2023年03月29日

旧車パンフレットシリーズ80(トヨタ T160型 8代目コロナクーペ)



トヨタのコロナシリーズとしては8代目にあたるT150/T160型(1983年〜1987年)は、通常のFF4ドアセダンと別にセリカやカリーナEDとシャーシを共有した2ドアクーペが設定され、1985年に登場しました。

それはセリカがハッチバッククーペだけとなり、ノッチバッククーペがなくなってその穴をこのコロナクーペで埋めるという目的があったようです。

エンジンも共通で、2.0L DOHC16バルブの3S-GELU(136ps)、1.8L SOHC8バルブの1S-iLU、1.6L DOHC16バルブ・EFIの4A-GELUの3種類です。後のMCでは2.0L DOHC16バルブエンジンの3S-FELU型や1.8L DOHC16バルブの4S-FiLU型が追加・変更されます。

国内の登録台数は、通常のコロナセダンが1983年〜1987年の4年間で63万5千台だったのに対して、こちらのクーペは1985年〜1989年の4年間でわずか3万4580台(約5%)でした。

同時に発売されたセリカやカリーナEDが広い世代に好調に推移したのに対して、オッサンが乗るイメージで地味なコロナに主に若い独身族が主要なターゲットの2ドアクーペは合わなかったのでしょう。そのままセリカクーペとしていればもっと売れていたかも知れません。

もちろんトヨタは想定内だったでしょうけど、やっぱり国内では、2ドアクーペより4ドアセダンのほうが圧倒的に数が売れるというのがわかります。

パンフレットは、デビュー時の1985年(昭和60年)8月版です。

写真は低画質ですので、写真下のリンクから高画質のPDFでご覧ください。

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1970年代後半頃から80年代にかけて収集した新車のパンフレット(カタログ)を不定期にアップしていくというシリーズです。JPG画像やPDF画像を転載や他で使う場合は、出典とリンクを記載してください。

●次回予告 三菱 A12*型 3代目前期 ギャランΣ
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旧車パンフレットシリーズ52(トヨタ T120型 5代目 コロナ)
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2023年03月25日

旧車パンフレットシリーズ79(日産 BK10型 Be-1)



日産Be-1はバブル景気の絶頂期、1987年に発売された「パイクカー」(スタイリング優先の変わり種車)で、当時の日産がいかに自信と余裕があったかというのがわかります。

こうしたパイクカーは、このBe-1がある程度の成功を収めたせいか、日産からその後「パオ」(1989年)、「フィガロ」(1991年)と出てきます。

基本骨格は初代マーチ(1982年〜1992年)のものを使い、スタイリングデザインは各種のデザイナーを集めてコンペをおこない、その中から服飾デザイナーなどが中心に作ったB-1案を採用、車名の由来となっています。

販売台数は限定1万台とされ、予約は(表向きは)2ヶ月ですべて完売したと言うことです。

エンジンは1種類、987cc 直4OHC 52psで、ミッションはMTとATの2種類がありました。ボディカラーは特徴的な4種類で、中でもイメージカラーのパンプキンイエローは、こうした可愛らしい車によく似合っていました。

新車当時の販売価格は129.3万円(MT)〜134.8万円(AT)でしたが、2023年3月時点で程度がよい中古車は300万円を越えています。

パンフレット(カタログ)は、発売当時の1987年(昭和62年)1月版です。

写真は低画質ですので、写真下のリンクから高画質のPDFでご覧ください。変則的なパンフレット形状のため、一部に重複があります。

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1970年代後半頃から80年代にかけて収集した新車のパンフレット(カタログ)を不定期にアップしていくというシリーズです。JPG画像やPDF画像を転載や他で使う場合は、出典とリンクを記載してください。

●次回予告 トヨタ T160型 8代目コロナクーペ
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2023年03月22日

旧車パンフレットシリーズ78(ホンダ EF型 4代目 シビック)



