3代目シルビアは、B310サニーやA10バイオレットのベースを利用して、流麗なクーペやハッチバックの皮をかぶせたスペシャリティーカーで、1978年から1983年の4年間製造販売されていました。
またこの3代目と次の4代目には、販売店が違う兄弟車としてオプションで選べるボンネットに派手なデザインのデカールが印象的だったガゼールが加わりました。テレビドラマ西部警察で石原裕次郎が乗っていたのはこのガゼールのオープンモデルで市販はされていません。
シルビアというと、クリスプカットが美しい初代と、そのずっと後に競合する大ヒットしていたホンダプレリュードを徹底的に研究して作られた5代目S13型、それにドリフトマシンとして人気の最終型7代目S15型が人気でしたので、それらに挟まれた話題性が少なくあまりパッとしない不遇なモデルでした。
それでも当時の日産は頑張っていて、国産車初のドライブコンピュータや、夜のデートにもってこいのトータルイルミネーションシステムなど、80年代初めのスペシャリティーカーとして、どれだけ役に立ったかどうかはともかく、うまい演出を考えて次々と実装していました。
また、日産はこのS110型シルビアを使って、サーキットで競うシルエットフォーミュラや、WRC世界ラリー選手権に復帰し、その経験を元にしてWRCでは次の4代目S12型シルビアで優勝し結果を出すことになります。
パンフレットは、一番最初の1979年(昭和54年)3月版と、1982年WRCでシルビアが活躍するタブロイド風別紙の2種類です。
写真は低画質ですので、写真下のリンクから高画質のPDFでご覧ください。
![]() |
silvia3_01 |
![]() | ![]() |
silvia3_02 | silvia3_03 |
![]() | ![]() |
silvia3_04 | silvia3_05 |
![]() | ![]() |
silvia3_06 | silvia3_07 |
![]() | ![]() |
silvia3_08 | silvia3_09 |
![]() | ![]() |
silvia3_10 | silvia3_11 |
![]() | ![]() |
silvia3_12 | silvia3_13 |
![]() |
silvia3_14 |
![]() |
silvia3_15 |
![]() |
silvia3_16 |
![]() |
silvia3_17 |
![]() | ![]() |
silvia3_18 | silvia3_19 |
![]() |
silvia3_20 |
1970年代後半頃から80年代にかけて収集した新車のパンフレット(カタログ)を不定期にアップしていくというシリーズです。JPG画像やPDF画像を転載や他で使う場合は、出典とリンクを記載してください。 |
●次回予告 マツダ BF型 6代目 ファミリア ハッチバック
●旧車パンフレットシリーズ一覧
【関連リンク】
旧車パンフレットシリーズ12(ホンダ SN型 2代目 プレリュード)
旧車パンフレットシリーズ11(日産 S13型 5代目 シルビア)
旧車パンフレットシリーズ14(マツダ FC3S・FC3C型 サバンナRX-7)
◆ランエボからN-WGN経由ポロGTI日記 つるかめつるかめ INDEX