3代目フェアレディZは、初代から2代目へ続いたキープコンセプトから、全タイプとも車幅を拡げ5ナンバー枠を超えた3ナンバーサイズに、エンジンをフェアレディZの特徴だった直列6気筒エンジンから、高級感のあるV型6気筒エンジンへの変更、さらに当時流行していた変形のリトラクタブルヘッドライトの採用など、内外とも大きく変わりました。
フェアレディZは国内よりも北米でより多くの台数が売れていたので、スタイルやエンジンは北米のユーザーの好みに合わせたものです。V型6気筒エンジンは、その後のフェアレディZに長く継承されていきます。
1983年(昭和58年)から1989年(平成元年)までの6年間販売され、生産台数は初代48万台、2代目42万台に続く歴代3番目の36万台でした。
V型6気筒エンジンは、2リッターと3リッターモデルがあり、それぞれにターボチャージャーが装備され、スポーツ性能を謳っていましたが、どちらかと言えばスペシャリティカーやラグジュアリーカーのイメージが強くなりました。
そこで、マイナーチェンジでは国内ユーザーからの要望が強かった直6ターボエンジンが追加されました。
この新型Z31型フェアレディZの車幅は1,725mmで、今の基準で見ると決して大きくはありません(現在のマツダロードスターND型の車幅は1,735mm)が、当時はまだ5ナンバーサイズが主流だった時代だったので、見た感じはものすごく大きく感じられ、1983年のFMCを待っていて購入を視野に入れていましたが、サイズと価格で断念しました。結局その時に購入したのは5ナンバーサイズのホンダプレリュードXXです。
パンフレット(カタログ)は、発売開始時の1983年9月版と、ビッグマイナーチェンジがおこなわれた1986年10月版の2種類です。
写真は低画質ですので、写真下のリンクから高画質のPDFでご覧ください。
1970年代後半頃から80年代にかけて収集した新車のパンフレット(カタログ)を不定期にアップしていくというシリーズです。JPG画像やPDF画像を転載や他で使う場合は、出典とリンクを記載してください。 |
●次回予告
1975年型フォード/ヤナセ LINEUP'79●
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