悪くスマホのバッテリーが切れて使用不能になっていて、仕方なく少し距離がある場所に駐車し、看板を頼りに山道をテクテクと歩いて向かいました。

これが失敗で、暑い中、結構な坂を15分ほど登り、ふぅふぅと汗をかきながら五百羅漢の前に着いたら、ちゃんとした道路と専用の駐車場までありました。カロナビ!テメーふざけんじゃねーぞ!

五百羅漢
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五百羅漢とは一般的には「仏教で供養尊敬を受けるに値する 500人の人々」という意味や「釈迦が滅した後に仏典の編集のために集まった500人の超人的な賢者」という意味らしいのです。

が、ここ遠野の五百羅漢は、200年前に東北を襲った十数万人が餓死したと伝えられる大飢饉で亡くなった人を供養するため、地元の僧侶が自然の花崗岩の表面に仏を彫ったものということです。なにか昔の人の怨念というか執念みたいなものをそこらじゅうに転がっている苔むした石に感じます。

小説「遠野殺人事件」では、この五百羅漢で殺人事件が起きます。確かになにか事件が起きても不過ぎではなさそうな薄暗く、異様なムードが漂う場所でした。熊に注意の看板もあちこちに立てられていました。

カーナビにも出てこず、観光地化されていない忘れ去られたような場所ですが、遠野に来ればこの異空間というかパワースポットはぜひ一度見ておくべきでしょう。

釜石自動車道遠野IC付近からのクルマでの行き方をGoogleMAPで示しておきましょう。Googleサイコー!カロナビ役立たずめ(しつこい)

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 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

遠野観光を終え、ちょっと後ろ髪を引かれる思いですが、このあとは一気に騒々しい関東へ向かいます。

遠野から関東へ向かう場合は、釜石自動車道から東北自動車道へ入り、そこからまっすぐ南下して帰るのが普通ですが、ちょっと寄り道し、仙台から2015年に全線が開通した常磐自動車道経由で帰ることにしました。

途中、事故を起こした福島第一原発近くの帰宅困難地域のまっただ中を通り抜けていきます。

5年前(事故から2年後)に、南相馬市から住む人がいなくなっていた浪江町まで国道6号線を南下しましたが、その時は警備員など通行整理をしている人たちは防護服を着ていたりマスクをしていました。それと比べるとこうして自動車で通過できるようになり放射能汚染度はかなり減衰しているようです。

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しかしこの汚染地域は、ひっそりとしていて、住宅にも2階までツタが絡まっていたりして、今後何十年ものあいだ人が住めない空白地域となるのでしょう。

空いた道を淡々と走り続けてきましたが、常磐道から首都高へ入ったとたん渋滞に巻き込まれ、現実に引き戻されました。

その後一般道に降りてからも246号線の事故渋滞にもひっかかり、川崎の自宅に着いたのは、予定よりも30分遅れの20時ちょうどでした。渋滞がない東北がホント羨ましい。


この日の走行距離 600km
かかった時間 11時間(休憩・観光含む)
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3日間総走行距離 1715km
かかった時間 37時間(休憩・観光含む)
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当初の計画通り、3日間で1700kmを走破できました。

初めての高速長距離連続走行&峠道では高回転走行(レッドゾーン7100回転までフルに回してみました)でしたが、途中、VWポロ君に異常は発生せず、途中でエンジンオイルも点検しましたが特に減ってはなく、DSGミッションも猛暑の中で酷使した割には順調でした。

レガシィの時にはレカロシートを後付し、ランエボでは最初からレカロが付いていて、長距離でもあまりお尻が痛くならずよかったのですが、さすがに軽のN-WGNの時は長距離走ると柔らかめの平らなシートでお尻が痛くなってたいへんでした。

ポロはというと、レカロシートではないものの、固めでしっかり横サポートがついたセミバケットタイプのシート(GTI仕様)だけに、長距離座って運転していても、とても楽で、お尻も痛みませんでした。さすが大衆車とはいえレカロを生んだ国、ドイツ車だけあります。

燃費は、満タン法でガソリン消費量が115.27L、平均で14.88km/Lという結果になりました。このクルマのカタログ燃費10・15モード燃費は16.6km/リットルですから、実走行達成率?は90%です。

峠道ではスポーツモードに切り替え、高回転でぶん回しましたので、平均で14.88km/Lという燃費は私にしては上出来です。

街中だけの普段使いの燃費は10km/Lに達していませんので、今回は想定燃費を12km/L程度で想定し、どこでガソリン補給をするべきか事前に予想を立てていましたが、予想してたよりずっと燃費が伸びて、帰りも岩手県遠野市で給油し、川崎まで(約550km)無給油で楽勝でした。

高速走行後、給油した直後のメーターのRange(可能走行距離)では、700kmを超えていましたので、高速走行ができれば東京から福山市(広島県)辺り(700km)まで無給油走行ができそうです。

東北激走ツアー2018 番外編へつづく


東北ツアー・シリーズ
東北被災地応援ツアー1日目(岩手、宮城、福島 2013年1月)
続、東北被災地ツアー その1(宮城、福島 2013年8月)
東北縦走 その1(福島・山形 2014年8月)



posted by makan at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行/ドライブ
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