4代目シビックは2代目、3代目と同じく4年サイクルのモデルチェンジで、1987年から1991年まで販売されました(5ドアのみ1996年まで)。

キャッチフレーズは「グランドシビック」で、前代モデルの「ワンダーシビック」から、やや落ち着いた完成度が高そうなイメージがあり、たいへんよく売れたモデルです。

テレビCMでは、映画「冒険者」のテーマ曲でもあった「レティシア」が口笛で流れたのが印象的でした。ただこの曲は、聞くと映画のシーンが思い出され涙がジワーと出てくる人も多そうで、新車のイメージ曲に相応しいかどうかは人によるでしょう。

ホンダ(と言うか広告制作会社)は、3代目シビックのルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」や、2代目プレリュードの「ボレロ」、初代シティのMADNESS「In the City」などCMに使う曲の選定が当時は群を抜いていました。

ボディ形状は前代と同様、3ドア、4ドア(セダン)、5ドア(シビックシャトル)の3種類でしたが、プレリュードやアコードなどと同じ4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンション、最終モデルには高性能のVTECエンジンを搭載するSiRグレードの追加など、新しい試みもされました。

新車登録台数は4年間で58万2399台で、8年間で68万台を売った初代シビックには総台数で及びませんが、歴代2位、年間平均販売台数1位は現在まで破られていません。

パンフレット(カタログ)は、1987年(昭和62年)9月版です。

写真は低画質ですので、写真下のリンクから高画質のPDFでご覧ください。

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1970年代後半頃から80年代にかけて収集した新車のパンフレット(カタログ)を不定期にアップしていくというシリーズです。JPG画像やPDF画像を転載や他で使う場合は、出典とリンクを記載してください。

●次回予告 日産 BK10型 Be-1
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旧車パンフレットシリーズ63(マツダ BF型 6代目 ファミリア ハッチバック)
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2023年03月18日

旧車パンフレットシリーズ77(スバル BH型 3代目 レガシィツーリングワゴン)




1998年にデビューした3代目レガシィは、6月にステーションワゴン(BH型)が登場し、半年遅れの12月にセダン(BE型)が追加され、いずれも世紀をまたがり2003年まで販売されました。それゆえ「新世紀レガシィ」というキャッチコピーが使われていました。

すでに初代(BF型)、2代目(BG型)レガシィでステーションワゴンのトップランナーとなり、さらに悪路や雪道だけでなく、一般道でも威力を発揮する4WD技術にも優位性がありました。

エンジンはトップグレードには前代モデルから引き続きインプレッサWRXと同じ水平対向DOHC4気筒エンジンにシーケンシャルツインターボを載せ、後期には派生型で主に北米や豪に輸出していたランカスター(輸出名アウトバック)に水平対抗6気筒エンジン仕様もありました。

この3代目レガシィの特徴はリアサスが変更されて荷室が大きく拡がったことや、ヘッドライトにディスチャージヘッドランプ(キセノンやHIDなどと呼ばれることもある)を装着したモデルがありました。

またこの3代目レガシィまでは、ランカスター以外は5ナンバーサイズに収まり、日本の道路やインフラに適したモデルでした。

個人的には、当時家族が多かったこともあり、1998年にBH-A型を購入し、たいへん気に入って9年半乗っていました。

私のマイカー遍歴 その2

新車登録台数は、セダンBE型を含めて5年間で25万6849台でしたが、スバルとしてはこの頃から国内販売よりも輸出や海外生産が急増し、国内向けよりも海外向けを意識した車種を増やしていく変換点となったクルマです。

パンフレット(カタログ)は1998年のデビューから1年が経過した最初の年次改良(B型)時のもので、上位グレードにアルミボンネットやブラックフェイスメーターが装備され、新たなグレードE-tuneが追加された1999年5月版と、このレガシィを元にチューニングしたトミーカイラtbのパンフレットの2種類です。

またオプション品などのアクセサリーブックは「旧車パンフレットシリーズ48(スバル BE型 3代目 レガシィB4)」の最後にアップしています。そちらも一緒にご覧ください。

