三菱の2ドアスペシャリティカーのギャランGTOとギャラン2ドアハードトップの二つからバトンを受けたのがこのギャランΛ(ラムダ)で、初代モデルは1976年〜1980年の5年間販売されました。
それまでのギャランは、4ドアセダンと2ドアハードトップとはギャランというひとつのブランドで販売されていましたが、このときから2ドアはΛ、4ドアはΣとスタイルも大きく変えて登場しました。
Λ(ラムダ)はギリシャ文字で、英語に変換すると「L(エル)」に該当し、つまりラグジュアリー(Luxury)を表しています。同様にギャランΣ(シグマ)のΣは英語では「S」でセダンを表しています。
エンジンは当初は1600cc、2000ccの2本立てでしたが、後期には3ナンバーとなる2600ccモデルも投入されました。おそらくこれは海外輸出用モデル(輸出名はSapporo)の国内導入だったのではないかと思われます。
角形4灯ヘッドランプや1本スポークのステアリング、折り曲げたようなラップアラウンドリアウインドーなど、デザイン的には斬新さを強調したクルマでした。
ただ、個人的にはこのクルマのイメージがスポーティに寄せたギャランGTOに比べると、ラグジュアリーに振ったため、どうもジジ臭い感じがしました。イメージカラー(CMなどに使われるクルマの色)が落ち着いた茶色だったことも影響しています。
2代目Λもこの初代と同様のキープコンセプトでしたが、3代目はなく、後継には再びスポーティに戻したスタリオンへとつながっていきます。生産台数、販売台数はちょっと調べたところでは判明しませんでした。
パンフレットは、発売開始から1年後の1977年5月版と1977年8月版です。
写真は低画質ですので、写真下のリンクから高画質のPDFでご覧ください。
1970年代後半頃から80年代にかけて収集した新車のパンフレット(カタログ)を不定期にアップしていくというシリーズです。JPG画像やPDF画像を転載や他で使う場合は、出典とリンクを記載してください。 |
●次回予告
ホンダ CB/CC型 アスコットイノーバ●
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posted by makan at 10:00
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