ビガーは当時ホンダの販売店が3系統(アコード中心のクリオ、インテグラやプレリュードのベルノ、シビックのプリモ)に分かれていて、クリオ店で販売されていたアコードの兄弟車としてベルノ店で販売するために分けられた派生モデルです。
ビガーの初代は1981年から1985年、2代目は1985年から1989年まで、そして今回のCB5型3代目が1989年から1995年まで販売されています。
この3代目からはホンダの最上級モデルレジェンドとアコードとの中間に位置するモデルとして誕生した「アコード インスパイア(後にインスパイア)」の兄弟車となります。
当時はトヨタが6気筒エンジンを搭載したマークII3兄弟が圧倒的な人気でしたが、それに向けたホンダは5気筒エンジンのインスパイアとビガーの2兄弟で勝負を挑んだという図式です。
ただ当時はまだ、大衆車や小型車は車室内やトランクルームが広くとれるFF、走行性能や違和感がない運転フィールから上級車はFRというイメージが強くあって、上級車種にもFFしか持たないホンダは苦戦を強いられました。
6年間で国内の登録台数は8万6209台でしたが、兄弟車のアコードインスパイアは同時期で20万3787台でしたので、販売店の数や知名度の差があったとは言え、低調だったと言えるでしょう。
ちなみに同時期のマークII3兄弟(マークII+クレスタ+チェーサー)の5年間合計登録台数は同時期のカローラの70万台(4年間)をはるかに凌ぐ約150万台に達していました。
パンフレットは1989年(平成元年)9月版と、別冊のメカニカルノート(MECHANICAL NOTES)、1989年9月1日の価格表です。
写真は低画質ですので、写真下のリンクから高画質のPDFでご覧ください。
1970年代後半頃から80年代にかけて収集した新車のパンフレット(カタログ)を不定期にアップしていくというシリーズです。JPG画像やPDF画像を転載や他で使う場合は、出典とリンクを記載してください。 |
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ダイハツ G10型 初代 シャレード モーターファン特集号●
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