写真は低画質ですので、写真下のリンクから高画質のPDFでご覧ください。

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1970年代後半頃から80年代にかけて収集した新車のパンフレット(カタログ)を不定期にアップしていくというシリーズです。JPG画像やPDF画像を転載や他で使う場合は、出典とリンクを記載してください。

●次回予告 ホンダ EF型 4代目 シビック
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旧車パンフレットシリーズ30(スバル BG型 2代目 レガシィツーリングワゴン )
旧車パンフレットシリーズ15(スバル BF5型 初代 レガシィツーリングワゴン)
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2023年03月11日

旧車パンフレットシリーズ76(日産 BNR/HNR32型 スカイラインGT-R/GTS-4)



1989年にFMCした8代目R32型スカイラインに3ヶ月遅れて追加されたのが、ケンメリ2代目KPGC110型GT-R以来16年ぶりに登場したGT-RとGTS-4です。

この2グレードは高性能フルタイム4輪駆動モデルという特徴があり、GT-Rに4輪駆動が加わるのはこれが最初です。

今回のパンフレットは、その8代目スカイラインとは別に作られたGT-RとGTS-4だけのもので、その2グレードの違いは、2リッターモデルで5ナンバーサイズ、4ドアと2ドアの2種類があり、5MT以外にATもあるのがGTS-4、ボディ幅が拡がり、エンジンは2.6リッター、ブレーキが強化され、2ドア、5MT、タイヤは太くなり、バケットシートで4人乗車がGT-Rです。

販売は1989年から1994年までで、GT-Rだけで4万3千台が販売されました。パンフレットはGT-Rの標準モデルですが、その後GT-R NISMO(1990年)、Vスペック、VスペックN1(1993年〜)、VスペックII(1994年)が追加、変更されていきます。

性能やうんちくはパンフレットを見てもらうとして、個人的な関わりを少しだけ書いておくと、当時2ドアのホンダプレリュードSiに乗っていた私は1993年に次に乗り換えるクルマを探していました。二人目の子供が生まれたので次に乗るのは2ドア車でも後席が広い車か4ドア(5ドア含む)車で、走りは犠牲にしたくないからセダンかワゴンがいいなぁと思っていました。

その時に候補に挙がったのが、(2ドアですが)このR32型GT-Rと、ランチアデルタ HFインテグラーレ、ランサーエボリューション(初代)、インプレッサWRX(初代)の4台でした。そのうち試乗できたのはWRXだけでしたが、この4台はディーラーまで行って価格の交渉までしました。

車両本体価格は、WRXとランエボがほぼ同じで280万円ほど、GT-Rとランチアの価格は450万円ほどで、WRX・ランエボより170万円ほど高かった記憶があります。

ショールームでランチアの現物を見たとき、綺麗な仕上げの日本車を見慣れているとあまりに雑なイタリアンな外装塗装や内装のチャチな仕上がりで、営業員から「雨漏りは覚悟してください」と言われてまず脱落、次にこのGT-Rは「欲しいなら売ってやってもいいけど」的な高飛車な物言いをする日産ディーラーの営業マンに嫌気がさして脱落しました。

もしかしたらあの時、日産の営業員と意気投合していれば、買っていたかもしれないクルマだと思うと、ちょっと懐かしく、実際に買って乗っていた人が羨ましく思います。

パンフレット(カタログ)は、1989年5月にR32型スカイライン(標準型)がFMCした時に同時に制作されたもので、GT-RとGTS-4は8月21日からの販売で予約受付中となっています。価格表もあります。

写真は低画質ですので、写真下のリンクから高画質のPDFでご覧ください。

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1970年代後半頃から80年代にかけて収集した新車のパンフレット(カタログ)を不定期にアップしていくというシリーズです。JPG画像やPDF画像を転載や他で使う場合は、出典とリンクを記載してください。

●次回予告 スバル BH型 3代目 レガシィツーリングワゴン
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