三菱自動車のギャランというブランドのクルマは、1969年に初代が、1973年に2代目が登場しましたが、初代の大ヒット(31万台)に対し、その成功体験からかキープコンセプトデザインだった2代目は19万台と不発に終わりました。
そこで、3代目ギャランは大きく舵を切り、斬新な欧州車風のデザインとスタイリッシュな若々しさを打ち出し、車名もギャランΣ(シグマ)として1976年〜1980年まで販売されました。
Σはギリシア文字で、英語のSに該当します。つまりΣはセダンを表し、同じシャーシを使った2ドアクーペスタイルのギャランΛ(ラムダ)のΛは英語のLで、ラグジュアリーを指していると言われています。
当時、小型セダン市場は日産ブルーバードとトヨタコロナのBC戦争が主流でしたが、一時期はそこに割って入るほどの勢いと人気がありました。
ボディ形状は、4ドアセダンとエステートバン(商用)の2種類で、エンジンの丈夫さが気に入られタクシーにも多く採用されていました。
国内生産台数は33万8367台で、ギャランシリーズとしては大ヒットした初代を抜き、2005年までのギャランの歴史の中で最多のヒット作となりました。
パンフレットは、FMC直後の1976年(昭和51年)5月版、1850と2000シリーズだけをフューチャーした1977年5月版、同1977年にMCA JETという三菱独自のシステムで排ガス規制の53年規制適合したギャランΣ1600ccシリーズの3種類と、1977年5月の価格表です。
写真は低画質ですので、写真下のリンクから高画質のPDFでご覧ください。
1970年代後半頃から80年代にかけて収集した新車のパンフレット(カタログ)を不定期にアップしていくというシリーズです。JPG画像やPDF画像を転載や他で使う場合は、出典とリンクを記載してください。 |
●次回予告
日産 S12型 4代目 シルビア●
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